楽しかった!
障害者・高齢者専門デリヘルを経営している山本さんと、大田区の社会人サークルColors主催のイベントでトークセッションしてきました♪


ばっちり二時間分の動画を配信してくれているので(感謝!)、シェアします。



この場には行きづらいけど聴いてみたかったって人は、長いけどぜひ見てみて!

なるべくライトにはじめてみてるよ~~


※※前半 トークセッションの概要※※

◆事業を継続していくための、ビジネスモデルの組み立て

◆「弱者救済」なんかではなく、もともと平等ではないものを、同じベースに持ってくるためにやってるから、障害者相手だから安くする、っていう発想はない

◆性への意識は、問題行動なのか?性的介助や、サービス利用に対する介助者側の嫌悪感を、ありなし議論にかぶせてしまっていないか?

◆求人広告は一切出していない。それでも、女の子の方から探し出して働きたいと言ってくれる。なんで?

◆在宅、グループホームではなく、病院や入所施設にいる人はどうやってサービスを受けたらいいの?

みたいな話をがっつり聞かせてもらいました◎


後半の質問タイム、めっちゃ盛り上がったので文章でも書きますね~◎

※※後半の質問タイム※※

◇障害当事者が、自分で気持ちよくなれるための自助具って?
→(神奈川県大の玉垣先生の記事の紹介)

◇車いすに乗っていたり、酸素マスクをつけていたりすると、本当に自分でも利用できるの?と不安になる。その不安にどう対応しているか?
→HPに利用してくれた人の声を載せている

◇高齢者の利用が少ないのは、女性が若いからではないか?今後熟女対応していく可能性はあるか?
→今は30~40代が多い。今後熟女も可能性として考えたい。今いないだけ。
ネットが使えないせいもあるかも。
紙媒体で宣伝ができない。
相談支援事業所や、施設に営業をかけていく手もありそうだ!

◇お店にアプローチしてくるのは本人?それ以外?
→9割本人。ネットでアプローチできない人はヘルパーが代行。家族はいない。

◇知的障害の人は受けている?
→知的の場合、二人っきりにした時のリスクをとれないので、現状受けられていない。課題。
精神障害の人は、山本さんが面接して可否を決めている。

「僕、OKですか?」に対しては、2次会で1時間の面接が入りましたドキドキ

◇部外者立ち入り禁止の施設にどうやって女の子を入れているのか?
→内通者に責任を負ってもらっている。
そうしないと、サービスが提供できない現状

◇ランニングコストの話をもう少し聞きたい。従業員数、稼働率。
→粗利率95%!
ランニングコストは、サーバー代と通信費のみ。
今の時代が味方している。
LINEやSNSを活用してもらい(女の子にもお客さんにも)徹底的に下げている。
メールができるお客さんは、頑張ってこちらもほぼやってくれる!

◇デリヘル同業者(あっち系の人)からの批判、嫌がらせは?
→電話を教えない、窓口はメールだけにして、嫌がらせ系は、返信せず受け流している。

◇まだまだ障害者の性はタブー視されている。障害者の側が発信いていきづらい状況の中で、性のバリアフリーは可能なのか?
→声に出すことは、本人次第だから、こちらは、受け皿を用意するだけ

◇お金を媒介にしてサービスをするのは、搾取、女性差別じゃないのか?健常者は付き合ったりお金なしでもできるけど、障害者はお金なしじゃできないこともある
→女性差別かについては、女の子たちは自分の意志でここにきて、やりたくてやっているので差別ではないと思っている。
→障害のあるなしに関わらず、世の中には障害がなくてもキモくて恋愛できないおじさんもいる。
恋愛市場においては、障害もブサイク、キモいおじさんも同じくらいのハンディキャップ!

◇そんなブサイク、障害えとせとらな人が道程を卒業して素敵になれるためのアドバイスを
→自分が見えていない人が多いかもしれない。
自分から見えている自分と、他人から見えている自分をすり合わせる努力をする。

◇普通の風俗店でも障害者が利用できるところもある。一般のところでも、できるところが増えていったら、特化型はどうなっていくのか?
→なくなっていくのが理想。「自分たちの組織がなくなることが最終目標」なNPO型の目標と一緒。
はんどめいど倶楽部がなくなっていく方向で動きたい。
風営法があるので、店舗型は建て替えが法律上できないこともあり、今後はデリバリー型が増えていくと考えている。

◇女の子の苦労話があれば
→障害をもった人に対する苦労話はあまり聞かない。
いちばんおもしろかったのは、お客さんのヘルパーに好かれちゃって、ストーキングまがいの行為を受けたこと。
その人は自分もはんどめいど倶楽部を使いたいが、健常者は利用できないので、聴覚障害と偽ってアプローチしてきた。

◇女の子は、どうしてこの場にきたのか?男性は、お客さんの立場として来そうだけど

(会場から)障害者と健常者に壁があるように、男性と女性にも壁がある。
女性が使うことへの偏見があるけど、今後の展望として可能性っはあるか?
→今、相談支援としてサポートしている。出張ホストを紹介したりも実績としてある。

◇知的障害の方が利用できる可能性の模索
→本人が了承してくれるならば、ヘルパーが待機しての利用、というのはあるかもしれない!
→障害の重い軽いで利用の判断はしていない。どちらかというとその人の性格の方を重視している。

◇女家族とのやりとり。女親と、男の子の関係の難しさ
→アンダーグラウンドなサービス過ぎて、家族と会える機会がない。
反応としては、けがらわしい、といった反応を受けることが多い。

◇本番はないのか?
→泣きつかれることが多い。死ぬまでに経験したい!と言われるが、100%断っている。法律遵守。
「お店として、続けていきたいから」

◇ひとつのサービスは何分くらい?
→普通の人より、入浴時間がかかるので、90分、120分がスタンダード。

◇提供する側になりたいと思っている。女の子は何人くらいでスタートしたのか?
→最初は一人。一緒にやろう!という人を見つけて始めた。
お客さんへの宣伝もHPのみ。
風営法があって、営業がかけられない決まりがある。
だから、こういった機会やテレビ出演などのチャンスは、逃さず受けている。
本当にやっている場所がないから、地方からもニーズがありエリアはすごく広い!
名古屋の人は、サービス2万5千円+旅費2万5千円出してでも呼んでくれるバイタリティ!!