非正規従業員の価値 | さすらいびとの徒然漂流記

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最近の非正規従業員の解約問題だけど,ちょっと気になることが.

今は「同じ仕事なら正社員と同じ賃金を」とか「契約解約は不当だ」とかやっているけど,
雇用バッファとしての役割コスト削減など,
企業にとって非正規従業員を利用するメリットをどんどん減らしている気がしている.

このままでは正社員並みの契約ハードルになってしまい,
「正社員+α」の部分だけの雇用機会になってしまうのでは?

そうなると,契約できた人は正社員のように条件も良く,契約期間も長くなるけど,
逆にそれ以外の人たちは,今までならば契約できた人も企業側は躊躇してしまうことに.
例えば,非正規従業員を増やすと後々面倒になるから,
不足した労働力は正社員の残業だけでなんとか済ませてしまうとかね.

正社員>契約が取れる非正規従業員>契約が取れない非正規従業員

という階層ができ,更に状況が進むと下請け会社の入社条件も契約先の条件に近くなってくるんじゃないかな.
この一番下の階層はまるまる下請け会社のコストだから,出来るだけ減らしたいはずだし.

今は緊急だからと必死にやっているんだろうけど,
果たして5年後10年後といった将来の非正規従業員の雇用を守っているのかは怪しいところ.

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