豊洲新市場の地下水からから標準値の79倍の濃度の有毒ベンゼンが検出されたことも、ソウルの日本大使館前や新たに釜山の総領事館前にも慰安婦の少女像が設置されたこともまた、フランスばかりでなくイギリスもオランダもEUを離脱しそうです、これもヨーロッパばかりでなく、世界の基盤を揺るがす大きな二ュースです。さらに何よりも、トランプ次期米大統領の就任式が1月20日の間近に迫ってきたということも重大なニュースですね。誰がデモクラシーとグローバリズムを根底から崩壊させるアンナデタラメナ大統領を選んだのかーナ???アメリカと日本の政治と外交と経済は如何なってしまうのか・・・どれもこれも世界の危機が到来しそうだという「心配」が付きまとう由々しきニュースですーネ。…!!!「ニュースの後に映画を見よう・・・、現実が不可思議に見えたら映画を見よう・・・


明日の就任式でトランプは、ケネディー大統領就任の演説をもじって、キットきっとこんな演説をするだろうーと預言します。


…今日のこの日を、「共和党」の勝利ではなく、「アメリカファースト」を讃える機会として祝福しましょう。これは落ち込んだアメリカ経済の終わりと始まりの象徴であり、「白人低所得層」の再生と「外国人移民に占領された合衆国」の変革の兆しです。…そして、同胞であるアメリカ市民の皆さん、トランブの政治と経済があなた「個人」ために何をしてくれるかではなく、あなたがトランブのためにどんな「支援」ができるかを考えようではありませんか。…


8日夜のゴールデン・グローブ賞授賞式でハリウッドの女優メリル・ストリープが、トランプに対して、2015年の選挙集会で、手や腕をけいれんさせるように動かしながら身体障害のある米紙記者をあざけるような言動を見せたことを念頭に 、「この国で最も尊敬される座に就こうとしている人物が障害のある記者の物まねをした」と批判した。トランプはそれに抗弁して、9日に「ハリウッドで最も過大評価された女優の一人」と、ツイッターでやり返し、「私を知りもしないで攻撃した」「身体障害者の記者をばかになどしていない」と抗弁し、民主党のヒラリー・クリントン氏を応援したストリープを揶揄して、「惨敗したヒラリーの腰巾着」と誹謗した。ストリープは就任前のトランプの度重なる暴言に対して、授賞式の挨拶で、移民に対して差別的な姿勢を、「軽蔑は軽蔑を呼び、暴力は暴力を生む」と戒めました。もう少しストリープの発言を詳しく掲載しておきます。


…ハリウッドにはアウトサイダーたちと外国人たちがそこらじゅうにいます。もし彼らを追い出そうとしたならば、フットボールと総合格闘技(マーシャルアーツ)の試合ぐらいしか見るものがなくなってしまうでしょう。残念ながらそれらは芸術(アーツ)ではありません。もう時間がないみたいなんですけど続けますね。俳優にとってただひとつの仕事とは、自分たちとは違う人々の人生を生き、それがどんな感じなのか見る人々に感じてもらう、それだけなのです。そして今年は、本当にその仕事をした、息をのむような力強いパフォーマンスが沢山生まれました。 今年、あるひとつのパフォーマンスに私は呆然としました。そのパフォーマンスは私の心に沈み込み、とりついて離れませんでした。それが良かったからではありません。そのパフォーマンスに良かった点などひとつもありません。ですが、それは非常に効果的で、とくにこの仕事に対して影響を及ぼしました。そのパフォーマンスは意図的に観衆を歯を見せて笑わせるように作られていました。それはある人物が(何かの障害で)不自由なレポーターに取って代わり、彼が自分の特権や力において遥かに勝り、その

相手に対して戦いを挑むことにも勝っていると思っている人物がこの国で最も尊敬されるべき椅子に座るように言われた瞬間です。それを見た瞬間、私の心の中で何か壊れたような気がしました。そのことは未だに私の頭から離れません。何故なら、それは映画の中でなく、現実世界で起こったことだからです。そしてこの、人に屈辱を与えるという本能、それは公的な立場で非常に強大な力を持つ人物によって行使された時に、すべての人の人生に影響を及ぼします。なぜなら、それは権力者がそうすることによって、他のひとたちも同じ事をしてもいいという許可を与えるようなものだからです。人を軽視し、無礼なふるまいは同じことを招きます。暴力は暴力のを招きます。もし権力者たちがその地位を使って弱いものいじめをするなら、私たちは皆負けるのです。…


日本の一流俳優に時の政治権力者に対して、公の場でこんな政治家の理非曲直を問うような演説をする勇気ある人がいるだろうかな…???恐らく「俳優ごとき存在で、そんな横柄なことを言ってはファンを失いますよー」と言うぐらいか関の山かも知れませんーネ。高々、政治家の選挙演説とか有権者向けの講演会にチョット顔を出して、一言二言喋って高額な謝礼金を手にするのが当たり前の姿勢だろうーネ。メリル・ストリープに拍手を送りたいです…!!!


確かに、アメリカという国家は、アフリカのゴレ島から奴隷船に黒人を閉じ込め、鎖に繋げて労働を強制させた南部の歴史もあります。メキシコだけでなくスペインからも中東からも東南アジアからもたくさんの人種が移住民として今も働いています。その人間の多様性がアメリカ文化の原動力と経済発展のエネルギーの源泉なのかもしれませんよ。その良さを否定することは、その多様性を許容するアメリカの良さと寛容さを否定するようなものですーネ。そもそもトランプさんの祖先だって、その家系は、ドイツからの移民ではなかったかな…。因みに、彼女の2016年に出演した作品に、このブログでも載せた『マダム・フローレンス! 夢見るふたり』がありました。そうそう、アウシュビッツから生き延びたポーランド人女性ソフィーを演じた『ソフィーの選択』(1982年公開、アラン・J・パクラ監督 )も掲載しました。


さてさて、1月中旬の特選映画をアップロードします。今月初旬はヒトラーの忘れもの』、『ドント・ブリーズ』、『バイオハザード:ザ・ファイナル 』、『ログ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』、中旬では『忍性』、ニコラス・ウィントンと669人の子どもたち』、『アイ・イン・ザ・スカイ/世界一安全な戦場』、『ダーティ・グランパ』の4本を見ました。結局、通算で8本を映画館で観賞、その中から選んだ特選映画1本は、『ニコラス・ウィントンと669人の子どもたち/NICKY'S FAMILY』でした。ドローンを使った戦争の新しい局面を描いたアイ・イン・ザ・スカイ/世界一安全な戦場』も、手に汗を握る緊張感がありました。ただ、ドローンを使ったアメリカ軍の軍事作戦はすでに、兵士の戦死を減らす為に中東で使っていた戦闘行動の一つであり、現実化した戦争でした。

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1本目は、文殊菩薩信仰にもとづき、非人やライ病患者を救済、大飢饉で飢えや寒さに苦しむ衆生に粥や衣服を与え、橋や道や病院や井戸を築く活動に励んだ鎌倉時代の律宗の僧・良観房忍性忍性(和泉元彌)の生涯を描い時代劇&宗教映画『忍性』(2016年公開、秋原北胤監督)でした。


「忍性」が生涯で草創した伽藍83ヶ所(三村寺・多宝寺・極楽寺・称名寺など)、供養した堂154ヶ所、結界した寺院79ヶ所、建立した塔婆20基、供養した塔婆25基、書写させた一切経14蔵、図絵した地蔵菩薩1355図、中国から取り寄せた律三大部186組、僧尼に与えた戒本3360巻、非人(ハンセン氏病患者など)に与えた衣服33000領、架橋した橋189所、修築した道71所、掘った井戸33所、築造した浴室・病屋・非人所5所にのぼるとされている。忍性の師「叡尊エイソン」は仏教の使命を初めて非人救済に専念した僧侶でした。


今でいう病者・貧者・乞食・非人などの救済する社会奉仕活動のため、三村寺・多宝寺・極楽寺称名寺など建て、病者に薬を施す施薬院、病者を収容し病気を治療する療病院、身寄りのない者や年老いた者を収容する悲田院などを運営して、経済的な側面でも民衆の救済を「僧侶」の使命として生涯をささげた「忍性」であったが、その彼の救済活動に対して、当時の宗教家・日蓮は、関米徴収権や木戸銭徴収権を獲得した「経済活動」に対して非難を浴びた。


丁度、「ジャック&ベティ―」でこの映画を上映後に秋原北胤監督の挨拶がありました。監督はこれまで「一遍上人」などの他の宗教家の映画も制作しています。可能ならば監督に是非、…そもそも、今どうして僧侶を映画にするのですか?…忍性への関心は何処にあるのですか?…などを質問したかったのですが、残念ながらそのチャンスがありませんでした。私の率直な感想としては、僧・良観房忍性を充分に描き切っていないーナと思いました…!鎌倉時代は、民衆救済のための新興宗教、同じ「仏教」の系譜とは言いながら独特の新しい宗派が戦乱の後に雨後の筍のように、例えば浄土宗(法然)、浄土真宗(親鸞)、時宗(一遍)、日蓮宗(日蓮)、臨済宗(栄西)、曹洞宗(道元)…etcが布教活動を始めました。そして、これら偉大な宗教家と比較した時に、特別なぜ「忍性」にどんな魅力を持ったのか…?日蓮が批判した忍性の経済活動に関して、結局、宗教による経済的利益を民衆の救済のために還元するのは、逸脱でしょうか…?私は宗教映画に対してはついつい熱くなってします…。こうした一連の質問を監督にしたかったです…!!!]


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2本目は、第2次世界大戦開戦前、ユダヤ人強制収容所へ送られ虐殺されそうな運命にある669人のユダヤ人の子供たちをチェコスロバキアから救い出し、アメリカ人家庭の里子として移住させた、ニコラス・ウィントン氏の人間愛の「偉業」を描いた≪キンダートランスポート≫のドキュメンタリー映画『ニコラス・ウィントンと669人の子どもたち/NICKY'S FAMILY』(2011年公開、マテイ・ミナーチュ監督)でした。≪ナチズムとホロコースト≫の映画としては、『シンドラーのリスト』 (1993年公開、スティーヴン・スピルバーグ 監督) と『杉原千畝 スギハラチウネ』 (2015年公開、チェリン・グラック 監督)と同じ、ファシズムの時代にホ

ロコーストからユダヤ人を守った作品です。1938年12月、証券会社のサラリーマンであったニコラス・ウィントン宛に、ユダヤ人難民の支援活動をしている友人が電話で、ナチスに迫害され、過酷な状況にあるチェコのユダヤ人難民の子供たちだけでも、せめて救いたいと支援を始めた…。


映画ではニコラス・ウィントンが救った子供たちの、その子供や孫までが登場し、当時の苛酷で危険な状況が映像化されています。彼に救われた親族たちは、ニコラス・ウィントンへの感謝として、困った人がいれば私たちはニコラス・ウィントンが私たちの命を救ってくれたように、世界の困った人を進んで救います…」と、インタビューに答えていました。時代の死の泥沼に飲まれようとした幼い子供たちに、救済の一石を投じた彼の人間愛は、一見表面上は平和な時代ではあっても、戦乱と戦争が絶えない現代にまで波紋は広がっているんだなーといやや、感動でした。


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3本目は、元特殊工作員だった退役軍人の、少しはみ出し屋のアウトローの祖父・ディック役にロバート・デ・ニーロが演じ、もう一人は、父親の押し付けた職場結婚を1週間後に控えた糞真面目なカタブツ弁護士ジェイソン役の若手俳優ザック・エフロンが孫を演じる、二人の痛快なハチャメチャドタバタ&コメディー映画ダーティ・グランパ 』(2016年公開、ダン・メイザー監督)でした。ただ普通のお笑いムービーと違う点は、爺さんと孫が演じるダーティーなグランドパパのコメディーという所です。


ロバート・デ・ニーロが演じる退役軍人と孫が演じるダーティーなグランドパパ
の映画もマアマアのコメディーで、笑えました。しかし、私には邦画の菅原文太の遺作『わたしのグランパ』(筒井康隆原作、東陽一監督&脚本、2003年 」を懐かしく、最高の傑作映画として思い起こします。街のヤクザを殺害して服役してた五代謙三役の菅原文太が祖父にあたり、学校で不遼グループからイジメを受けていた孫の五代珠子役に石原さとみが演じている東映映画でした。彼が街に戻ってきた事から始まった映画でした…。この邦画と比較した時に、『ダーティ・グランパ』はお色気たっぷりの三流B級娯楽映画に思えました。





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ケニア・ナイロビに潜伏している国際指名手配されている危険なテロリストがアジトの潜伏先で今、自爆テロの準備を進めているリアルな映像をドローンで監視、、遠いロンドンの作戦会議室からアメリカとの合同軍事作戦を指揮している。4本目は、ナイロビの市街地に潜伏しているテロリストたちに対して、イギリス人とアメリカ人の凶悪なテロリストを初めは捕する作戦でした。がところが、途中で作戦は自爆テロを完全に殲滅するため、イギリス軍事用の偵察用ドローン(無人戦闘機)で今まさに搭載ミサイルで遠隔攻撃するかどうかの決定的瞬間を映画化した、21世紀の戦争を描いた軍事映画&サスペンス映画『アイ・イン・ザ・スカイ/世界一安全な戦場』(2015年公開、ギャヴィン・フッド監督)でした。





今戦争は、味方の兵士を戦死させずに、敵を殲滅するのが近代戦の課題となっています。そこで登場したのが、映像の眼による監視であり、遠隔操作によるミサイル攻撃であり、無人の戦車であり、縦横に飛び跳ね動く戦闘ロボットです…。ベトナム戦争での愛国者の血みどろの無惨な戦死は、戦死させない戦争がテーマとなった。中東では新たに帰還兵隊の自殺者続出という兵士の心の問題が浮かんできました…。究極、戦争はどちらの国がいち早く核爆弾のボタンを押すか・・・によって勝利するようになるだろうーネ。


朝鮮戦争、ベトナム戦争、中東戦争…と、アメリカが関与した戦争の苛烈な戦場風景のニュース映像は、未だ鮮明に私たち日本人の脳裏にさえも残っています。恐らく、兵士として夫や父親や親族を喪ったアメリカ人にとっては、より残酷な記憶に違いないです。米軍発表の資料などを調べて見ますと、朝鮮戦争では米軍の戦死者3万3629名、負傷10万3284名、行方不明・捕虜5178名。ベトナム戦争では、戦死者4万6370名、負傷30万以上、戦闘以外の死者が1万人以上。イラクでの米軍の死傷者数は、概算で1万5000人超、負傷者は2万7000人を超えたと言われています…。(米軍の公式発表はもっと少ないです。)中東では意外と少ないですが、これも近代戦争のドローンなどの無人ミサイル攻撃等の成果だと言えますかーネ。


ここ数年、特に中東戦争でのアメリカ軍の主力攻撃兵器となりつつある、前線で兵士が死と隣り合わせの敵と衝突する戦争から、遠隔操作で前線から遠く離れた作戦室でコンピュータと映像でミサイルボタンを押す戦争がすでに始まっています。もう既に、現実の戦争の姿になっています…。

寧ろ私は、ドローンと同時に火器を持った戦闘ロボットを登場させてほしかったです。映画ではもう類似の作品が既に公開されていますーネ。決して今更あたらしい軍事計画とは決して言えず、イギリスよりもアメリカ軍が実際の戦闘行為に使用していました。もはや現実は映画に先行していました…。それではダメなんです!!!


(尚、 誤字脱字その他のために、アップした後で文章の校正をする時があります。予告なしに突然補筆訂正することがありますが、ご容赦ください…)







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