そういえば、先生という言葉を使わなくなってもう一年以上経つ。
生徒が先生に呼びかける時に、日本では当たり前な
「●●センセー!!」
という声を、ココでは当然のようにまったく聴けないのだ。

この学校では、生徒達は先生のことを「ミセス●●」「ミスター●●」
はたまた「ミズ●●」などと呼ぶ。
ご存知のように、Ms.というのは既婚、未婚を問わず使える便利な敬称なので
女の先生達はかなりの割合でこの「ミズ」というのを使っている。

それから、you という言葉も便利なようで、実はネイティブが使えば一本調子な言い方
ではないんだろうなあ、と毎日使うほど難しさを思う。
日本語ではyouを、あなた、貴方、おまえ、君、おのれ、きさま、こんちくしょう(?!)
などとそれぞれTPOに応じて器用に使い分けている。
それと同じように、英語を使う人達はこの言葉を微妙なイントネーションで、目上や目下に、
丁寧に、無礼な態度で、など、やっぱり使いこなしているんだろう。

でも、それにしても、日本語ってどこまで繊細で美しい言語なのか、、と
ドイツに暮していていつも感じている。



先月末から、この巨大なチェス盤が校庭に登場した。
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