皆様、久々の更新になってしまってすみません。
東日本大震災から10日が経ちましたが、いかがお過ごしですか?
今だ変わらず避難所生活をしいられている方、そして物資が届かず不安なときを過ごされている方。
どうか希望を忘れず、このときを乗り越えてください。

今自分にできること…。
日本全国のみなさんが、そして全世界の人たちが、考え力を合わせています。
どうか1日も早い復興を心より祈っています。

私は昨日まで雑誌の取材でサンフランシスコに行っていました。
地震発生から3日後の出発でした。
日に日に増していく被害状況を目にしながらの不安の出国でした。
正直、たくさんの被災者が日本にいるなか、こんなときに海外でどんな気持ちで撮影をすればいいのか
と悩みました。
でもとにかく与えられた仕事をやらなければいけないわけで。。。
モデルという仕事柄、こんなときに何かとっても不謹慎な気がして複雑な気持ちでした。
毎日寝る前にテレビをつけ、アメリカでも多くの局が日本のニュースを報道していました。
インターネットでもたくさんのニュースを読みました。
向こうで出会った人たちやスーパーの店員さん、ホテルの方やロケのドライバーさんなどに
日本は大丈夫なのか?と声をかけられました。
そして小さな街では、若い青年が日本への署名活動をしていました。
海外にいても伝わってくる被災者への思い。
今私たちにできること…。

空港から自宅へ帰るとき、看板の電気はすべて消えていました。
高速から見える家々はどことなく薄暗い光で
街全体が暗闇に包まれていました。
都心に近づくにつれ輝くネオン。。。
東京に帰ってきた!と思わせてくれてた夜景はどこにもありませんでした。
しかし、不思議なくらい温かいものを感じました。
鳥肌が立ち、涙がでそうでした。
今回の災害で教えられること、この先の私たちの支えとなることでしょう。
そして被災者の方々が笑顔で頑張れるように。
その何倍もの笑顔を与えていこうと。
今私ができること…。




小泉里子