二回目のタンデムパーティーに出席した。
ここでのタンデムとは、ドイツ語と日本語をお互い勉強し合う会合のことだ。
さて、今回はどんなメンバーが揃っていることやら、、、、、

今夜は、いつにもましてシンシンと雪が降る。
トラム(路面電車)が事故のせいで20分も遅れて、待ってる間、コートにも雪が降り積もった。
時間より少し遅れて会場へ着き、温かい空気に触れてホッとしながらコートを脱ぐ。
同じテーブルに座った今日のお相手は、スペイン人とニカラグア人の男性二人。
それに音楽大学の日本人学生と4人でタンデムすることに。

そのガイジンは二人とも、日本語を習い始めて二年が経過している。
だけど、なにやらおぼつかない言葉を発する彼ら。
最初は日本語だけで話そうと双方努力するけれど、なにせ会話が先へ進まない。
擬音が言葉に取って代わり、どうしようもなくなると筆談になる。
そうこうするうちに日本語がだんだん消えて、徐々に英語やドイツ語、スペイン語が
会話に混じり出した。
こうなったらもうワケが分からない。
いったいどこの国の人とタンデムしてるのか、チンプンカンプンだ。

それにしても、ニカラグア人と話すことなんて私の人生の中にあるとは本当に思わなかった。
その国っていったいどこだ! 本人以外誰も知らない。
iPodでスペイン人の彼が検索してみて、ようやく国の場所が判明する。
そのニカラグアは火山が16もあり、今から40年ほど前に爆発が起こって1万人が死んだそうだ。
哀しそうに話した彼は何やらゴソゴソとピッカピカのiPadを取り出し、今度は自分の息子を
自慢げに見せてくれた。

一時間で帰るつもりが結局2時間も話し込んでしまい、覚えた単語はスペイン語。
Hola!
Como esta?
Nante kotta!!


ドイツのアパートの典型的な玄関口。
ライプチヒ歳時記-ドイツのアパートの玄関