ライプチヒ歳時記-ウオルコット先生
リカの担任、ウオルコット先生からのメッセージ。



水曜日、とうとう終業式を迎えた。
というわけで、一年間お世話になったサトシの担任ミセス・コルビンと、それからESLの先生達に
ご挨拶を、、と学校へ足を運ぶことにする。

まずはサトシのクラス、4ECだ。
今週は月曜日から数えて三日もあったというのに、勉強をした覚えは全くない、とのたまうサトシ。
あいかわらず、ここは生徒達にとってパラダイスな学校である。

月曜日。
スポーツデーだった。これは日本での運動会みたいなもの。
そして火曜日。
体育の授業と、それから、、、以前のブログで紹介したクッションを必死で縫っていたらしい。
それで一日が終る。
それから本日は、ディズニー映画観賞と集会、それからクッションの仕上げをする予定だ。
なんてハッピーな学校。
こんな学校に一度でいいから通いたかった、、、と心から思う。

半開きのドアの前まで来ると、中からガヤガヤとうるさい声がする。
なんだなんだ、、と思って入って見れば、まあ、なんと、ちょうどお茶会の真っ最中だったのだ。
今日はパーティーだからなのか、何人かの男の子や女の子が少しだけおめかししている。
最近流行りのいかした帽子をかぶった子、ネクタイを締めてめちゃくちゃクールな男の子、
それにネックレスやピアスをして青いマニキュアまで塗っている女の子までいる。
だけど、もちろん、先生からそんなこと注意されるワケがない。
ここの先生達はレゲエにギャル系、艶めかしいエキゾチック系やグラサンをかけたマッチョ系。
いやとにかく様々である。
なんたって世界各国入り乱れているので、入れ墨にピアスは全然フツー。
日本とはえらい違いなのだった・・・・

コルビン先生は口をモグモグさせながら私のところへやってきて、挨拶をすると彼女は
やさしく抱きしめてくれた。
一年前、この手の挨拶にはかなりビビッていたものだが、最近は大分と抵抗感が薄まっている。
その後、香港に旅立つESL のミズ・ウイメットも同様にしてくれ、オーストラリアへ
帰国するミズ・ショルニコフはメールアドレスを教えてくれた。

心遣いというのは日本人だけの専売特許ではなく、外国の人達も同じように
同じような心遣いを持つんだよなあ~、なんて当たり前のことをふと思ったりした。



リカが制作した一年間のアルバム。(portfolioと呼ばれる)
ライプチヒ歳時記-リカの制作