宝塚記念予想1 | 戦略競馬~仕込み馬研究室~

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【宝塚記念出走馬短評~1週前の状況~】


『アーネストリー』
金鯱賞前の調整から今回まで一度もCWで乗れていないという事は、少なくとも調子が良い訳ではない。
その前走金鯱賞は3着確保も展開に恵まれた感がある。もともと道悪が得意なタイプではないが、決して苦手な訳でもない。ベスト条件の京都小回りで3着に負けたのだ、ルーラーシップを逆転するのはまず不可能。(後述するが、ましてや金鯱賞のルーラーシップは良化途上であった。)
良い状態であった去年で3着、今年は馬券に絡むことはまず無いだろう。
爪不安のある馬、だからこその坂路単一の調整と考えれば無理してこないと考えるのが妥当。
ベストは平坦小回り、坂があるより無い方が良いのは戦績通り。もし上位に食い込んでくるとしたら展開の助けが必要で、それでも掲示板が精一杯だ。


『エイシンフラッシュ』

折り合いに不安があり、尚且つテン乗りで安藤勝Jとなれば後方待機であろう。

1週前の追い切りからも天皇賞春後の疲れが取れていない様子が見て取れるように、まずは状態がどうか。もともと攻め駆けする馬なのに地味すぎる時計なのは明白だ。

折り合えたとしたら後方からで届かない可能性が高い。コーナーで仕掛けていく器用さが無いので、小回りが向くかは不安。大阪杯も皐月賞も差し勢が上位独占したように、やや展開が向いた感が否めない。

よって得意な条件は外回りという見立てで良いだろう。スローで折り合えばダービーの様にキレるが、速くなれば追走に手間取り大外をぶん回すしか策がなくなる。それが功を奏しただけだろう。

1週前の状態面も加味すればあまり買い材料は見当たらない。そして最終追いで好時計を出しても、もともと時計は出せる馬なので勘違いしないように。


『トゥザグローリー』

小回りは合う。それは捲れる脚があるからだ。
しかし難点は折り合い、過去にも捲ったというよりもむしろ暴走ともとれるレースが幾つかあった。
この条件は得意だし、狙っていたのだが、状態がよろしくない様子。
天皇賞春後に疲れが出て短期放牧、そして池江師曰く夏に弱い馬との事。
1週前の時点では確かに馬体は緩く見え、2週前の調教はかなり平凡なもの。しかしこれを機に1週前にはかなり変わり身が見えた。が、やはり本調子の様には見えない。
一度緩めてからの調整で急仕上げの感がある。最終追いでどれだけ仕上がるか注目したい。


『ドリームジャーニー』
CWに入って熱心な調整、ここで引退との話もあり、ここは記念出走ではなくガチ仕上げの可能性の方が高いだろう。
状態悪の去年で4着、それも同馬らしい捲り競馬ではなく直線だけでのもの、強い内容と言える。
道悪がどうかという課題があるが、個人的にはむしろ合うと思っている。他有力馬と比較するとプラスであろう。
池江師多頭出しの本丸はドリームジャーニーだろう。池江師の中で最も順調な調整が出来ている。


『ナムラクレセント』
前走でスタミナを証明、普通じゃできない芸当。
それが今回とどうリンクするのか?宝塚記念はスタミナを問うレースではない。
逃げるのはナムラクレセント、ちょうど去年の様に。
展開を読む点では外せない馬だが、馬券に組み込む馬ではない。
前々走阪神大賞典は大逃げした馬がいたからこその勝利、あまり評価に値しない。
同馬は道中緩めず逃げるであろう、それが最も持ち味を活かせるからだ。
レース予想に関してはこの展開に合う馬をピックアップする必要がある。

『ハートビートソング』

現時点での一押しはこれです。

前走負けはしたものの、手堅く2着を確保しにいく騎乗もしくは前が止まると思いきや・・・という感じでまだ全力を出し切っていなかった。

その前走からさらに調子は上向いているように見え、馬場が重くなりそうなのもこの馬にはプラス。

4走前には当コースで凡走しているが、調子は過去最低とも言えるもの。調教時計だけ見ても一目瞭然だろう。

58キロがどうかだが、馬格のある馬だし大して問題ないはず。

平田師は吉田照哉氏が「アグネスタキオンの最高傑作」と吹いたマルセリーナの弟が入厩する。ここらで良い結果を残したい所。かの平田師×秋山JのラインでG1制覇しても不思議ではない。

ゼンノロブロイ産駒はキレないがバテない、そしてハートビートソングも例に漏れずそのタイプ。

後で詳しく書くつもりだが、社台多頭出しの観点から言っても狙いは立つ。

良馬場ならまだしも、重馬場になるようならば重い印を打つ。



『ローズキングダム』
鞍上込みで人気しそうだが、現時点では調子が良いようには見えないし要らない。
折り合える点が評価されていたにも関わらず前走はそれさえも裏切る形になった。
阪神内回りが合うタイプでもないし、ここへ消しで良いだろう。
むしろ今後はG1では買う必要のない馬だと思う。旬は過ぎ去った。


『ルーラーシップ』
現役最強馬間違いなし。
前走の反動云々は問題ないだろう、むしろ乗り越えなければならないのはコース適性の低さという壁。
大トビかつ不器用で当舞台は合うコースではない、しかし能力は現役屈指で、ゴチャつかなければ勝てる可能性も。



『ブエナビスタ』
毎度毎度負けて強しと言われるが、前走で目が覚めたのでは?ピークは過ぎ去ったように感じる。ましてや勝ちきれない内回りでなら評価を下げるべきで、ズブくなってきている点からもあまり推せない。
G1における2度の斜行は偶然ではない、ササる癖があるのだろう。これ以上下手の事は出来ない。しかも繁殖入りはほぼ確定的、引退まで1年も残っていないのに万が一のことがあっても困る。
これこそ記念出走ではないか?とやや感じる部分もあり、やはり勝ち負けは厳しいだろう。



~宝塚記念予想2へ続く~