インターネットの功罪についてはいろいろとあるけど,
ちょっと面白かったところがあったので,pick up.
ちょっとさすらいびとの気を引いたのが2箇所ほど.
まず,
…報道機関が汚職などの問題を暴く力が
徐々に弱くなるという懸念を持っている…
というところ.
確かに
個人や素人が簡単に全世界に
向けて情報を発信することで,
組織やプロでないと生み出せない
ような情報がどんどん駆逐されつつある,
と言うのは感じるね.
やはり,
インターネット上で情報自体が
経済的な利益を生み出すための
何かが必要なんじゃないかと思う.
もう一つ気になったのは,
われわれの脳は部族のサイズくらいの
社会的集団に合わせて作られているようだ…
まあ,よくあることなんだけど,
進歩を進化と勘違いをする
っていうのがあるね.
人はあまり進化をしていない,と言うか,
進化の速度はあまり変わっていない.
それに対して,
進歩の速度は急激に早くなっている.
寿命が延びたが,相変わらず人間は
人生50年程度.
だから,
そのままでは体にがたが来る.
40代では高齢出産で,自然出産では
母子共に死亡率が上がってしまう…
そう,長寿と言うのは現代医療や
社会インフラで無理やり寿命を
延ばしているにすぎない.
これと同じように,全世界の人と
コミュニケーションする技術が
出来たが,それを使いこなす
進化が人にはなされていない.
これは新たなストレスを生むのは
明らかだろうね.
果たして,インターネットは
人に幸福をもたらしたのか
更なる不幸をもたらしたのか.