「キャップストーン」 岩崎陽 2009-010
岩崎陽氏「キャップストーン」読了しました。
第1回世界で一番怖い小説グランプリ受賞作。
・・・凄い賞があります。
初めて知りました。
で、本書。
そんなに怖くないです。
ま、怖い・怖くないというのは個人の嗜好だったりしますので、致し方なし。
そういう意味では「ホラー小説」というジャンルの定義そのものも怪しいです。
著者がそのつもりでなくとも、読み手がそう思えばそうであり、
著者が狙っていようとも、読み手がそう思わなければまったく違う。
残念ながら後者はまったく救いようがないわけですが、本書は、「やや前者」といった感じで好感触でした。
文中に「キャップストーン(略してキャップス)」と呼ばれることとなる謎の生き物が登場します。
このキャップスは人を食用としているのですが、この食べるまでのプロセスがなんとも空恐ろしいわけです。
人に化け、人の「決断力のなさ」につけこんで食べる。
架空の話ではありながら、人の浅ましさのようなものをついてくる作品です。
ストーリー展開も面白かったので、著者の別作品にさらに期待したいところです。
amazonリンク |
|
出版元 |
星雲社 |
初版刊行年月 |
2008/05 |
著者/編者 |
岩崎陽 |
総評 |
22点/30点満点中 |
採点の詳細 |
ストーリ性:3点 読了感:4点 ぐいぐい:4点 キャラ立ち:3点 意外性:4点 装丁:4点 |
あらすじ |
それに気づいたとき、隣村はすでに全滅していた。それは次には、この村を襲いにやってくる。それは姿を変えてやって来る―。第1回世界で一番怖い小説グランプリ受賞作。<<Amazonより抜粋>> |
第1回世界で一番怖い小説グランプリ受賞作。
・・・凄い賞があります。
初めて知りました。
で、本書。
そんなに怖くないです。
ま、怖い・怖くないというのは個人の嗜好だったりしますので、致し方なし。
そういう意味では「ホラー小説」というジャンルの定義そのものも怪しいです。
著者がそのつもりでなくとも、読み手がそう思えばそうであり、
著者が狙っていようとも、読み手がそう思わなければまったく違う。
残念ながら後者はまったく救いようがないわけですが、本書は、「やや前者」といった感じで好感触でした。
文中に「キャップストーン(略してキャップス)」と呼ばれることとなる謎の生き物が登場します。
このキャップスは人を食用としているのですが、この食べるまでのプロセスがなんとも空恐ろしいわけです。
人に化け、人の「決断力のなさ」につけこんで食べる。
架空の話ではありながら、人の浅ましさのようなものをついてくる作品です。
ストーリー展開も面白かったので、著者の別作品にさらに期待したいところです。