さとえ学園小学校 校長ブログ -2ページ目

笑顔のあふれたクラスにしよう!!

 今日の全校朝礼では、コンビニエンスストアのファミリーマートさんが主宰する「ありがとうの手紙コンテスト 2012」に本校の3年生、松田遥香さんが最優秀作品賞に、そして2年生の三浦あおいさんが審査員特別賞を受賞した、表彰式を行いました。ファミリーマートの咲いたm券の統括責任者の井上部長が来校され全校児童の前で表彰されました。全国から44,554通の応募作品から選ばれたもので、とても素晴らしいことです。この表彰関係のポスターは全国のファミリーマートで展示されるとのことです。皆さんも機会があったら是非いともご覧ください。今日のその表彰式のまえのお話は、12月に引き続き、「笑顔」の話をしました。以下が、その全校朝礼の話の草稿です。


さとえ学園小学校 全校朝礼 2013.1.31
 お早うございます。
 先週もお話ししましたが、新年の始まりに「自分は何を頑張るのか」の決意、目標を新たにすることは、とても大切です。「一年の計は元旦にあり」とも言いますね。自分で立てた決意を実行していくには「強い気持ち」が必要です。精一杯の努力をしてほしいと思っています。
 さて、皆さんは「笑う門には福来る」という諺を知っていますか?「いつも楽しげな笑い声が満ちている家庭には、自然と幸福が訪れるものである」ということですね。先生はこの言葉は、どんな組織や社会でも通用するものだと思っているのです。ですから、この「さとえ学園小学校」や皆さんの皆さんのクラスでも全く同じことが言えると思っているのです。
 先生は全国のあちらこちらの学校に呼ばれて、授業を見せて頂き、授業研究会でお話しをさせて頂くことが多いのですが、いつも先生方にお話ししているのは「素晴らしい授業をすることができる先生は、素敵な笑顔に満ちているものです」ということです。 どうですか、皆さんの好きな先生方の授業では「素敵な笑い声がわいていますか?」 
 皆さん方のクラスが明るい笑顔で満ちたクラスにするように皆で協力していって欲しいと思っています。
 以前、12月の全校朝礼で紹介したスコットランドの諺を覚えていますか?
「笑顔に電気代がまったくかからないが、電気よりもはるかに周りを明るくすることができる」
というものでしたね。もう一度言いましょうね。
「笑顔に電気代がまったくかからないが、電気よりもはるかに周りを明るくすることができる」
これで今日の話を終わりにします。


ほめる言葉が人を伸ばす

大寒を迎え、1年の中で最も寒さが厳しい頃となりました。さとえ学園の子どもたちは、インフルエンザにかかる子どもも少なく、毎日元気よくグランドを走り回っています。今日は、今年初めて、子どもたちに話をする全校朝礼でした。日本画家の平山郁夫さんの20台の頃のエピソードをもとに「ほめる言葉が人を伸ばす」という話をしました。以下が、その話の草稿です。

さとえ学園小学校 全校朝礼 2013.1.24
お早うございます。
先週は九州への出張が入ってしまったので、今日が先生がお話しする最初の全校朝礼ですね。
 さて、もう亡くなられましたが、東京芸術大学の学長もやられた、現代を代表する最高の日本画家に平山郁夫さんという方がいます。知っている人はいますか?
「シルクロード」や「敦煌」を題材にした素晴らしい絵画が沢山残されていますので、是非皆さんも機会があったら鑑賞してみてください。
 その平山郁夫さんは、20代の頃、自分の絵画が全然評価してもらえず、大変落ち込んでいたそうです。体調も崩していたそうですが、20代の終わりに「仏教伝来」という絵を描がき、日本美術院展に出品したのです。数日して、その当時、最も名高い美術評論家である河北倫明さんの「院展」の評価が新聞に掲載されました。その記事の末尾に「平山郁夫の絵には面白い味がある」と書かれていたのです。平山先生は歓喜して、何度もその記事を読みなおしたそうです。そして、それを励みにして絵の修業を続けて、自分の画風を確立したのです。後年になって「ボクシングでいえばダウン寸前で、河北先生のこの評に救われた」と話して(述懐)しています。
 このことは何を物語っているかと言うと、「根拠をもって誉める言葉が人を伸ばす」、「人の才能を拓いていく」ということなのです。これは心理学でも証明されていることで「人間の脳は、誉められることを報酬と感じる」そうなのです。
 誉めることで運動技能が向上することを科学者が「キーボードを打つ速さ」で実験したそうです。2つのグループに数人の人を分けて、ある文章を打ってもらいます。1回目を打ち終わった後に、そのまま2回目の作業に入った人たちより、1回目の終わった時に「正確に早く打てています」と誉められた後に2回目の作業に入った人たちは、何と打ち込む速さが20%も向上したのだそうです。
 ですから、私たちは「人をけなす(悪く言う)」のではなく「その人の良い所を見つけて誉めてあげる」ことを、もっと大事にしていかなくてはならないということです。その人が納得できるような「根拠をもって、誉めること」それは友達同士の付き合いの中でもとても大切なことだ思っています。
 今日の話はこれで終わりにします。

笑顔は周りを明るく照らす

 日本海側では大雪が続き、東京・埼玉も朝晩の冷え込みが本格化してきました。「さとえ学園小学校」の子どもたちは、各学年ともほとんどお休みがなく、本当に元気一杯です。

 今日の全校朝礼では、スコットランドの諺のお話をしました。以下が、その話の草稿です。


さとえ学園小学校 全校朝礼 2012.12.13
お早うございます。
 科学が進歩してきても、まだまだ分らないことは沢山あるのです。その1つに「笑うこと」があるのを知っていますか。何が分っていないかというと、私たちの周りを見ると、普段の生活で「笑う動物」は、どうも人間だけらしいのです。
私たちにとって大切なペットである「犬や猫」がキャッキャッと声を出して笑っている姿は見たことがありませんね。
 私たちに最も近いと考えられている動物は「類人猿」です。ゴリラ、チンパンジー、オランウータンなどを「類人猿」と言うのでうが、これらの動物は笑っているのではないか、と思わせるしぐさ、場面もあるそうですが、はっきりとは分っていません。
 それでは、どうして人間は「笑う」のでしょうか。笑い顔のあるところには「ケンカ」や「諍い」、「戦い」は生まれません。とすると、私たちはお互いが楽しく、平和的に過ごしていく、良い関係を保つために「笑う」のかもしれません。
 最も、人間の心の動きは複雑で、「笑ってごまかす」とか「相手に媚びる-相手の立場を根拠もなく大切にする-」といったこともあるのです。「人の笑い」を理解するにはもっと、もっと深く調べる必要があるのだと思います。
 インターネットやメールは、顔の見えないコミュニュケーションです。最近ではこのメールや掲示板を使った「嫌がらせ」や「理由もなく人の悪口を書き込む-誹謗や中傷といいますね-」が流行っているとも大きな問題になっています。まさか、皆さんの中にはこうした犯罪をする人はいないことと思いますが、これらは全て直接、その人の顔を見ないからこそ、勝手気ままに「言いたい放題」のことができるのです。 

 私たちは友達や家族に本当の気持ちを伝えるには、やはり、顔を会わせて、直接話し合うことを大切にする必要があると思っています。
 スコットランドの諺にとても素敵なものがあるので、最後にそれを紹介しましょう。
「笑顔にはまったく電気代はかからないが、電気の照明よりもはるかに周りを明るくする」
 是非、皆さんも笑顔が素敵な人になってほしいと思っています。
今日の話はこれで終わりにします。