インターバル撮影カメラとしてのEOS 5D Mark II | 水中カメラマンのデスクワークな日々

インターバル撮影カメラとしてのEOS 5D Mark II

Canon EOS 5D Mark IIの動画機能は、”そこそこ”の機能なので、最近はインターバル撮影カメラとしてメインに使っています。

インターバル撮影した写真を繋いでこんな↓動画にします。
旧5Dによるインターバル動画
5D Mark IIによる瀬戸大橋のインターバル動画

一眼レフデジカメをこんな使い方をしているユーザーなんて他にいないだろうと思ったら、私よりももっと上手な方がいました。

continuous shatter
mockmoon2000

他にも、youtube で「time lapse」で検索すると世界中のインターバル撮影マニアの動画が見れます。
インターバル撮影(interval timer shooting)よりも「time lapse」の方が英語表記としては一般的なようです。

EOS 5D Mark IIはインターバル撮影カメラとしても旧EOS 5Dよりも使い勝手が良くなっています。
旧EOS 5Dでインターバル撮影していて一番気になっていた事が、「ミラー」の上下です。
何百カットと連続撮影するのですから、1枚撮る毎に、「ガシャ!ガシャ!ガシャ!・・・・・」と連続シャッター音がうるさく、周囲の人達が「あいつは何をやっているんだろう??」といった奇人変人を見るような目で私を見るのです。

音がうるさいだけならまだしも、耐久性能にも影響して、以前インターバル撮影中にミラーが外れしまった事がありました。

EOS 5D Mark IIのライブビューモードでインターバル撮影を行えば、「ミラーアップ」の状態で連続撮影できます。シャッター幕の音も気の抜けた小さい音なので、ずいぶんとマシになりました。
インターバル撮影というよりも連写を利用したバースト撮影なんか「ミラー」の上下が無いのは精神的に楽ですね。UDMA対応になったことと、秒3.9コマの遅さが幸いしてLモードのJPEGでも、ほぼ無限に連写が可能です。宣伝文句的な表現すれば、「秒3.9コマの動画が撮れる2110万画素のムービーカメラ」です。

ライブビューモードの拡大表示によるピント合わせも非常に助かります。
夜景や星空を撮る時、レンズの無限遠にフォーカスリングを合わせても実際は正確にピントはきていませんから、ライブビューの拡大表示で完璧にフォーカスを合わせる事が可能になりました。

また星空のインターバル撮影場合、あまり長時間露光できないのでISO感度を上げて撮る事になります。
EOS 5D Mark IIはもともと高感度でのノイズも少ないうえ、高感度ノイズ低減機能や長時間露光ノイズ低減機能もあります。また長時間露光ノイズ低減処理中においても次の撮影が可能です。

そして、なんといってもセンサークリーニング機能ですね。
何百~何千カットと撮影するわけですから、ゴミ消し作業は気の遠くなる作業でした。。

こんな具合ですから、カメラを酷使するインターバル撮影は旧EOS 5Dを使おうと、思ってはいたものの、結局は Mark IIを使ってしまうのです。

シャター耐久性能が旧5Dの10万回から Mark IIは15万回になりました。でも、15万回じゃあ私の場合、半年で寿命でしょうか??