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【京都大会の試合後に写真を撮ってもらおうと待ち構えていたが、ファンに囲まれていたので断念】

10月25日にぶる~と整骨院を経営するキッカケを下さった会社であり、昨年のMAXムエタイでスポンサーにもついてくださった会社、健生の20周年パーティーに招待されている。
場所は仙台だ。

不可抗力のモノと自分の判断のモノも入れて、年内の試合が3つも無くなってしまった。
普段はこういった遠方のお誘いは断らざるを得ないのだが、今回は約7年ぶりに試合の間が空いたので、慶んで出席させてもらうことにした。

その翌日の10月26日には、そのまま名古屋に帰らずに、東京に滞在しようと思っている。

ヤスユキvsパコーンが見たいからだ。

ムエタイ都市伝説といわれるヤスユキの名を聞き始めたのは数年前。
NKBというキックボクシング団体を抜けて現在のDropoutという滋賀県のジムに移籍したころだろうか。
その後も順調にキャリアを積み、町田光、SIGERU、中村元気、駿太といった日本トップクラスに勝利を重ね、

「おいおい、これは梅野源治とやっても良い勝負になるんじゃないの」

とまで評されるようになった。
私がヤスユキの試合を生で見たのは、実際には2014年8月末のREBELS京都大会のコンゲンチャイ戦だった。
在日のロートルタイ人とはいえ、コンゲンチャイのテクニックは日本人選手とは一枚も二枚も上の技術を確実に持っている。
そして彼は、そのコンゲンチャイに完勝したのである。
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ヤスユキはなんだかわからない強さ、上手さを持っている。

あるライターはそれを「まるで佐藤嘉洋のようだ」とツバを飛ばした。
しかし本人から言わせてもらえれば、私にヤスユキのような柔らかさはない(ようやく身についてきたという感じだ)。
かつて私はバウトレビューでこう言われたことがある。
絶対的な強さはない。
だが、相対的な強さがある

この点に関しては確かに、ヤスユキと佐藤嘉洋は似ている。

ヤスユキは、誰が相手でも少しずつ上回って勝ってしまう。
それがゆえに、ファンのヤスユキ幻想は膨れ上がるばかりなのだ。

相対的な強さが際立つヤスユキだから、初見の人には評価されにくいだろう。
実際、コンゲンチャイ戦を一緒に見ていた小森会長や他団体のチャンピオンは、「梅野源治とはまだ差があるんじゃないかな」「(コンゲンチャイ戦での採点に対し)あそこまで点差が開かなくてもいいのでは」と試合後に語っていた。
私はその前にSIGERU戦の動画をイーファイト会員特典で見ていたため、ヤスユキの相対的な強さに惹かれていた。

そして、10月26日の現役ルンピニー王者、パコーン戦である。
パコーンといえば、ポンサネーとの伝説の試合がある。
互いに狂ったようにパンチの打ち合いをする試合だ。
当時16歳の私が、先輩の鈴木秀明さんの家で、思わず立ち上がって見てしまったサッグモンコンvsジョンサナンの試合を彷彿とさせるような試合だった。
おそらくパコーンは絶対的な強さを見せる選手だろう。
それに対してもムエタイ都市伝説とまで言われるヤスユキの相対的な強さは、絶対的な強さを少しだけ上回ってしまうのだろうか。

しかしながら、私はヤスユキの勝率は5%くらいしかないと思っている。
そして、私はヤスユキのムエタイ都市伝説という化けの皮も剥がれてしまうと思っている。
「何が梅野源治戦だよ、バカ言ってんじゃねえよ」
という試合になってしまう可能性はかなり高い。
現役ルンピニー王者、しかもトップ中のトップのパコーンという段違いの格上が相手なのにも関わらず、ヤスユキにとってはとてもリスキーな試合になると、私は踏んでいる。
これまで少しずつ相手を上回って勝ってきたヤスユキ株が、一気に大暴落してしまうことになるかもしれない。

上がるときは少しずつなんだけど、下がるときは一気に下がってしまう。
それが世の常だ。
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肉体的にも精神的にも厳しい戦いになるだろう。
だが、もしパコーンに勝てば、少しずつ上回って少しずつ高めていた評価が一気に爆発する。
一人の人間のそのギリギリのところで戦うせめぎ合いを見て、明日からまた頑張る気力をもらいにいこう。

今から楽しみでならない。

明るく生こまい
佐藤嘉洋
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