木曜日、タンデム(母国語を互いに教え合うレッスンのこと)パートナーのキムさんから、
三才になる娘アメリーちゃんの誕生日会に招待された。

ライプチヒ歳時記-アメリーちゃん
一番右端がアメリーちゃん。



サトシとリカを連れて行ったのはいいが、なんせアメリーちゃんのお友達は幼児ばかり。
まだオムツすら外れていなかったりする。
オレ、帰るわ。
そりゃそうだ、面白いわけがない。
と、リカが忽然と姿を消している。
いったいドコだ? 
すると上の方からケタケタ笑い声がするではないか。
見上げれば木の上から、オーイ!おかあさーん!
そこに来ていたドイツ人のお父さんが可笑しそうに言った。
「アナタの娘は猿みたいに木登りがうまいね~!」
いや、まったく。

ライプチヒ歳時記-ケーキ
ドイツでは、客に振る舞うケーキはほとんどが手作りである。



それからワインにケーキをいただき、二時間ばかりワイワイと楽しく過ごした。
このキムさん、実はバイオリニスト、英語の先生、それからジャーナリストなんて肩書きを
持っている。
先日は、メンデルスゾーンやワーグナーが指揮したことで有名なゲヴァントハウスへ
彼女が所属するオーケストラの演奏を聴きにいったばかりだ。

ライプチヒに目的を持って住んでいる人達は、大抵、彼女のように並はずれた才能を持っている。
ここは音楽に芸術の都・・・
そして幸運にも、ライプチヒで知り合った沢山のアーティストのアクティブな生き方に、
いつも刺激を受け続けている。




東ドイツにはあちこちに不気味な廃虚がある。
ライプチヒ歳時記-廃虚