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上の写真は見ての通り、私の名刺が折られたものです。名刺を折り曲げて叩き返されたのは10年を越える社会人生活で初めてです。以前、田中長野県知事が目の前で名刺を職員に折られていたのをTVで見ましたが、実際にやられてみると相当後味が悪く屈辱的でした。


先週、民放テレビ局の取材を受けるべく市民病院に赴きました(放映日程は未定)。病院職員、患者のご家族からの取材が終わった後、記者から院長の話を聞きたいとの依頼を受け、私は記者・カメラマンと共に院長室に向かいました。以下はやりとりの概要です。


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院長室のドアを私が開ける。


私:「こんにちは。T院長少しお時間を頂けますでしょうか。テレビ局の取材が来ておリます。(改めて名刺を渡す)」


T院長:「・・・・無言(かなりご立腹のご様子)」


記者:「はじめまして。○○○の▲▲です。(名刺を渡す)今回の市民病院のことで一言コメントを頂けないでしょうか?」


T院長:「内科医大量辞職以降マスコミにさんざん誤解されてひどい目にあったから、今回何も話すことはない。そもそも事務局を通してアポを取ってくれないと会えない。また、一市会議員が偏った考え方で来られても困る(私は挨拶しただけなのに)。」


T院長と記者の間で数分間のやりとり(T院長:何も話せない⇔記者:患者・職員・市民のために院長は責任者として話す義務があるのでは)


記者:「ではノーコメントということでよろしいですね(キッパリと断定口調)。」


T院長:「そういうことではなくて・・・(以下は上記と同じ)。ということで、名刺は代えすよ。(そこで私と記者の名刺をわざわざ折り曲げて返却)」


私と記者は唖然としながら名刺を受け取り院長室を出る。


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T院長あなたはいったい誰から給料をもらっているのか。

このようなスタンスで職員や患者と話したらまとまる話もまとまらないのではないか。

そもそも、内科医大量辞職やその後の医師確保の難航、巨額の赤字など、病院設置者としての市長への風当たりが強いが、問題の根本は別のところにもあるのではないかと思わざるを得ない出来事だった。


そういえば、市長が「病院長の人事権は私にはない。」と繰り返していたなあ。。。