ひとり言セラピーでは、人が変わるには6つの段階をきちんと踏む必要があると教えています。
①観察、②探求、③承認、④選択、⑤応援、⑥行動の6つです。
昨日はこの内の③承認のお話をブログに書きました。
まだ、読んでいない方は、上記のブログを読んでくださいね。
今日は、①観察のお話をしたいと思います。
インターネットで「観察」を調べてみると。
事物の現象を自然の状態のまま客観的に見ること。
とあります。
自分を観察する際、この"自然の状態で観察する"ことがとても大切となります。
頭の中であれこれ考えるのではなく。
ありのままの自分の気持ちやひとり言を聞いてあげるということです。
今自分がどう感じているのか?
どう思っているのか?
それを聞いてあげます。
正直な自分の感情と思いを観察します。
あれこれ頭で考えていると、それが分からなくなっていることがあります。
本当は嫌なのに、嫌と思ってはいけないと頭で考えて、嫌という気持ちに蓋をしてしまったり。
本当はめちゃくちゃ嬉しいのに、喜ぶのが恥ずかしいと思ってそれを控えてしまったり。
それをずっと繰り返していると、自分の正直な気持ちや思いが自分でも分からなくなってしまいます。
そういう場合は、分かるまで観察します。
日常的なことから自分の正直な気持ちや思いを聞く練習をします。
例えば、お腹が空いたとき。
何が食べたいのかな?ということから自分の正直な気持ちを聞いていくのも良い方法です。
つい頭で考えて、太りたくないからとかカロリー控えめのものを食べようとか。
なるべく安い方がいいからとか値段で決めるとか。
そういう視点で選択していると。
本当に今、自分は何が食べたいのかも分からなくなってしまうからです。
食べ物のことだと大したことないように思うかもしれませんが。
これが自分が悩んでいることだと。
本当に自分はどうしたいのか?
どう感じているのか?
分からなくなってしまう時があります。
そんな時は焦らに、丁寧に自分の声に耳を傾けます。
この自分の正直な気持ちやひとり言を聞く観察ということが出来ないと次のステップには進まない方が良いです。
無理に進んでも表面的なことしか分からず。
結果、思い込みを発見出来ません。
ですので、ひとり言セラピーでは、この観察が1番重要だと考えています。
普段から正直な自分の気持ちやひとり言に耳を傾けてあげて下さいね。
次のステップは、別の機会に書きたいと思います。