流石埜魚水の【特選映画】、★映画のMIKATA★映画をMITAKA・・・

都市生活者の心と言葉を掌にのせた小説、電脳化社会の記号とイルージョンを巡る映画、都市の孕むシンボルと深層を探るエッセイ、街の風景と季節の色を彩る短歌…。小説と映像とエッセイと短歌をブログに・・・掲載します。

】 悲観せず傲慢にならず、遥か彼方の微かな希望の瞬きを頼りに、セーレンの歌声に誘惑されず、世間の荒波に座礁しないように、市場原理の大海原を航海する。せめて言葉の夢を帆にうけて、寄る辺ない望みを胸に船出する。クルーは都会に倦んだ迷い子たち。

時に甲板から望遠鏡で覗く重層的な風景を、時に心の底に沈殿した阿呆な風刺を、時に止めどもなく吐き出される狂気の叫びを、時にノスタルジツクな幻想の記憶を、時に原初の悠遠な海のざわめきを…、ブログに託しましょう。共にブログのイデアを玩味しましょう


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アメリカのTVドラマは面白いですね。一本観始めるとその先のその次のストーリが気になります。関東圏の日本テレビでシーズン1から公開され、現在シーズン3が深夜に放映されています『PERSON of INTEREST 犯罪予知ユニット』にひと言だけ書きたくなりました。2001年9月11日のアメリカ同時多発テロ事件、9.11の世界貿易センタービルテロ以来、アメリカは急速に監視社会を、社会正義の星条旗の旗の下に進めてきました。国際空港は勿論、賑やかな繁華街の街頭にさえテロ防止のため顔認証システムによってテロリストや危ない犯罪者や指名手配犯を常に監視しています…。それが時に軍事や政治にまで情報収集のため適用範囲が広がっている…と言うのが、アメリカの監視社会の現状ですかーネ。スノーデンの告発は、時の政権によって外国の要人や大使館や、一般のアメリカ市民さえも監視されるという危機感からでした。日本の自民党政権が画策している≪共謀罪≫の法案も、テロ防止を建前にして、この情報収集と市民への管理と監視手段にしようとする悪知恵ですーネ。AIコンピュータがニューヨーク市の凶悪犯罪を防止するサインを出す犯罪ドラマ『PERSON of INTEREST 犯罪予知ユニット』(CBS。製作総指揮、J・J・エイブラムス、ブライアン・バーク、ジョナサン・ノーラン他 )は、シーズン1より政府がこのシステムを政治権力によって丸ごと取り込まれるかどうかが大きな問題となっていました。時の政治権力に弱腰の日本の民放テレビ局では製作できない番組ですかね。


シーズン7が漸くレンタルショップの棚に並んで『キャッスル 〜ミステリー作家は事件がお好き』(ジョン・ターレスキー、ロブ・ボウマン、 ビル・ロウ監督)のDVDを真っ先にレンタルしまして、私は目下夢中です。売れっ子の探偵小説作家のキャスルと美人女刑事のベケットの、チョトお色気たっぷりの犯罪ドラマです。日本でも数々の刑事ものの犯罪ドラマが制作されています。日本の刑事ドラマは荒唐無稽で余りリアリティーがなくてつまらないですーネ。唯一、槙山秀雄原作のドラマ映画だけは例外ですかーネ。私は竹内結子が刑事役の、誉田哲也の警察小説シリーズ「姫川玲子シリーズ」を映画化した『ストロベリー・ナイト』が一番好きですが、やはり日本の放送局には、こんなお色気コンビとミステリーのアイデアは、まねできない面白さです…ネ。特に、最近お昼の連ドラになっているテレビ朝日、倉本聰脚本の『やすらぎの郷』は、がっかりする内容です…!!!今、なんでどうして俳優の老後生活を深刻に描く必要があるのですかーネ、理解しがたいです。

さて、5月上旬の特選映画をアップロードします。今回邦画3本を映画館で観賞、今月5月は通算で3本を観賞しました。選んだ特選映画1本は、『追憶』でした。取り上げる作品が少ないですが、漸くコメントするに値する映画が公開された…と喜んでいます。洋画も既に公開された他の新作、例えば「カフェ・ソサエティ」(ウディ・アレン監督)、「ノー・エスケープ 自由への国境 」(ホナス・キュアロン監督)、「スプリット SPLIT」(M・ナイト・シャマラン監督)などを見ましたが、どうもコメントを書く気が起こらないのです。というのも、いくつか年内にビル設備管理の資格試験の準備゛のために「お勉強」しているので、時間の余裕がないからかもしれません。今予定しています建築物環境衛生管理技術者「ビル管」の試験は中々の難関です。のでだから、5月下旬に廻します。下旬には洋画も邦画も面白そうな邦画洋画が公開されるので、上旬はややアップがまた遅れるかもしれません。


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1本目は、謎の老人から永遠の命を与えられ、死ぬことのできない無限の肉体を持つ不死身の剣士・万次(木村拓哉)が、剣客集団・逸刀流の首領である天津影久(福士蒼汰)に二天一流の道場主の父を殺された少女・浅野凛(杉咲花)から復讐のために用心棒として雇われ、壮絶な戦いに身を投じる姿が描かれる『無限の住人』(2017年、三池崇史監督)でした。


久々の邦画、時代劇の映画の案内です。今作は、謎の老人から永遠の命を与えられ、死ぬことのできない不思議の虫を体内に宿され、無限の肉体を持つ不死身の剣士・万次(木村拓哉)が、剣客集団・逸刀流の首領である天津影久(福士蒼汰)に二天一流の道場主の父を殺された少女・浅野凛(杉咲花)から復讐のために用心棒として雇われ、壮絶な戦いに身を投じる斬りあいの格闘シーンが続く漫画時代劇『無限の住人』(2017年、三池崇史監督)でした。木村拓哉主演の時代劇といえば、山田洋次監督の『武士の一分』(2006年公開)は傑作でしたが、同じ時代劇とは言え期待外れの似て非なる時代劇でした。


数少ない時代劇の中で、久々にしかも木村拓哉主演の時代劇です・・・。TVでも頻繁に映画宣伝を流していました。が、鳴り物入りの時代劇にしては、GW中に私は見に行きましたが、館内は閑散としていました、人気は今一つ低迷しているように思われますーネ。単に斬り合いと殺戮だけの映像の連続で、私も観賞後に胸糞悪い後味しか残りませんでした。舞台は時代劇ですが、戦争映画や西部劇と同じで、幕府の役人を相手に万次と逸刀流の天津影久が、バッタバッタと着られる映像が続くだけです…。どうしてこんな面白くもない胸糞悪い映像を長々と流すのかなー、何故なのか不思議でした?西部劇でも、インディアンと軍隊の襲撃と打ち合い殺し合いがありました、マカロニウエスタンでも、拳銃の打ち合い殺し合いを続けましたが、時代劇のあのチャンバラの斬りあいは、残酷で凄惨でーネ。監督は言わずと知れた三池崇史です。ホラーコメディーバイオレンス初め幅広い作品を制作するエンターティナーですが、過去の時代劇には、『十三人の刺客』(2010年公開)に次いで、今回で時代劇第二作目です。この作品は、1963年(昭和38年)の工藤栄一監督、片岡千恵蔵主演『十三人の刺客』のリメイク版でした。将軍の異母弟にあたる暴虐・無法の明石藩主松平斉韶を討ち取ることを決意した御目付役の島田新左衛門は多勢の侍を従える松平斉韶一行が通過する寂れた小さな村・落合宿で、集められた13人の刺客が迎え撃つ少数対多勢の集団抗争時代劇でした。暴力団同士の抗争と同じで血みどろの殺陣が続くシーンの連続です。三池崇史監督はこの時代劇の手法をそのままこの作品でも踏襲したようですーが、元々は沙村広明のコミック時代劇が原作なので、たいしたストーリも変化にとんだ仕掛けも伏線のある絡繰りも、テーマなどある訳がないです。だから、テーマなき漫画的ハチャメチャのドタバタ喜劇で、時代劇のぬいぐるみを被った、乱闘劇でした。しかもまだアイドルを脱皮できないキムタクの拙い演技のため、映画は従来の時代劇の体裁さえ持たないです…ヨ。今年最低最悪の作品かもしれません。最近の三池崇史監督の映画は、制作すれば金が儲かる…式の、金儲けの道具に映画が貶められているーナと思います。

 
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富山県警捜査一課の四方篤刑事(岡田准一)と、富山の漁港町で土建屋を経営している田所啓太(小栗旬)と、東京でガラス屋の娘と結婚して後を継いでいる川端悟(柄本佑)の3人が旧友で、ガラス店の赤字経営のためお金の工面をするために故郷の富山に帰っていたが、殺害現場で刺殺体となって発見された。2本目は、養護施設の孤児たちが旧友で、共通の旧友3人と、ヤクザの愛人だった仁科涼子(安藤サクラ)の封印された過去が次第に明かされるサスペンス&殺人捜査の絡んだ『追憶』(2017年、降旗康男監督、青島武脚本、)でした。

主人公の刑事・四方には、離婚中の元妻と自殺未遂をするノイローゼ気味の祖母がいるー、田所啓太は順風満帆の土建会社経営者で、妊娠中の身重の妻がいて、新しい海岸の海の見える土地に新しい家を建築中でした。そして、遺体となった川端達3人は、赤字のガラス屋のために田所から借金をしに来た。幼なじみの3人は、昔々のヤクザの刺殺事件をきっかけに、それぞれはバラバラに連絡も取らず顔も合わせない他人として遠ざかっていた…が、それを破って殺される前日に川端は田所に会っていた。そこから田所も容疑者の一人として四方も疑ってたいた。もんもんを体に入れ墨したヤクザとセックスする安藤サクラの汚れ役もまた演技に力を入れた役者として好感が持てました。


デモね、また岡田准一主演の映画か、彼の時代劇もアクションも人生ドラマもあきたよね…と思うほど、岡田准一主演の映画が話題として頻繁に登場するようになりました。それ程最近の映画俳優としては異色です。演技上手とは言えないが演技の幅が広いというのでしょうか…ね。出光興産創業者の出光佐三氏をモデルにした主人公を演じた『海賊とよばれた男』( 2016年12月公開、百田尚樹原作、山崎貴監督)は、つい先日私は映画館で観た記憶があります。つい先日TVでも放映されていた、ネパールの首都カトマンズで山岳カメラマン・深町誠を演じた『エヴェレスト 神々の山嶺』(2016年3月公開、夢枕獏原作、平山秀幸監督)もありましたーネ。国家による思想検閲とメディア規制が強制される近未来日本で活躍する図書隊隊員を演じる、童話なのか小説なのかよく分からないが、明らかに子供向け映画『図書館戦争 THE LAST MISSION』( 2015年10月公開)『図書館戦争』(2013年4月公開、有川浩原作、佐藤監督)も話題作でした。10年後に切腹を命じられ、その日まで幽閉されて藩の歴史「家譜」を執筆する戸田秋谷を演じた『蜩ノ記』 ( 2014年10月4、葉室麟原作、小泉堯史監督)は、本格的な時代劇でした。太平洋戦争で零戦に乗り特攻戦死した宮部久蔵を演じた『永遠の0』( 2013年12月公開、百田尚樹原作、山崎貴監督)は、戦争映画で数々の賛否のあった作品でしたが、第38回日本アカデミー賞では最優秀作品賞、最優秀監督賞、最優秀主演男優賞ほか8部門を受賞しました。天文暦学者・渋川春海を演じた『天地明察』(2012年9月公開、冲方丁原作、滝田洋二郎監督)は、原作そのものも今まで日本史から忘れられた江戸時代の天文学という分野の、ドンナ人物なのか役作りが難しい小説でした。ここ4-5年間でもこんなにいろいろな映画で主役を演じているのです…チョット驚異的ですーネ。

今作では、原作小説はないようです。原案&脚本が青島武と瀧本智行の二人が載っているので、ストーリもこの二人が作ったものなのでしょうかーネ。特に青島武は今まで数々のヒット作品の脚本を手掛けているので、まあ、彼のオリジナル作品と言って良いのでしょうか。松本清張張りのドロドロした社会性と、お金と貧困と幼児期の暗い体験を持つ殺人事件が絡んだ謎解きのストーリで、見応えがありました。私には社会派の推理小説で、戦後の貧困の時代を生きる逃れられない犯罪を描いた日本人の原風景のような水上勉原作の古い邦画『飢餓海峡』(1965年公開、)を観ているようでした。

 
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3本目は、総理大臣になっていつか己の国を作り上げるという政治家への野望を抱いて国内屈指の名門校である海帝高校へ入学した赤場帝一(菅田将暉)を主人公にした、生徒会長の座を廻る学園コメディー映画『帝一の國』(2017年、永井聡監督)でした。この海帝高校の生徒会長の卒業生は、東大への推薦入学が可能で、OBは日本政治の中枢へ登りつめていた。

 

古屋兎丸の人気漫画を映画化した作品ですが、漫画を読まない私は全くの初体験のゲラゲラ笑える、俳優の大げさな台詞や演技自体が、まるで劇画のコメディーの吹き出し文字を読むようで、昨今こんなに手放しで笑えた映画は久しぶりでした。ただ、この荒唐無稽な政治コメディー映画が、私には現代政治の風刺しているかのように映りました。


帝一は、「政治は血を流さない戦争だ…」と言う。海帝高校の生徒会長となり、東大法学部に入学し、己の国を作り上げる野望のため内閣総理大臣を目指して政治家になる…。しかし、帝一の己の国を作り上げるという野望は、父親の代理戦争のために母親譲りのピアノの才能を封印されて、ひたすらエリートを目指していた、その最後の目標には、己の好きなピアノを弾きたいという念願でした。何か、今の保守政権の「政治」を嘲笑うかのようなコメディーでした。

 

(尚、 誤字脱字その他のために、アップした後で文章の校正をする時があります。予告なしに突然補筆訂正することがありますが、ご容赦ください…)




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