流石埜魚水の【特選映画】、★映画のMIKATA★映画をMITAKA・・・

都市生活者の心と言葉を掌にのせた小説、電脳化社会の記号とイルージョンを巡る映画、都市の孕むシンボルと深層を探るエッセイ、街の風景と季節の色を彩る短歌…。小説と映像とエッセイと短歌をブログに・・・掲載します。

】 悲観せず傲慢にならず、遥か彼方の微かな希望の瞬きを頼りに、セーレンの歌声に誘惑されず、世間の荒波に座礁しないように、市場原理の大海原を航海する。せめて言葉の夢を帆にうけて、寄る辺ない望みを胸に船出する。クルーは都会に倦んだ迷い子たち。

時に甲板から望遠鏡で覗く重層的な風景を、時に心の底に沈殿した阿呆な風刺を、時に止めどもなく吐き出される狂気の叫びを、時にノスタルジツクな幻想の記憶を、時に原初の悠遠な海のざわめきを…、ブログに託しましょう。共にブログのイデアを玩味しましょう


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7月は色々なことがありました。8月も或いは、これからも様々なことがありそうです。在るかもしれない…ということ以上の確信を述べると、予言めいてしまいますーね。リオオリンピックの金メダルレースに、日本中が毎日TVに釘づけです。北にも南でも地震がやけに頻発しますーね。その中で、日本各地で停止していた「原子力発電所」は、日本を底知れぬ放射能汚染の危険にさらします。とうとう「福島」を忘れて、禊の選挙も終えて自民党は、「原子力発電爆弾」ようなものを再び抱えてしまった。天皇陛下の生前退位も、SMAPの解散も衝撃的なニュースだけれども、愛媛県の伊方原発3号機が再稼働か…!!!は、それ以上に深刻なニュースですね。とうとうアーアやってしまったね。


945年8月6日に広島市に投下されました、そして、8月9日に長崎市に原爆が投下されました。今年は原爆に関してどんな映画が放映されたかな…と注目していたが、民放各局の何処も原爆投下の映画はなかったです…。戦争を知らない世代が多くなったとはいえ、18歳選挙権を新しく持った240万人の若者たちの、仮想現実の世界でしか知らない「戦争体験」と、飢も知らない飽食に生きる「飽満の時代」のヤングだから仕方ないーねと、諦めてはいられない、だから団塊の世代が奮起しなくてはいけない時代ですーね。悲しいですーね、情け

ないですーね、靖国へ参拝した女性国会議員は、長崎広島の慰霊堂、沖縄のひめゆりの塔へ寧ろ参拝すべきですよーね。これでも被爆国の政治家なのかーナ。広島の当時の人口が42万人の時に、広島の死者行方不明者は約12万人(被爆後5年間の間に広島で20万人死亡)、長崎の人口24万人の時に、約7万人(長崎で14万人死亡)が犠牲になりました。だが、その御霊は「靖国神社」などに安らかに眠ってはいない…です。今村昌監督の 『黒い雨』(1989年5月公開。原作:井伏鱒二)か、最早古典ともいえる、市川崑監督の1959年版「野火」(1959年11月公開。脚本:和田夏十)、か或は、塚本晋也監督の「野火」でもいいですーね。せめては山田洋次監督の『母と暮せば』(2015年12月公開)をテレビで放映してほしかったです。8月15日当たりにどんな映画が放映されるか、まあ、民放の良心に期待しましょう、因みに、原田眞人監督の「日本のいちばん長い日」(2015年公開、原作:半藤一利の『日本のいちばん長い日 決定版』)をテレビ朝日「日曜洋画劇場」で8月14日(日)21時~に放映します。ただね、私はこの映画の視聴前にもう一度、岡本喜八 監督の『本のいちばん長い日』(橋本忍 脚本、

原作:大宅壮一『日本のいちばん長い日』 )を鑑賞してほしいです。俳優の顔ぶれと、敗戦濃厚な軍属の狂気の姿は圧巻です。



さて、敗戦記念日8月15日も近いので、そろそろDVD特選映画<ナチズムとホロコースト>のテーマを始めましょうか…ね。まずは、画家になれなかったヒットラーは、美術や絵画に対する執念を持ち続け、ナチスのナンバー2のゲーリングも次々に美術品を集めた。特に芸術の中でも印象派や近代美術の新潮流に対して「退廃」を非難のマイナス極に置き、退廃美術の烙印を押して約2万点の美術品を徹底的にユダヤ人収集家のコレクションから没収し、ベルリンの倉庫に集めたー。ヒットラーが青年時代を過ごしたオーストリアのドナウ河畔のリンツに世界最大の美術館を建設する夢を抱いた「リンツ特別計画」の始まりでした。ナチスのために収奪された美術品は、戦後も元の持ち主に返却されることなく行方不明のまま残され、その作品は10万点

はあるといわれてます。そんな、ヒトラと美術にまつわる映画を4本『ミケランジェロの暗号』、『黄金のアデーレ 名画の帰還』、『ミケランジェロ・プロジェクト』、『アドルフの画集』をまず取り上げておきます…。


①『ミケランジェロの暗号』(ヴォルフガング・ムルンベルガー 監督。2011年公開)・・・第80回アカデミー賞外国語映画賞を受賞した『ヒトラーの贋札』のスタッフが映画化した。ユダヤ人美術商のカウフマンの息子・ヴィクトルは、家族内で代々伝わるミケランジェロの絵画の秘匿場所を、親友のルディに教えるが、しかしルディはナチスの一員となっていて、その秘密を出世のために売り渡していた。イタリアのムッソリーニのご機嫌をとり、軍事条約を優位に結ぶために、その絵を欲しがっていた。ドイツ軍は絵を奪い、ヴィクトルとその両親は収容所へと送られた。がしかし、軍が簒奪した絵は贋作とわかる。収容所に送られた母の救済と交換に、本物のミケランジェロの絵画を渡す条件を出す。息子ヴィクトールは、父親が遺した謎のメッセージから、父親の肖像画の裏に隠されていると暗号を解明する。 一家の宝の隠し場所は、カウフマン家の財産をすべて奪った裏切り者のルディの作品の中にあった…。


②『黄金のアデーレ 名画の帰還』(サイモン・カーティス監督。2015年公開)・・・アメリカ在住の82歳のマリア・アルトマン(1916-2011)は、第2次世界大戦中にナチスの圧政で、オーストラリアからアメリカへ命からがら逃亡をしたユダヤ人の一人であった。その後、ナチスに奪われたグスタフ・クリムトが描いた伯母の肖像画「アデーレの肖像」が、オーストリアの美術館に展示されてることを知り、それを元の持ち主、「私」に返せ―と訴える。この作品は、ナチズムの美と術品をユダヤ人から強奪した悲しい歴史を描いていると同時に、ヒトラとナチズムの歪んだ美術収集の歴史が「現代」まで引きずっていることをリアルに描いています。彼女は、十二音技法のシェーンベルクの孫で、まだ新米弁護士ランディの助けを借り、オーストリア政府に絵画の返還を求める訴訟を起こす。現実的には、7年間の裁判の末、その返還訴訟に勝訴した結果、今はNYの美術館「ノイエ・ギャラリー」に展示されている。この映画は、史実に基づいた埋もれた現代史です。


③『ミケランジェロ・プロジェクト』(ジョージ・クルーニー監督。2013年公開) ・・・ドイツ軍が侵攻した欧州各国の美術品を略奪して、美術品は、ミュンヘンにあった元総統官邸の中央集積所に集められた。数年前の実際のニュースで、戦争中ナチスに強奪され、行方がわからなくなった美術品が、ナチス時代に略奪美術品の売買を任されていた4人の美術商の一人の息子のミュンヘン自宅から1500点あまりの美術品が発見されることがあった。ドイツ軍の文化への蛮行に、ジョージ・クルーニー演じるハーバード大学付属美術館の館長・ストークスが調査を始める。彼はルーズベルト大統領を説得し、彫刻家、美術商、歴史家、美術史学などを招集して「モニュメンツ・メン」を結成する。 発見した美術品の中には、レオナルド・ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』やレンブラントの『自画像』やフェルメールの『真珠の耳飾りの少女』などの絵画、ミケランジェロの『聖母子像』、ピカソ、マティスなどの傑作も含まれていた。連合軍がドイツでみつけた美術品の隠し場所は1400ヶ所以上であったと言われています。この映画もまた、史実に基づいた埋もれた現代史です。


④『アドルフの画集』 (2002年公開、 メノ・メイエス監督)・・・画家を目指すもののなかなか才能が開花せず、やがて政治活動に傾倒していく、独裁者アドルフ・ヒトラーの若き日の姿を描いた作品です。1918年ドイツ・ミュンヘンを舞台に、独裁者になる前の青年アドルフ・ヒトラが、政治活動にのめりこんでいく姿がそこに描かれている。初めの一歩は、第一次世界大戦で右腕を失い、軍を除隊し後、裕福な画商として暮らしていたユダヤ人のマックス・ロスマンと、たまたまそこにいた画家を夢見る16連隊の復員兵伍長、アドルフ・ヒトラーが、マックスの画廊の前で、出会う運命から始まる…。不思議に初めは、青年アドルフは感情的な反ユダヤ主義者でもなかったーナ。それが次第に、政治こそ最高のアートだー、文化を腐敗させる吸血ユダヤと、大衆を前に絶叫するファナティックな演説は、既に後のヒトラーの血の陶酔とユダヤ人虐殺とを表していました…。何故どおして、絵画に熱中する青年が演説に陶酔するのかー、脚本家&監督のメノ・メイエスは、青年ヒトラーを括弧の中にいれたままである気がしました。まあ、それで絵画とヒトラーの結合因子は分かりました。どうしてドイツ人は、ヒトラーを「ハイル ヒトラー」と讃え、どうして国民はユダヤ人虐殺を支持したのかーは、恐らく、その時代のドイツの雰囲気に投げこまれないと、わからないのだろうーね。「それでも、何故ドイツ人はヒトラーを選んだ・・・」のかな???


さて、導入が長くなりました。8月中旬の特選映画をアップロードしま

す。今回4本を映画館で観賞、今月8月は、『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』(ジェイ・ローチ監督)、『或る終焉』(ミシェル・フランコ監督)、『ロスト・バケーション(ジャウマ・コレット=セラ監督)、ターザン:REBORN』(デビッド・イェーツ監督)、『ニュースの真相』(ジェームズ・バンダービルト監督)、『秘密』(大友啓史監督)、『X-MEN:アポカリプス 』(ブライアン・シンガー監督)をー、通算で8本を観賞しました。その中で選んだ特選映画1本は、『X-MEN:アポカリプス』でした。暑い時には、迫力満点の、スカートする炭酸飲料のようなアクション娯楽映画が一番です。シリーズで最高の出来ではないかと思います…。一瞬間、腰砕けで日和見主義の日本のマスコミに喝!を入れるために

ニュースの真相』もイイかなと思いましたが、止めました…。所詮今の日本の報道機関は、サラリーマン記者しか居なくなった―ンダナ。


1


1本目は、2004年、再選を目指すブッシュ大統領を脅かすスキャンダル、ベトナム戦争中、大物政治家だった父親の力を使って兵役を逃れるため州兵になったという疑惑をスクープ報道して波紋を広げたCBSのTV番組「60ミニッツⅡ」を描いた報道映画『ニュースの真相』(ジェームズ・バンダービルト監督)でした。


ジョージ・W・ブッシュ米大統領が丁度再選を目指していた04年、アメリカのメジャー放送局CBSの辣腕女性プロデューサー、メアリー・メイプス(ケイト・ブランシェット)は、ジャーナリストのダン・ラザー(ロバート・レッドフォード)がアンカーマンを務める看板番組で、ブッシュの軍歴詐欺疑惑をスクープ報道する。しかし次第に、その証言と証拠は偽造と疑われ、報道に関わった番組スタッフは、局の内部調査委員会から断罪される。


同じ報道映画でいまだ記憶に新しい映画は、カトリック教会の聖職者による幼児への性的虐待を暴露したアメリカ「ボストン・グローブ紙」の記者たちを描き、2015年第88回アカデミー賞の作品賞と脚本賞を受賞した映画「スポットライト 世紀のスクープ」(トム・マッカーシー 監督、脚本:ジョシュ・シンガー、トム・マッカーシー)がありました。この作品はブログでもコメントを載せました。ナンカ、あの映画の二番煎じのような気がしました。


2


死者の脳内神経組織をスキャンし、それで得た死者の直前の網膜に映った映像を、第三者の脳内にデータを送って見ることもできた。連続殺人の被害者の記憶を映像化することによって殺害時の犯人捜査に利用していた。2本目は、このシステムを導入した科学警察研究所「第九」研究室が組織され、室長・薪剛(生田斗真)の元で未解決の連続

殺人事件を解明する『秘密』(大友啓史監督)でした。


清水玲子の人気コミックを映画化したサイコサスペンスなのですが、

網膜に残る映像記憶から殺人犯を捜査するサイコミステリーは、今更新鮮味がありませんでした。二番煎じのアイドル映画なのか…と安易な制作姿勢に呆れました。また、原作がコミックゆえにストーリに一貫性がなく、事件と人物が多すぎて、ミステリーが余りに複雑すぎて難解ー、いや、混乱錯乱していて判り難いです。率直に行ってサイコミステリーの駄作でした…。


3本目は、コロンビア大学の物理学者エリン(クリステン・ウィグ)、幽霊研究本の共同執筆者で、高校時代の親友アビー(メリッサ・マッカーシー)、アビーの相棒ジリアン(ケイト・マッキノン)の、女性ばかりの幽霊退治人たちのドタバタコメディー『ゴーストバスターズ 』(ポール・フェイグ監督)でした。


3


ゴーストがオドロオドロシイ幽霊の出没する、妖怪や魑魅魍魎の呪わしい幽霊屋敷のホラー映画ではなくて、それを退治する女性3人組のコメディーであるところが、1984年に登場した、ニューヨーク・コロンビア大学で超常現象や幽霊・霊体研究を行っていたピーター・ヴェンクマン博士、レイモンド・スタンツ博士、イゴン・スペングラー博士の、三人

の科学者が主役、ブラス1人が幽霊を退治する旧作コメディ映画「ゴーストバスターズ」(アイヴァン・ライトマン監督)は、そのまま引き継がれて、再び今また、制作されることの所以なのだろうー。1984年北米興行収入第1位という大ヒット記録、アメリカばかりでなく日本の映画ファをも沸かせた人気コメディーです。が、今回はどうでしょうか???


私は、ナンカ映画のラストがどうもゲラゲラ笑って、ハッピーに一件落着という終わり方をしてなくて、ナンカ続編含みの中途半端なラストだな…とすっきりしなかったです。まあまあ、それでも娯楽映画として楽しめた作品でした。リオのオリンピックを見飽きた人たちの、これもまた暇つぶしかもしれませんーね。でも、日本の映画監督には、幽霊をコメディーにする発想はないよーナ。


4

エジプトの廃墟から数千年の眠りの後、崇拝者の祈りによって目覚めたミュータントの始祖・アポカリプスが、人間と文明を崩壊させようと破壊活動を始める。4本目は、人類の終末・アポカリプスのミュータントに

対して、プロフェッサーX(ジェームズ・マカヴォイ)、ミスティーク(ジェニファー・ローレンス)らがその行動を阻止しようと立ち向かう『X-MEN:アポカリプス 』(ブライアン・シンガー監督)でした。

「X-メン」シリーズ第1弾の 「X-メン (X-Men)」 (2000年公開、ブライア

ン・シンガー監督)、第2弾の「X-MEN2 (X2)」 (公開、ブライアン・シンガー)、第3弾の「X-MEN: ファイナル ディシジョン」(2006年公開、ブ

レット・ラトナー監督)、第4弾の「X-MEN: ファースト・ジェネレーション」(2011年公開、マシュー・ヴォーン監督)、第5弾の「X-MEN: フューチャー&パスト」(2014年公開、ブライアン・シンガー監督)に続くシリー

ズ第6弾「X-MEN: アポカリプス」は最新作でした。


まあ、日本中の何処も「お盆休み」です。子供連れの家族で映画館も満員でした、娯楽映画として充分に楽しめた作品でした。 もう少し感動的な、涙腺を流す映画が見たいです…が。正直、夏休みはガキを

喜ばすアニメとディズニーファンタジーの上映が多いです。「X-MEN」はその中で一番マシな娯楽映画でした。


(尚、 誤字脱字その他のために、アップした後で文章の校正をする時があります。予告なしに突然補筆訂正することがありますが、ご容赦ください…)











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7月31日に行われた都知事選挙は、ドタバタ喜劇と、野党連合の大敗で終わりました。結果は、元女性ニュースキャスターから自民党国会議員へ転身、元防衛相の小池百合子氏(64)が早々と当選確実を決め、初の女性都知事の誕生でした。小池さんが選挙戦で訴えた政策スローガンは、オリンピックの経費削減初め、行財政改革や知事報酬の削減などを主張した。何より、自民都連や都議会自民との対峙、自民党の推薦も拒絶されながらも、都議会の「冒頭解散」さえも打ち出した対決姿勢だった。私の疑り深い「勘繰り」から言えば、初めから終わりまで自民党の選挙戦略のような気がします。世耕弘成、やったな…。


小池さんは291万票を獲得。次点の岩手県知事や総務大臣を歴任した増田寛也さんの得票数は、1,793,453票で、100万票以上の大差。自民党が擁立して全面バックアップしたのにも拘らず完敗でした。第3位のジャーナリスト・鳥越俊太郎氏の得票数は1,346,103票。元日弁連会長の宇都宮健児さんを辞退させながら、野党統一(民進・共産・社民・生活)候補の期待を背負って出馬したものの、従来型の人気選挙、タレント候補者の集票力は今回の都知事選では無力でした。その知名度故に却って、選挙活動中に週刊誌に過去の女性スキャンダルを逆手に取られた。完全に選挙戦略の失敗でした。参議員選挙、都知事選は深慮遠謀に欠けましたね…。衆議院選挙には必ず「憲法25条」と社会保障しか再生の作戦はありませんーヨ。私は、「ミスター年金」と呼ばれた長妻議員を党首に推したいです。無所属で立候補したジャーナリストの上杉隆さん[48才]は12位で179,63万票でした。私が選挙参謀ならば、猪瀬直樹元都知事を応援に、福祉と経済と地方自治の気鋭の学者を副知事に据え、福祉と平和と経済のスローガンを掲げて票を集めるけれどもな…。次回の衆議院選挙にはぜひとも、私を選挙参謀の一人に雇って、社民党で立候補してください・・・。


私は選挙程フィクションを越えるドラマはないと思ってます。しかし、未だに選挙の喜劇性も、ドキュメント性も、ドラマティックな瞬間を描いた映画がないですーね。あー、私がそんな映画の脚本が書きたいです。

再びギリギリですが、7月下旬を飛ばして、申し訳ないが、8月初旬をアップします。あと10月初旬までもう一つ設備関連の試験が待ち受け

てますので、こんなペースで載せたいです。それまでは、息抜きで映

画館の席に座り、気分転換でブログを書いて発行します。


8月初旬の特選映画をアップロードします。今回4本を映画館で観賞、8月はまだまだ通算で4本しか観賞してません。が、見たい映画はたくさんあります。これだけは見たい必見の秀作の中で、選んだ特選映画

1本は、『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』でした。


1


1本目は、赤狩り(マッカーシズム)と呼ばれた反共運動の最初の標的とされたハリウッド映画界の著名な10人のブラックリスト(ハリウッド・テン)の中に数えられ、ハリウッドの映画界から追放された脚本家ダルトン・トランボの半生を描く伝記映画『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』(ジェイ・ローチ監督、ショーン・マクナマラ脚本、原作:ブルース・クック)でした。追放されながらも、偽名で執筆を続け、『ローマの休日』(1953年公開。ウィリアム・ワイラー 監督。1976年にトランボの死後、イアン・マクレラン・ハンターの執筆とされていたこの作品が追

放中のトランボが1953年に書いたものであったことが判明し、アカデミー原案賞は1993年に改めてトランボに贈られることになっ。)『ジョニーは戦場へ行った』(1939年の反戦小説である。ベトナム戦争最中の1971年、彼の脚本・監督により映画化された。)『黒い牡牛』(1956年公開。アーヴィング・ラパー監督。ロバート・リッチの偽名で書いた脚本、アカデミー原案賞)などの名作を手掛けてきたハリウッドに復帰した後も、『パピヨン』(1973年)『ダラスの熱い日』(1973年)の脚本を最後に1976年死去した。


以前にDVD特選映画<映画と医療>の作品で、「ジョニーは戦場へ行った」コメントを載せたことがあります。反共キャンペーン下院非米活動委員会による第1回聴聞会で、アメリカ合衆国憲法修正一条(言論と集会の自由を規定した条項)を理由に証言を拒み、議会侮辱罪で逮捕され、禁固刑の実刑判決を受た。刑期終了後に映画界から完全に追放さていた苦境に対して、家族ともどもメキシコに移住、貧困のただ中でもB級映画作品を次々に書き飛ばしていた。映画のストーリそのものです。でもーね、本当に才能のある人だなーと思いました。


2

2本目は、息子ダンの死を機に、ターミナルケアの患者を世話する介護ヘルパー・デヴィッド(ティム・ロス)は、ある老人患者から安楽死の手伝いをしてほしいと頼まれる、終末期患者の安楽死の映画『或る終焉』(ミシェル・フランコ監督)でした。第68回カンヌ国際映画祭で脚本賞を受賞したドラマというコメントに魅かれて鑑賞しましたが、完全な駄作でした。悲しくも胸が締め付けられるカタルシスのない映画でした。特に、ラストシーンで、外をジョギングしていたデヴィッドが、突然車に轢かれる…、いやそんな想像を想起させる衝突音と、映画のラストの唐突さは、映像だけでは説明不十分で訳も分からない締めくくりでした。


私はこの『或る終焉』を横浜市南区にある「ジャック&ベティ」という映

画館で見ました。意外や意外、川崎横浜のTOHO系の映画で公開されてない、寧ろ従来東京まで見たい映画があれば観に行かなければ

ならない作品が、ここで上映されていました…。映画好きの私としては、え~という喜びでした。


3

休暇で独り秘境のビーチに来た医学生のナンシー(ブレイク・ライヴリー)は、サーフィンを楽しんでいた。が、波に乗って楽しんでいた最中に漂流していたクジラの死体の近くで岩礁に脚を負傷して血を流す。3

本目は、海に沈む岩場に取り残されたヒロインが、危険な人食いサメに狙われ襲われ、逃げ延びるパニックサメ映画『ロスト・バケーション

(ジャウマ・コレット=セラ監督)でした。


サメの背びれを見て急いで、近くの岩場にたどり着いたが、孤立無援の海中で巨大なサメが周囲を旋回して、獰猛な牙がナンシーを狙っていた。海岸までおよそ200メートルだが、その岩場が満潮で海面下に沈む寸前に海中に浮かぶ照明ブイまで泳ぎ渡る。通常のサメ映画と違うは、彼女の医学知識と機転で、サメの餌食にならずにハッピーエンドで救助されるところだろう―かな。


4


4本目は、エドガー・ライス・バローズの古典的ジャングル小説「ターザ

ン」シリーズを原作に、映画『ハリー・ポッターシリーズの最後の4作を

監督したデビッド・イェーツ監督が新しく製作した『ターザン:REBORN』でした。


幼児の時アフリカのコンゴの密林でゴリラに育てられ、「ターザン」と呼ばれていた。アフリカのジャングルにいた学者の娘で、今は美しい妻となったジェーンと結婚して、イギリスの貴族であり、また実業家として裕福な暮らしをしていた。子供をターザンに殺されたと、彼を敵と狙うジャングルの族長が、ターザンの命とダイヤを交換条件として、ベル

ギー王の特使、レオン・ロム(クリストフ・ヴァルツ)が、ジェーンを人質にコンゴへターザンを呼び寄せた。アフリカの奴隷売買なども絡んだストーリになっている。南北戦争に参加した元アメリカ軍兵士のジョージ・ワシントン・ウィリアムズ(サミュエル・L・ジャクソン)がターザンに同行する。


昔々、私がモノクロTVで見た「ターザン」は、誰の作品だったのかな…と思うくらい懐かしい映画でした。ア~ア~と密林で叫ぶジョニー・ワイズミュラー主役のターザンから始まる、『類猿人ターザン』(1932年公開。W・S・ヴァン・ダイク監督)だったのかな…。昭和7年ではあまりに古すぎるかーナ、ともかく娯楽映画として楽しめました。



尚、 誤字脱字その他のために、アップした後で文章の校正をする時があります。予告なしに突然補筆訂正することがありますが、ご容赦ください…






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繰り返しますが、7月は色々なことがありました。或いはこれからも色々なことがありそうですーね。


7月は禍々しく欝々しい時期なのですーね。このブログを掲載した直後に、相模原の障害者施設「津久井やまゆり園」に、午前2時50分頃に刃物を持った元職員・植松聖男が侵入したうえ暴れまわり、19人が

心肺停止20人が重傷した。津久井警察署は殺人と建造物侵入の疑いで緊急逮捕した・・・ニュース速報が現場取材の映像と共に流れました。近年稀な無差別で凶悪な殺人事件が障害者介護施設で起こりま

した。過去の歴史の中では、ナチズムが障害者を抹殺する政治思想を、ユダヤ人をガス室に送る虐殺以前に始めています。いまだ背景にあるこの殺人犯の思想的動機や、影響を受けたイデオロギーはハッキリ解明されてませんが、歴史から忘れけた抹殺の「思想」が古い歴史の地層の下から突然隆起したような錯覚を持ちました。社会的批判や政治への反対運動や言動が、反社会性の高い疑いを刻印されて「強制措置」の対象となり、ウルトラ正義の力を持たないことを願うだけです。この事件からどんなムチャナ議論が派生するか、強かな「政治」屋たちの動向を私は見守りたいです・・・。この事件も映画にしてほしいな!!!


事実は小説より奇なり、いや、映画は事実よりもさらに奇なり~。映像は時代の人間模様を写す魔法の鏡・・・です。殺人事件は時代の人間の歪みを暴く、メリメリバリバリ音を響かせる「真実の軋み」ですかね~。


再び前置きが予想外に長くなりました。さて、漸く映画のブログらしい文章にたどり着けました

7月初旬で観た映画は、『クリーピー 偽りの隣人』、『帰ってきたヒトラー』、『葛城事件』、『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』の4本

でした。その中の一本『帰ってきたヒトラー』を特選映画に選びました。兎も角、時間がないのでこれだけは最低限観たい作品だ…、この映画だけは見逃せない作品だ・・・というのを映画コメントに載せました。今回の4作品とも率直に行って秀作ばかりですー。4本作品とも奥行きの広い、テーマとしても思索の重みを伴う映画なので、単に映画館へ観に行くだけでは終わらなかったです。同じ監督の別の作品や、ホロコーストのテーマで製作された作品なども鑑賞してみました。『帰ってきたヒトラー』をきっかけに、DVD特選映画「ホロコーストとナチズムとヒトラーの映画」を掲載したいー、と新しいテーマさえ企画する段階まで進んでいます…。


7月中までに、以前見たもの、既に鑑賞済みの作品も含めて「ナチズムとホロコースト」の映画を23本を載せておきます。①「顔のないヒットラーたち」②「スベャリスト/自覚なき殺戮者」③「ハンナアレント」④「ディファイアン」⑤「灰の記憶」⑥「ワルキューレ」⑦「愛を読む人」⑧「縞模様のパジャマの少年」⑨「アイアン・スカイ」⑩「黄色い星の子供たち」⑪「アンネの日記」⑫「帰ってきたヒトラー」⑬「サラの鍵」⑭「戦場のピアニスト」⑮「サウルの息子」⑯「ミケランジェロの暗号」⑰「シンドラーのリスト」⑰「善き人」⑱「ライフイズビューティフル」⑲「ヒトラーの贋札」⑳「黄金のアデーレ 名画の帰還」㉑「杉原千畝 スギハラチウネ」㉒「ヒトラー暗殺、13分の誤算 」㉓「ミケランジェロ・プロジェクト」…。残念ながら、名作の誉れ高い「ソフィーの選択」と「夜と霧」は、ツタヤの棚にもゲオの在庫にもありませんでした…。残念乍ら、「アイヒマン・ショー 歴史を映した男たち」(2015年公開)は、見逃しました。まだDVDがリリースされてないので、待ち遠しいです。


黒沢清 監督の『クリーピー 偽りの隣人』から、2012年10月に発覚した兵庫県尼崎市の≪尼崎連続変死事件≫を手繰り寄せ、黒澤監督の「叫」をもう一度鑑賞しました。更に、この現実の殺人事件の詳細が知りたくて、これを究明したルポ本の「家族喰い――尼崎連続変死事件の真相」や、「モンスター 尼崎連続殺人事件の真実」なども読みたくなりました…。その内に、DVD特選映画の一つのテーマに「殺人事件と映画」が出来そうです。或は、同じく赤堀雅秋監督の『葛城事件』を観た後で、同じ監督の作品「その夜の侍」を鑑賞しました。『葛城事件』に勝るとも劣らない人間の情念と復讐と犯罪をテーマとする映画でした。また、この映画の現実的な無差別殺人事件、学校内で児童7人を刺殺した≪付属池田小事件≫の犯人・宅間守についての詳細が知りたくなりまして、やはり、この事件を追いかけたルポ本「池田小児童惨殺犯・宅間守の父と語った100時間」や「宅間守 精神鑑定書 精神医療と刑事司法のはざまで」が読みたくなりました。この映画ブログのブックレビューで取り上げたい本です…。

さてまたまた前置きが長くなりました。導入が長たらしい割には、コメン トが物足りないーなと言われそうです。ただ、映画は、映画の社会的背景や、監督のクリエイティブな意識の底にあるテーマもまた、映像理解のために必要ではないでしょうかーね。


1


1本目は、過去に衝撃を与えた凶悪犯罪『尼崎連続変死事件』(2012年10月発生)を素材とした犯罪映画クリーピー 偽りの隣人』(黒沢清 監督)でした。


精神異常のある犯罪者によって署内で刺され、刑事から大学勤務の犯罪心理学者に転身した高倉(西島秀俊)はある日、以前刑事の同僚だった野上(東出昌大)から6年前の一家失踪事件の犯罪分析を頼まれる。だが、その事件のたった一人の生存者である長女の早紀(川口春奈)の記憶の糸をたぐっても、依然事件の真相は謎に包まれていた。一方、高倉が妻(竹内結子)と一緒に転居した住宅地に、謎の隣人・西野(香川照之)が住んでいた。どこか捉えどころがなく、正体がつかめない怪しくも謎の私生活を営む隣人でした…。 その娘早紀(川口春名)はある日、高倉家に飛び込んできて、追いかけてくる西野から逃げるように「助けて」「私は本当の娘ではないの」ーと訴える。その内に近隣から火事と爆発が起こり、西野家を探っていた刑事の野上の死体が、近隣の家族の死体と共に発見される…。謎と殺人の連鎖から、映画は始まる。黒沢清 監督の特徴だろうかな、映画のストーリが謎の解決と解明に向かって展開するのではなくて、謎の連鎖によって、事件がすっきり解決する結末ではなくて、鑑賞しているものには却って、より人間存在の不可解さが深まるばかりの、事件のカオスの中に置き去りにされる気がします。


もう多くの日本人は忘れてしまったが、2012年10月に兵庫県尼崎市で発覚した連続殺人死体遺棄事件を彷彿とさせる映画です。暴行や監禁によって主犯格の角田美代子という老女が、血縁関係にない他人を集めて同居させ、恰も家族のような共同生活を強制しながら生活していた。しかし同居人相互が監視し合い殺し合い牽制する、異常で不可解な事件でした。腕力もなくただ脅かしの言葉だけで、屈強な男たちや素早い若い女たちをどのように支配したのだろうか…という疑問が、私には、この事件発生当時から最後の最後まで残りました。この映画の「原」テーマでもあります。獄中での主犯・角田美代子の自殺によってこの事件は幕が降りました…。恐らく、黒沢清 監督の胸中にもこの納得できない事件の謎と、人間心理の迷路が残っているのだろうーね…。

黒澤清監督に興味を覚えて過去の作品を調べて見ましたが、私がすでに鑑賞していた映画が3本ありました。「」(2007年)、「リアル〜完全なる首長竜の日〜」(2013年)、「岸辺の旅」(2015年)の作品群の中で、私はどうしても「叫」が難解すぎて理解できなかったです。

ただ、最新作「クリーピー 偽りの隣人」は、彼の初期の黒澤作品のテーマに戻ったような気がしました。もう少しこの監督の作品を観たくなりました。


2 


2本目は、独裁者アドルフ・ヒトラー(オリヴァー・マスッチ)が突如として現代に甦り、、ナチスドイツがドイツ国民を魅了し、支配した同じ思想と同じ演説をしながら、再び現代ドイツの国民の人気を博するー、奇想天外ですが、マスコの恐ろしい扇動力を感じさせる、ある意味でコルディーめいた映画『帰ってきたヒトラー』(ダーヴィト・ヴネント監督)でした。ヒトラーの最後の隠れ家だった洞窟、歴史的遺跡の看板の近くでヒトラーが出現するというシーンから映画は始まる…。

カメラの前で堂々と過激な演説を繰り出す姿に対して、視聴者はその演説に度肝を抜かれ、かつてのヒトラーを模したものまね芸人と拍手喝采する。クビになったテレビ局への復帰をもくろむテレビマンにスカウトされてテレビに出演する。ドイツ人はヒトラーそっくりのコスプレ男だと勘違いして、テレビ局はヒット番組の主役として持て囃した。次第に彼の気迫に満ちた演説を繰り出すうちに、ヒトラー芸人はテレビの人気者となる。しかしある日、戦争を体験したテレビマンの母親は、ヒットラー芸人が、実は過去の歴史に生きた「本物のヒトラー」だと気付く…。


最近ナチスやヒトラーやホロコーストを扱った映画がたくさん公開されました。「黄金のアデーレ 名画の帰還」(2015年)「杉原千畝 スギハラチウネ」(2015年)「ヒトラー暗殺、13分の誤算 」(2015年)「サウルの息子」(2015年)「ミケランジェロ・プロジェクト」(2014年)
「アイヒマン・ショー/歴史を映した男たち」(2015年)
等々はつい最近、ほとんどの作品は映画館で観賞したものです。「帰ってきたヒトラー」(2016年)に刺激されて、作品だけを羅列してみました。これを眺めただけでも、夥しい数ですね…。何故、ナチズムがドイツ国民の支持を得て政権を取ったのか?ユダヤ人収容所での虐殺のシーンを観ていると、平気でガス室に毒薬を散布し、裸体の死体を物のように運ぶ映像は、気分を暗くしますが、あのドイツ兵の残虐行為を支えた「意識」は何なのだろうか?或は、人間は同じ人間の命を書くも簡単に奪えるものなのか?私には、いや、ホロコーストの映画を鑑賞した人間のほとんどは、同じ疑問を持つだろう…。その答えが最近公開の作品も含めて、それらの疑問に一つの答を導き出し言いるのでは着ないのかーナ。


歴史の残虐は、忘れられたころに再び起こる可能性があります。レンタルショップのツタヤのカウンターで、「夜と霧」はどうして絶版になっているのですかーと店員に聞いたら、「夜と霧」って何ですか…と問い返されました。私はフランクルの本「夜と霧」も活字で読んだことがあるので、尚更に私は唖然としました。既に、戦争もナチズムもホロコーストも知らない世代がいよいよ現れた…ノカ。


3


3本目は、街のちいさな金物屋の二代目の葛城清(三浦友和)の築いた何ともない平凡な家族四人のつながりが綻び、徐徐に「家庭」の協和が亀裂し崩壊する過程を描いた犯罪映画『葛城事件』(赤堀雅秋監督&脚本)でした。「家族」の生成流転の物語は家族の内部の崩壊から始まった。次男・稔(若葉竜也)は、家に閉じこもり、劣等感の塊のような人格障害を持ちながら、結局、「稔」の無差別殺人事件がマイホームの起承転結の「結」となった。『葛城事件』の葛城家も普通の家庭で普通の家族の一家になる筈でしたが。がしかし、出来のいい長男・保(新井浩文)は、独立して家庭を持って、もうじき、子供が生まれる妊娠した妻を抱えながら、リストラに合い、お昼は公園のベンチで食べていたー。「保」はとうとう一家の崩壊に耐えられなくて飛び降り自殺する。これがもう一つの「結」でした。稔(若葉竜也)を育て上げた妻の伸子(南果歩)もまた、理想の家族と生活を手に入れられなかった。


地方出身の男女が仕事場で、或は趣味やスポーツのサークルで出会い結婚し、住宅ローンで一戸建てのマイホームを買い、家計を懸命に切り盛りし、マイホームを手に入れる。一姫二太郎の子供が生まれ、子供をいい大学に入学させるために、給与袋を計算しながら塾に通わせ、時々遊園地に子供を連れて家庭サービスをして、子供を一流の会社に入社すること事を目標に育てる・・・。そして息子は結婚し

た長男の孫の誕生を楽しみにしている・・・。これが近代日本の平均的で平凡な共同体のライフ循環です。果たしてこの葛城家の崩壊の「起承転結」の転機とは何だったのかーな。特に妻の不倫があったわけでもなかった、金物屋の商売が赤字で、収入がなくなったわけでもないー。時代の外圧によって家族崩壊したわけでもない・・・。私に藻掘族の崩壊の原因がよく分かりません。

 

21歳になった稔は、8人を殺傷する無差別殺人事件を起こして死刑囚になってしまう。自分の育て方に間違いがあったのかと、マイホームの庭の木の枝に首つり自殺しようとする清。女として妻として自問自答

する中、母の伸子は精神的に病んでしまう。保は勤めていた広告代理店を解雇され、自殺する。結末のエピソードは、やがて、稔と獄中結婚したいと出現する女・星野が現れる。


私は以前見た映画、獄中死刑囚・南木野淳と獄中結婚する女性・川原薫が主人公の映画「真幸(まさき)くあらば(2010年公開、御徒町凧監督、小嵐九八郎原作)を思い出しました)。でも、この映画の原作のモデルでもあった事件、附属池田小学校に侵入して、児童を次々に襲撃した結果、児童8名が殺害され無差別殺人事件「附属池田小学校事件」(2001年発生)の死刑囚・宅間宅(事件当時37歳)もまた、この事件の死刑判決確定後、死刑廃止運動家の女性と文通を経て獄中結婚をした。現実の事件と映画の曲職されたプロットを比較してもしょうがないが、現実の事件に何か足され、なにが脚色されているのかが問題でしょうーね


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4本目は、地球侵略を企む地球外生物と人類の闘いを描いたSF映画『インデペンデンス・デイ』の続編で、アメリカ大統領が戦いの最前線に立って、この戦いを人類の独立記念日と鼓舞して勝利してから20年後を舞台にした『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』(ローランド・エメリッヒ監督)でした。宇宙人に勝利した人類は、侵略者の科学技術を学んで、さらに新しい航空技術と地球防衛システムを開発した。そして今、人類は再び侵略者と対決を迫られる。娯楽映画としては、観て損しない映画でした。それ以上のコメントは不要でしょうーね。


尚、 誤字脱字その他のために、アップした後で文章の校正をする時があります。予告なしに突然補筆訂正することがありますが、ご容赦ください…






 
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7月は色々なことがありました。或いはこれからも色々なことがありそうですーね。


最近のその話題の一つが、7月22日に「ポケモンGO」の日本での配信が始まったことかなー。先行配信した米国では既に街をうろつく若者の間で加熱しているようです。配信当日朝からマスコミがこの話題を映像で大量に流しています。あれれ、これはマスコミを使った情報操作なのかな、或は、株価操作、いやや、マーケティング戦略ならばいいが、私などついつい「政治」戦略と勘繰ってしまいます・・・???東京都知事選挙の街宣カーの近くにピカチューのゲットするのがレアなマスコットが出現したよ・・・などと「噂」が流布したら、それこそ選挙宣伝の効果満点ですねー。


日本でも今、些か異常に沸騰しています。ガラ系の携帯から完全に「スマホ」の時代が到来した観です。個人と個人の通信手段が、LINEによって一斉に瞬時に情報が集団へと伝達され、壁に囲まれた部屋の中の個人の、孤独な秘密の会話が、今や、「スマホ」によって街の中でワイワイガヤガヤと騒ぎながらスマホのソフトを媒介に他人との間で「仮想現実」の会話が始まり、ポケモンの情報交換をするようになった。「ポケモンGO」の魔法によってスマホが共感と共同の集団意識を付与したといってもいいのかな・・・。「ポケモンGO」には三つの魔法のキーワードが隠されているのではないのかな。今まで単にゲームでの異空間の対戦でしか過ぎなかった「ソーシャルネットワークゲーム」が見事に拡張したー。「たまごっち」のような孤独な意識に籠っていたゲーム性が、街中に出て地図の中でポケモンをゲットするというゲームの解放性が、幻想的な共時性を持つようになった、ブームとはいえ共同幻想さえも与えたーのかな。最後に、「ポケストップ」と「ジム」がゲームに組み込まれることで、ゲームとキャラクターが商品の購買意欲を喚起するだけでなくて、ポケモンのキャラクターが「ゆりかごから墓場」までの千変万化の商品とつながった…。文房具や鞄バックやTシャツばかりでなく、その内に、霊園の墓石や神社仏閣の境内に、或は、離乳食や乳母車にピカチュウキャラクターが登場する、さらにスニーカーやハイヒールの上にピカチューマスコットが登場する時代が到来するーのかな・・・。確実に新しいビジネスモデルを登場させた―のです。任天堂やマクドナルドの株価もポケモンGOのニュース発信前から高騰しているという。

繰り返しますが、7月は色々なことがありました。或いはこれからも色々なことがありそうですーね。


参議員選挙投票(7月10日)がありました。240万人の新しい18歳有権者の一票が、どの党のどの候補者に流れるのかなーと、私は興味津々でした。が、間違いなく彼等に政治意識はあるのだろうけれども、親の家で親の経済と保護の傘下にある、生活体験と企業内の組織体験と、お金で動く冷徹な「利益」の経済原則の経験希薄な高校生にとっては、政治と生活を繋ぐ「社会保障」や「医療費」や「高齢社会」・・・、「失業保険」や「保育園」や「養育費」や「年金」や「老人介施設」などは無縁なお金の世界ですーね。ついに「アベノミクス」の山は動かせなかったーな。その一因は、戦略を持てない「民進党」の選挙ベタが原因カナ…。政党と選挙のためにお金をかけて「シンクタンク」と選挙参謀を雇わないとねー!!!自民党が「経済」を選挙戦のテーマに掲げたら、それに対抗できる政治テーマは「社会保障」ではないのカナ・・・。憲法を守れと呼びかけるならば具体的に「憲法9条と25

条を守れ!」と掲げないとねー。


桝添要一都知事の辞任(7月12日)の後、都知事選挙(7月31日投開票)では、注目の立候補者の選挙活動は今たけなわーですね。その一人、TVキャスターというよりも癌を克したジャーナリストの鳥越俊太郎[76才]。何よりも、野党統一候補(民進・共産・社民・生活)と、3度目の都知事選出馬を譲った苦労人の元日弁連会長の宇都宮健児の辞退は残念ですーね。私は彼に都知事になってほしかったです。もう一人は、岩手県知事や総務大臣などを歴任した増田寛也[64才]。東大法学部卒のコチコチの官僚です。さらに、元女性ニュースキャスターから自民党国会議員へ転身した小池百合子[64才]。大胆にも自民党の推薦はないのだが、当選9回で環境大臣・防衛大臣などを歴任したキャビキャビの議員。もう一人、忘れてはならない存在が、目立たないが、ジャーナリストの上杉隆[48才]は異質な候補者ですーね。


 六八コンビで、中村八大さんが作曲した音楽に詞を付けたヒット曲の作詞家でもあった、ラジオ番組や草創期のテレビ番組に携わったテレビ界寵児であった永六輔さん83才が逝去しました(7月7日)。 ジェリー藤尾さの歌声が印象深い「遠くへ行きたい」など、ヒット曲がありました。


東京・浅草の「最尊寺」の住職の17代目の息子でもあった永六輔さんは、勿論、私など旅番組「遠くへ行きたい」をよく見ていたのですが、それよりもラジオ好きの私は、TBSラジオの土曜日に一日中声を聴いていたので余計に寂しい気がしました。


水原弘さんの「黒い花びら」、坂本九さんの「上を向いて歩こうよ」等々、いろいろな歌手が歌ってる昭和歌謡を代表する名歌を残してくれました。


更に続けて、『11PM』、『巨泉×前武ゲバゲバ90分!』、『クイズダービー』、『世界まるごとHOWマッチ』など人気番組の司会を数多く務めた人気司会であり、タレントの大橋巨泉(大橋克巳)さんが12日、度重なるがんの手術の末に死去(82才)しました。昭和の文化よ、さらば…。ご冥福をお祈りいたします。


7月は禍々しい時期なのですーね。事実は小説より奇なり、いや、映画は事実よりより奇なり~。映像は時代の人間模様を写す魔法の鏡・・・です。殺人事件は時代の人間の歪みを暴く、メリメリバリバリ音を響かせる「真実の軋み」ですかね~。


7月上旬のこのブロクが、なんとなんと7月も下旬にまでズレて遅れてたのは、ありていに言えば、年内に設備関連の資格取得のために、私は二つ国家試験を抱えているます。中年になっても知識を詰め込むのはシンドイが、映画を見る時間がないのは、束縛以上に辛いものですーね、本当に映画を鑑賞する時間がありませんでした。中高年になると経験ばかりでなく、この資格も大切な生き残りの条件になっています。転職再就職ともなるなお更に必要条件となります。「一億総活躍社会」かー、言葉だけの政治スローガンかーな…。

 

もう一つこの映画ブログのアップが遅れた理由は、最近、海外TVドラマに嵌ってしまっています。テレビ朝日の昼ドラに、サスペンス流行作家「キャスル」と、ニューヨーク市警の美人刑事「ベケット」がコンビを組んで、難事件を解決する面白い海外ドラマ「キャスル」の放映がありま

した。あのTVー、貴方も見たことありますかー???その「シリーズ4」で突然放送が打ち切られました。レンタルショップの海外ドラマの棚には「シリーズ5」と「シリーズ6」のDVDのケースがズラーと並んでいました。「シリーズ4」の最後が、キャスルの家のドアーで二人が抱き合い、いい雰囲気で愛し合う場面で終わったのです…。この先のシーンがぜひとも、どうしても見たくて、レンタルショップへ連日のように2-3巻ずつDVDを借りに行きました。それがドキドキするくらい面白い、ワクワクするくらい次の巻が見たくなり、とうとう「シリーズ6」まで見終わってしまいました。映画館で上映される新作よりも見応えがありました…。


さて、7月上旬の特選映画をアップロードします。もう既に7月下旬なのに、上旬でコメントできる映画は4本を観賞するにとどまっています。その中で私の選んだ特選映画1本は、『帰ってきたヒトラー』でした。過去の凶悪犯罪を彷彿させる犯罪映画&サスペンス仕立ての邦画二本、クリーピー 偽りの隣人』も『葛城事件』も、一押しの作品でした。ただ、敢えて<ナチズムとヒットラー>をコミカルに映像化した『帰ってきたヒトラー』を選びました。ゲラゲラ笑うコミカルな映画ではな

かったですが、ヒットラーに似た「お笑い芸人」の政治演説が、やがて過去の遺物のアジテーションの筈なのに、その「お笑い演説」が、マスコミから流された途端に、新鮮なイデオロギーとして支持される滑稽な政治シーンが、次第にシリアルになってきて、なんか怖ろしい気がしました。ホロコーストとナチズムは時代と状況によってー、不満と憎悪と不信の感情と結びつくと政治に振り回され、「ナチズム」はゾンビのように復活する…という教訓がありましたーね。


滑稽な笑いは、やがて怖ろしい恐怖政治へと変遷する教訓的な映画でした・・。前置きが予想外に長くなりました。さて、漸く映画のブログらしい文章にたどり着けました

導入文章が長くなりましたので、この続きは次回に掲載します。



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最近の大きなTVの話題といえば、やはり舛添要一東京都知事の辞任劇かな・・・。都知事の辞任ニュースといえば、政治ドラマを見ているように面白おかしくー、政治資金で美術品絵画を購入したとか、湯河原の別荘へ通う私用に公用車を使うとか、家族団欒のホテル滞在なのに会議を装ったりとか、シルクの中国服を公費で買ったりとか…、吉本のお笑いのネタになるようなニュースばかりです。でも、私には西部邁・舛添要一といえば、東大医学部の研修医制度への抗議に端を発した東大紛争、東大安田講堂、そして1988年(昭和63年)に起こった「東大駒場騒動」などの60年代70年代の時代背景と共に記憶に残っている事件と人物なのです…が。当時、東大教養学部教授だった西部邁が、あの「チベットのモーツァルト」(1983年、せりか書房)を書いた中沢新一を、社会科学科助教授に推薦するのだが、教授会で拒絶された。それに抗議して西部邁などと共に大学を辞職した一人であった。私の記憶違いもあるかもしれませんが、私は西部・舛添の名前をこう記憶しています。東京大学教養学部政治学助教授から、将来、東大教授にもなった学者ですが、辞任後2001年に自民党参議院議員に初当選、2014年東京都知事選挙に当選する、輝かしい経歴の中で、エリートコースを蹴って政治家に転身した彼の政治理論と象牙の塔に踵を返した叛骨精神を期待したのだけれども、それがそれなのに…ナ。国政でも都政で大胆な政治手腕を振るってほしかった政治家でしたが・・・ネ。決して「SEKOI」などという和製英語を残す人になってほしくなかったと、私は思うのです。国会議事堂内の高級官僚と国会議員のOBさえたくさん輩出する東大の「政治学」とは、そんなに役に立たない脆弱な学問を教えいるのか???都議会で彼の政治資金の実態を暴こうといろいろな質問を都議員が投げましたが、私は残念でたまりません。どうして彼に、「舛添都知事よー、あんたの政治目的とは何だ?」、或はまた、「政治家の使命とは何だと思いますか?」と、問いかける議員が一人もいないのか…と胡乱に思いました。私は、彼の口からその答えを聞きたかったです。再び都知事選の選挙に誰が立候補するのかの、興味本位の候補者ニュースが流れています。が今度こそ、人気投票ではなく、政治の目的と、政治家の使命をはっきり掲げる東京都知事を選んでほしいです…ね!

 

ハリウッドの映画ならば、自民党の陰のシンクタンクが舛添辞任に向けてマスコミを使って世論操作をした…、参議院圧勝のために選挙対策のための一手…、全てが巧妙に仕組まれたどす黒い保守政権の裏工作だった、となるのだがーナ。

さて、6月中旬の特選映画をアップロードします。今回4本を映画館で観賞、今月6月は今の所、初旬デッドプール探偵ミタライの事件簿 星籠(せいろ)の海』『サウスポーヒメアノ~ル』『64-ロクヨン-後編』、中旬『二ツ星の料理人』『マネーモンスターマイケル・ムーアの世界侵略のススメ10 クローバーフィールド・レーン』の9本を観賞しました。選んだ特選映画1本は、ドキュメント映画『マイケル・ムーアの世界侵略のススメでした。こんなのんびりした企業でフアフア気分の国家では、例えば、有給休暇が年/8週間もあるイタリアのオートバイメーカー「ドゥカテ」の本社工場の従業員と経営者のコメントを見ると、しのぎを削る世界の金融システと経済競争には勝てないで、ギリシャのように国家経済は破たんするゾ…と言うかもしれませんーね。ただ、マイケル・ムーアは、合衆国の1パーセントの資産家が「お金」を独占するアメリカの高度資本主義と富が資本家に集中するアメリカに「No!」と言っています…。

 

1

料理の舌とフライパンを操る腕は一流、皿を盛る料理センスは芸術家、しかし、どうしたものか調理場とオーナとの間でついついトラブルを起こし、キャリアを台なしにするシェフ、アダム・ジョーンズ(ブラッドリー・クーパー)が主人公。1本目は、突然パリの二ツ星レストランから姿を消して3年後、それでも依然伝説の有名シェフの評判が残るアダムは、ロンドンの友人トニー(ダニエル・ブリュール)のレストランに現れ、新天地ロンドンで三ツ星獲得を目指して奮闘を始める料理映画『二ツ星の料理人』(ジョン・ウェルズ監督)でした。

 

料理映画といえば、過去に数々の名作傑作があるジャンルです。率直に言って、ラーメンとカレーライスとチャーハンとコロッケと焼きそばが好きな私は、余りグルメではないのです。だから、私は「料理映画」はあまり夢中になって見れないのです。近頃記憶に残るそれらの映画では、洋画のシェフ 三ツ星フードトラック始めました」(2014年公開、ジョン・ファヴロー監督 )かな…。邦画ではまず、『深夜食堂』(2015年公開、松岡錠司監督)がシミジミ旨味が染みた映画でした。次はそう、「南極料理人」 (2009年公開、沖田修一監督) が最後まで楽しめた映画でした…。

 

私の名作傑作の基準の一つは、ラストシーンがコメントを書くときに鮮やかに蘇って来るかどうか―です。料理映画『二ツ星の料理人は、どうも感動が甦ってこないのです…ね。

 

2

リー・ゲイツ(ジョージ・クルーニー)が司会を務める財テク番組「マネーモンスター」に拳銃を手にしたカイル(ジャック・オコンネル)が生放送中のスタジオに憤って乱入して、この番組の株式情報によって貯金を全て失い破産したという。スタジオジャックは、番組ディレクターのパティ(ジュリア・ロバーツ)の指示で、そのままカイルの出演するスタジオテロ事件の同時生中継になってしまう。2本目は、巧みな話術で株価予想や視聴者への助言を行う経済情報番組、財テク番組が推奨した株価の激変の裏に隠された株価操作を暴露した『マネーモンスター』(ジョディ・フォスター監督)でした。

 

え~あの女優ジョディ・フォスターが監督した映画なのーと驚きましたが、これまでリトルマン・テイト』『それでも、愛してる』などを制作しているようです。2014年4月、パートナーの女性写真家アレクサンドラ・ヘディソンと同性結婚した彼女です、次回作品では是非とも,「同性愛」をテーマとした映画を作って欲しいです。

 

3

3本目は、ある日、アメリカ国防総省のお歴々のお偉方たちに呼ばれて、惨敗続きの国防総省に代わりに映画監督のマイケル・ムーアは、アメリカの「侵略者」として空母艦ロナルド・レーガンに乗り込み、ヨーロッパへと向かう、彼独特のジャーナリスティクでアイロニカルな、とことんラジカルなアメリカ批判の『マイケル・ムーアの世界侵略のススメ』(マイケル・ムーア監督)でした。

 

コロンバイン高校の銃乱射事件に題材をとり、銃社会アメリカを痛烈に批判した『ボウリング・フォー・コロンバイン』 (2002年公開)や、皆保険制度のないアメリカ合衆国の高額な保険医療制度と、キューバなどの医療制度を取材した「医療問題」をテーマにしたドキュメント映画シッコ』(2007年公開)、2008年9月に起こった「サブプライムローン」と、証券会社「リーマン・ブラザーズ」の破綻が引き金となって生起した金融危機と世界金融恐慌の真実を描くためにニューヨークのウォール街へと乗り込んでいく取材映画キャピタリズム~マネーは踊る~』 (2009年公開)など、アメリカが今直面している社会問題をドキュメント風に仕立てるマイケル・ムーア監督の視点と傑作は、既に数々残されています。今度の『世界侵略のススメ』では、本来ならばアメリカが起源だが、しかしながら、アメリカにはない、既にアメリカから消滅した社会保障制度や労働環境、教育制度や司法制度などを求めてヨーロッパ各国を幅広く取材しています。例えば、有給休暇が年間に8週間もある、イタリア・ボローニャを拠点とするオートバイメーカー「ドゥカティ(Ducati 」の本社工場を訪問して、従業員と経営者を取材しています。例えば、休日を寛いでいる家庭や、会社を退勤後の時間帯に上司がスタッフに連絡をすると法律違反なるドイツの労働環境、例えば、麻薬使用が合法であるポルトガルの司法制度、例えば、手錠も鉄格子も死刑制度も無く、出入り自由な孤島の一軒家に自由に生活するノルウェー刑務所の囚人たちがいる司法制度と刑罰、例えば、家庭での宿題もなく、週に20時間しか授業がないのに、学力水準は世界トップクラスのフィンランドの教育制度が紹介されています…。

 

彼はその都度アメリカの国旗を「侵略」の証として置くのでした。つまり、アメリカ起原の制度と組織と人間観が、その国のその社会システムに根付いているから―なのです。

 

4

4本目はニューヨーク市街を巨大怪獣が襲い、都市の破壊に逃げ惑う市民の恐怖を描いた、2008年の怪獣パニック映画「クローバーフィールド HAKAISHA」(マット・リーヴス監督、脚本:ドリュー・ゴダードのサスペンス編とも言っていい作品『10 クローバーフィールド・レーン』(ダン・トラクテンバーグ監督。J・J・エイブラムス製作)でした。

 

恋人の元に車を走らせる主人公の女性・ミシェル(メアリー・エリザベス・ウィンステッド)は、突然の事故で車は道路から転落反転して、目覚めると怪我をして、コンクリートの壁に囲まれた部屋に、点滴を注射され、鎖と手錠によって束縛されたマットの上の自分に気が付く。ここは怪獣の襲撃から難を逃れるシェルター内で、この中には、彼女をここへ運び襲撃から救助したと主張するシェルターの所有者・ハワード(ジョン・グッドマン)と、シェルターの避難同居者・エメット(ジョン・ギャラガー・Jr)が、この中で既に共同の非難生活をしていた。この作品かサスペンスである理由は、ミシェルは、モンスターが地球を襲い汚染された外は危険だー、この地下シェルターに留まれーという彼らの言葉が、寧ろ生命を擁護している言葉としてよりも、ミシェルをコンクリートの中に自由を拘束されている・・・と疑心暗鬼になってくる心理的な疑惑が持ち上がって来るところです。

 

ただ、最後のシーンでハワードから逃げ、地下シェルターを抜け出して、そして、怪獣の出現に車で方向もわからずに逃げ去る時に、ラジオから生存者のSOSを聞くところで、車をヒューヘストンへ方向転換して、ハンドルを切る場面で終わります。ア~続編がありそうだな・・・という予感と共に、ストーリが中途半端に閉じられ、作品を堪能しきれない不満を持つ映画でした。

 

 

(尚、 誤字脱字その他のために、アップした後で文章の校正をする時があります。予告なしに突然補筆訂正することがありますが、ご容赦ください…)

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