私はかねてから予定していた友人との飲み会に出かけました。
場所は吉祥寺。
家からは電車を乗り継いで1時間半くらいかかるでしょうか。
時刻は18時。
6人の友人が予定通り集まり、楽しい会が始まります。
ビールに始まり、ハイボール、焼酎、日本酒と次々に飲みます。
久々に集まった顔ぶれということもあり、話には花が咲き、次々にグラスは空になっていきました。
2時間ほど飲んだ我々は二軒目の居酒屋へ。そこでもワイン、カクテルなどを嗜みました。
さて、ここでも2時間ほど経って。
そこで事態は急変したのです。
気がつくと私は、
自宅の布団の上にいたのです。
さらに驚くことに時刻は飲み会の日の翌日14時。お昼を過ぎているではありませんか。
全く事態を飲み込めないまま、昨日の記憶を辿ります。
しかし、いくら思い出そうにも、激しい頭痛と全身の倦怠感に襲われ全く思い出せません。
ひとまず起き上がり、辺りを見渡します。
携帯は充電こそ僅かでしたが、そばにありました。財布の入ったカバン、定期入れもありました。
ひとまず失った物が無いことを確認して安心したのもつかの間、衝撃の事実に気がつきました。
なんと、自分はその時、パンツ一丁だったのです。
そして眼鏡が無いことにも気がつき、慌ててぼやつく視界の中、家中を探します。
そして、それはなんと脱衣場にあったのです。
「まさか、風呂に入っていた……?」
物理的に視界がクリアになったお陰で思考も冷静さを取り戻しはじめ、私はすぐに前日共に飲んだ友人に連絡をとりました。
もしかしたら私は昨日とんでもないことをしているのではいか。
相変わらず記憶は失ったままでした。
そして、友人からの返信。
「あぁ、昨日ね……。
……別に?普通に終電で帰って行ったけど?」
なんて事でしょう!
私は全く記憶に残っていないような状態にも関わらず、お会計をして、終電のあるうちに、電車に乗り継ぎ、自宅まで歩き、あまつさえ風呂に入っていたのです!
私は全身に鳥肌が立つほどの寒気に襲われました。その時、私の意識はどうなっていたのか。はたして自我を保っていたのか……。
それは今となっては誰も分からないことなのです……。
と、大袈裟に書いてみたのですが、全く怖くないですね。
ただの酔って記憶なくした話ですからね。
しかし、私本当に霊感というものに縁がないらしく、そういった怪談話は何一つ持っていないのです。
怪談では無く背筋が凍った話として、自宅の階段を照明をつけずに降りたところ、クシャと嫌な感覚が足の裏に……そこには、g
やめましょう。思い出したくもないです。
そんな訳でお酒は飲んでも飲まれるなというエピソードでした!ちゃんちゃん!
ちなみに、余談ですが、記憶のない状態で友達とは次の飲み会の約束をしていたそうです。
どんだけ飲みたいんだ自分……!!
ではでは!