サンタ・アンジェロ城の屋上(展望台)へ登って来た私達
ゆっくりと その色を変えていく水彩画の様な空の下
遠くまで広がるローマ市街をしばしの間 言葉無く見下ろしていました
何だか不思議だけど
今いる所が ふと
自分家から見ている景色のような気がして
時空の錯覚を起こしてしまいそう
刻々と色彩を変えていく彩画の景色に
みんな溜息しか出ませんでした
遠くに石像が見えます
タロット戦車のあの石像です
お城の向かいにある 神々が守る橋
バチカンも見えますヨ
色づく空と 街の街灯
バチカンは夜間 発光体のようにライトアップします
雲 だね
同じ空の下
同じ空の色
そんな空の景色を いつもの場所で見ている気がするけれど
ここはいつもの場所では 無い
どの時間であったとしても
同じように空があり色があり心がある
だけど
ここはその時の時間とは 違う
何回 こんな事をこの場所で思い続けてきたのでしょうか?
人の心はきっと
昔も今も変わらないと思います
このお城が出来た当初も 人々はこの場所に立って
「永遠に 平和で幸せで、 あれ!」
そう想った事でしょう
つづく
これまでの総集編は 下記です
AIKO☆A*