ライプチヒ歳時記-外国の家
外国人の家に招待された時いつも感心することは、こうやって家族の写真をたくさん壁に
飾っていること。いつもじっくりと眺めてしまうほどに素敵だ。



11月11日は聖マーティンの日。
「明日、ランタンウオークがあるから取っ手を買いに行かなきゃっ!!」
と、あたふた買い物に出かけた知り合い数名。
「明日、雨みたいだから、もー行きたくないわあ~!」
と、ブリブリ怒っている人、若干名。
まあ、どこの国でもこんな状況では似たようなもんである。

もちろん、そんな行事がヨーロッパにあるだなんて日本にいたころは全然知らなかった。
ここでは、そんな島国日本人にとって珍しいイベントが数え切れないほどある。
異国に住めばそんなイベントもとても面白いものだ。

そのマーティンという人物。
かいつまんで説明すると、寒い冬、彼は道端で貧しい人を見つけたそうな。
すると、やおら自分のマントを刀で縦半分に切り裂き、その人を包んだ。
そのあと食べ物を与え、さらに薪を集めて火をおこし、その人の身も心も
温かくさせたということである。
なんと素晴らしい人なんだろうかっ!!
そう、彼はまさしく聖人である。

その温かな心をろうそくの火にたとえて、その心を忘れないよう提灯、いやここは外国。
それじゃあ、日本の肝試しだ。
キャンドルをともして、さあ、夜道を歩こう!
という立派な行事なのである。

コレは、ウチの学校では幼稚園しか行われないので、残念ながら写真を撮ることは
出来なかった。
でも、参加した人達はすごくいいよ~というので、やっぱりすごくいいんだろう。

さて、今月の第四木曜日にはサンクスギビングディナーパーティがある。
この行事のことはとりあえずの記事を読んだので、なんとか意味が分かる、はずだ、
きっと分かるだろう、分かればいいな、分かってんのかな??という感じだ。
それも仕方がない。
こっちは仏教徒なんだから異教徒の行事が心底理解出来るワケない、なんて開き直っている。

まあ、なにはさておき、これは楽しそうな企画なので参加しようと思っている。



週末、リカは同じクラスのヴァレンティーナちゃんから誕生日パーティに招待された。
私も同じく招待を受け、お昼の三時から延々と飲み続けて(誰が??)夜もどっぷり
8時半まで他の家族とヴァレンちゃんの邸宅に居続ける。
今月はオソロシイことに毎週末ごとパーティだ。
ライプチヒ歳時記-誕生パーティ