腎臓結石騒動の際、甲斐甲斐しく私のお世話をしてくれたシーグレットさん宅へ
夕食を招待してもらったときのこと。

食事を終えた後、私たち大人はワインを飲み、子供たちはばらばらに遊んでいた。
すると彼女の息子、ウィリー君(9)が暇をもてあましたのか皆に向かってこう言った。
「Who want to play ●●●?」
えっ? 今なんと、、??
しかし、ウチの子供たちやウィリー君の弟、テオ君(5)は彼の言葉をカンペキに無視している。
彼はもう一度大声で言った。
「Who want to play ●●●?」
やっぱり、どうしても●●●のところが聴き取れない。

するとボソッとリカが言う。
「さっき、遊んだやん。」
そう、リカはしっかりと理解していたのだ。
チビのくせに、私が分からなかった●●●の部分を聴き取っていたなんてっ!
ガアアアーーーン!!!
くやしかったからその単語が何か、さりげなくリカに聞いてみることに。
「あ、あれね。tagっていうねん。だれか鬼ごっこしようよ、言うてたで。」
(注:ちなみにかくれんぼは”hide-and-seek"という。)

それから帰宅したダンナに、その単語を知っているかどうか聞いてみた。
すると案の定、無言になる。
はっはあ~、やっぱり知らないゾ。
ま、そりゃそうだ、会社でドイツ人の同僚と休み時間に
「なあ、今から鬼ごっこせえへん?」
なんて英語で会話するわけないっちゅーねん。

というわけで、私達が日本の学校では決して習わなかった単語を、外国暮らしの中で子供たちは
色々覚えるものなんだなあ~、としみじみ実感した今回の出来事だった。



家から歩いて10分ほどのところにある教会。そこまでの道のりはなかなか味がある。
ライプチヒ歳時記-教会