やっと読めた、鎌倉投信の新井さんの本。

「何を以て、何を為すか?」

何年も前に、高野さんからいただいた問いを思い出す本でした。

投資は「きれいごと」で成功する――「あたたかい金融」で日本一をとった鎌倉投信の非常識な投資のルール/ダイヤモンド社

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やってることはもちろん、見ているところが共有できることが、まごころで人とつながり信頼の輪を育てていくために大事なんかな~。


「勝つためではなく、応援するためにお金を投じる」

コツコツ投資を始めたばかりの頃は、お金のことなんて全然知らないし、「まごころで日本のいい会社を応援できる!素晴らしいことじゃないか~♪」と寄付のような感覚で鎌倉投信にお金を投じていたのだけれど。

最近自分の会社のことを考えるうえで、お金についてちょっとずつ勉強するようになって、その【応援】のインパクトを衝撃的なレベルで感じてる(;゚Д゚)


お金がすべて。ではないけれど、どんなに理念が素晴らしくても、資金がうまくまわるビジネスモデルが苦労の末になんとか出来上がりつつあっても、資金繰りがショートしてしまえばあっけなく会社は終わる・・・らしい。


鎌倉投信が応援している会社の中には、本の中で紹介されている創業期のトビムシのように、黒字になっていない会社もあって、金銭的なリターンだけを結果として評価するなら、そんな会社にお金を投じるなんて「ナシ」なんだろうけど。

「トビムシがつぶれるリスクと、トビムシという会社が社会からなくなってしまうことで生じる損失を比べたとき、お金を出さないという選択はありませんでした」と、そのころも新井さんは言っていたように思います。


本の中で紹介されていた竹本さんの言葉。
「多くの金融機関は、危機を乗り越えたあとにお金を入れる。でも鎌倉投信さん(の結い2101)は、危機を乗り越えるためのお金を入れてくれた。」


牧さんが、京都で単月黒字化を発表していたシーンがぶわっと蘇ってきて、この冒頭部分の新井さんと竹本さんのやりとりだけで泣けるのが、いわゆる鎌倉ヘンタイ集団かもしれません。。。(ノД`)・゜・。



そういえば、「お金って汚いよね。投資投資言ってるサトリエ、そうやって人を誘って金儲けしたいだけなんじゃないの?」と言われることも若いころはしばしばありましたが・・・

そうやって投じられたお金が、命をつなぐ水となって、会社に再び血を通わせ、社会に役立つ事業がそこで行われたとしたらどうよ?

そのお金の、どこがきたないんだろうね。



そして鎌倉さんは、そこに集った人と人のつながりの中から、企業と企業、人と人がさらに出逢い、つながり、新しいシナジーを生み出していく、そんな「場」としての機能を強く持っているように思います。

新井さんの触媒っぷりは、はたからみていても心からワクワクがこみ上げてきちゃうのです~~(*´з`)

ファンドマネージャーとしての、運用の腕がもんのすごく素晴らしいのは(詳しいことはよくわからんけど)もちろんとっくに知ってるんだけど(;゚Д゚)


新井さんを「ずるいなぁ~」と感じてしまうのは、この人と人をつないで新たなシナジーが生まれることの触媒となれる能力、そうやって、「わ」をどんどんどんどん大きくしていける、そんな「人たらし」能力の影響の方が、私にとってはとってもとっても大きいなぁと思っています◎


そのエネルギーは、直接お会いして間近で体感するのがいちばんなので、これからも会いに行きまーす(*^^*)


鎌倉さんを通じて、「この人と出会えて幸せだな~~」と思わず唸ってしまう人が周りにはたくさんで、新井さんには本当に本当にお世話になりまくりです。。。


この本にも、これから知り合い中をめぐってパワーのおすそわけをしてきてもらおうと思いますドキドキ


メモこの本について、「わ」に集うみなさんが書いてるレポート!メモ

サーチ“いい投資”探検日誌 from 新所沢 m@さん

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