はじめに言っておきますが、
私的な技術的興味と、自分用のメモ書きですので、
同じ事やって壊れても保証できませんし、
私も責任取れません。
更に、当たり前ですが、
メーカーサポートも受けられなくなりますので、
注意してください。
あくまでも利用する分には参考程度に個人の責任の範囲で。
ちなみに質問にも答えません(答えられません)。
LS-WXL/R1シリーズ
http://buffalo.jp/products/catalog/storage/ls-wxl_r1/
RAID-0,1対応の1000BASE-T対応の意外といいNASです。
当たり前ですが、RAID-1にした場合には、
同じデータを2台のHDDに書き込みますので、
入っているHDD容量の1台分になります。
更に、OS領域が削られるのと、1G=1024M換算なので、若干少なく感じるかも知れません。
欠点はスイッチを「Auto」にしているとユーティリティ入っているPCが起動しないと
連動するため、スリープ状態です。
しかもユーティリティはWindowsのサービスに登録されるくせに、
ブロードキャストパケットで起動しているっぽく、家庭内の別ネットワークからはユーティリティがあっても
起動できません。
もちろん一般ユーザー向けなので、複数ネットワーク非対応なのもわかるのですが、
全ての端末にLinkNavigator入れるのもかったるいので、「ON」にしたままにしてますが、
アクセスが無くてもHDDは回転したままです。
あまり頻繁にHDDのON&OFF繰り返すとHDDの摩耗も早いのですが、
回転したままはどうよ?。。。それはそれでHDDの摩耗が早いはずです。
# 1時間アクセスなかったらStandbyにして欲しいですかね。
Debianで動いているので、「hdparm」とかつっこもうかと試みましたが、
NASが動いている事が最優先でしたので、いじり倒すのはやめにしました。
で、HDD換装です。
普通ですと、HDD取りだしてパーティションコピーして・・・。とかやるのですが、
HDD2台入っているので、工場出荷時設定であれば、そのまま片方ずつ入れ替えるだけ。
工場出荷時でRAIDが組まれている場合には解除が必要です。
まずは出荷時の動作確認。私のはVer.1.31でした。
一通り初期不良が無いっぽい事を確認して、シャットダウン。
HDD[2]を新しいHDDに入れ替えて、
[ファンクションスイッチ]による初期化起動
http://buffalo.jp/download/manual/html/lswxl/
# ちなみにWestern Digitalの「WD20EARS-00MVWB0」にしてみました。
# 667Gプラッタですが、ジャンパなしで普通に認識しました。
勝手にOS領域をコピーしてくれます(ある程度時間かかります)。
無論、データ領域は未フォーマットなので、[ディスク2]を選択して、
[ディスクチェック]と[ディスクフォーマット]を実行。
ファンクションランプや、ERRORランプが消えたら、
再度シャットダウン。
この段階で元のHDDは両方とも不要ですので、
慎重に梱包^^;
# 無論この段階で別のLinuxで/etc/shadowとか
# パーティションのサイズとかいじりましたが、
# 数十Mbyte程度無駄が許せる人は何もしないでOKかと
新しくできたHDDを[スロット1]に挿入して、
[スロット2]にもう1台の新しいHDDを入れて、
[ファンクションスイッチ]による初期化起動。
無事に2T(RAID-1)のNASに変わりました♪
で、HDD惨事復旧です。
仕事でもないで好き好んでやった訳ではないですが、
メニューから[ディスクの取り外し]をやると、どうやら中身を空にしてくれるみたいで、
[ファンクションスイッチ]による初期化起動をすると、[ディスク1]を[ディスク2]にコピーするっぽく。
2本の空のHDDが出来上がった訳です。
他のモデルですが、HDD壊してしまった方々の例も多く、
Googleで検索してみるとtftpブートするみたいです。
いつの間にかFirmwareも後継版が出ていたらしく、
「ls_series-134.exe」しか落とせませんでした。
解凍すると、「***.img」のファイルがありますが、
実はパスワード付zipらしく、必要なのは「uImage.img」と「initrd.img」
拡張子をzipに変更して解凍。
# パスワードはぐぐってね~
「uImage-88f6281.buffalo」と「uImage-88f5182.buffalo」ができたが、
「uImage-88f6281.buffalo」のファイル名を「uImage.buffalo」に変更
あとは端末のIPアドレスを[192.168.11.1]に変更して、
1000BASE-TのクロスケーブルでNASと直結して
TFTPサーバを起動。
そのサイトでは「TFTPD」でやっていたが、
使い慣れている3CDaemonで実行。
ERRORランプが赤く点滅しているが、
その状態で、[ファンクションスイッチ]を数回押す。
無事にTFTPブート成功♪
と思いきや、パーティションが無いと怒られる。
参考にしたサイトでは、TFTPブートの段階で、
自動的にパーティションが作られると書いてあったが、
このシリーズはダメなのか。。。
パーティションを作ろうにも、
HDDはGPT。。。
仕方なく、GPTを理解できるgdiskをLinuxマシンにインストール
# gdisk /dev/sda
GPT fdisk (gdisk) version 0.6.8
Partition table scan:
MBR: protective
BSD: not present
APM: not present
GPT: present
Expert commandにてセクタサイズを1に変更
Command (? for help): x
Expert command (? for help): ?
a set attributes
c change partition GUID
d display the sector alignment value
e relocate backup data structures to the end of the disk
g change disk GUID
h recompute CHS values in protective/hybrid MBR
i show detailed information on a partition
l set the sector alignment value
m return to main menu
n create a new protective MBR
o print protective MBR data
p print the partition table
q quit without saving changes
r recovery and transformation options (experts only)
s resize partition table
t transpose two partition table entries
v verify disk
w write table to disk and exit
z zap (destroy) GPT data structures and exit
? print this menu
Expert command (? for help): l
Enter the sector alignment value (1-65536, default = 2048): 1
仕方なくパーティションを1から作成。。。
Command (? for help): p
Number Start (sector) End (sector) Size Code Name
1 34 2000000 976.5 MiB 0700 Linux/Windows data
2 2000001 12000000 4.8 GiB 0700 Linux/Windows data
3 12000001 12000001 512 bytes 0700 Linux/Windows data
4 12000002 12000002 512 bytes 0700 Linux/Windows data
5 12000003 14000000 976.6 MiB 8200 Linux swap
6 14000001 976773134 459.1 GiB 0700 Linux/Windows data
Command (? for help): w
Final checks complete. About to write GPT data. THIS WILL OVERWRITE EXISTING
PARTITIONS!!
Do you want to proceed, possibly destroying your data? (Y/N): Y
OK; writing new GUID partition table (GPT).
The operation has completed successfully.
で、パーティションをフォーマット。。。
# mkfs.ext3 /dev/sda1
# mkfs.xfs /dev/sda2
# mkswap /dev/sda5
パーティション3とパーティション4はフォーマット形式不明。。。
パーティション6はデータ領域なので、後からGUIでフォーマットする事にしました。
でもやっぱり、「パーティション情報が確認できません」。。。
そういえば、パーティション1,2,5はRAIDコンポーネントでしたね。。。
でも本体にログインできないし、作りようが無いじゃん。。。
# mdadm --create /dev/md0 --level=raid1 --raid-devices=2 /dev/sda1 /dev/sdb1
Linuxマシン上にはアレイはできるけど。。。
片方のHDD(縮退状態だけど)コンポーネント設定だけでもとか考えて、
# mdadm --create /dev/md0 --level=raid1 --raid-devices=2 missing /dev/sda1
いろいろ試してみましたが、
でもやっぱり、「パーティション情報が確認できません」。。。
そうこうやっているうちに何故か突然、
ファームウェアのアップデートが開始しました。。。(謎)
# しばらくTFTPブート状態で放置して食事していましたので、
# TFTPブートでのパーティション作成がいつの間にかできていたのかも知れません。。。
で、原因不明のまま無事に復旧♪
もう2度とこのNASさわりたくないです。。。
元のHDDから「dd」コマンドでパーティション戻せばいいじゃん?と思われるかもですが、
単にできるかどうかやってみたかっただけです^^;
もう1台のNAS「HDL-GSシリーズ」は古い分、NET上に情報多いので、結構遊んでます。
元々はrsync入れて自動同期が目的だったのですが、なぜかbind9動いてます。
必要ないんだけど、思い出したようにwebminとか入れてみました^^;
やっぱり、Samba4でAD動かしてみたいじゃん?
今動いているFedoraでやればすぐなんだけど、
NAS(Debian)でやることに特に意味はない(やってみたいだけ)です。
それにしても同じLinuxでも異なるディストリビューションでかなり文化が違いますね。。。
旧SYSTEM V系、Solarisや、Redhat系は多少さわれるスキルはあったつもりですが、
コマンドやファイル名系統やPathから違うともはや別のUNIXですね。。。