ワルシャワ2日目 (市内観光とマーケット) | ここでしかてにはいらないものたち(東欧雑貨 SASSOU公式ブログ)

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イギリス・ダラムMBA留学を終えた元サラリーマンの無職独身男性が東欧はじめヨーロッパを回る旅日記、のつもりで始めたつもりが早4年。いつのまにかこれを職業にしてしまったからさあたいへん。あちこちでいろいろ買い集めたはいいが、果たしてうまくいくのでしょうか。

先日訪れたワルシャワの二日目を振り返ります。本日は市内観光の続きとマーケットを少々。


ぼくはどこの土地を訪れてもスーパーに行くようにしています。やはりその土地の庶民の暮らしを見るのがその国の実情を知るのに一番だと思うからです。最近ではイギリス資本のテスコやフランスのカルフールなどの夜遅くまで開いているハイパーマートが進出して夜やることの少ない旅行者にも便利です。


ワルシャワではプラガ地区の端っこにあるカルフールが大きいとか。早速行ってみます。ちなみにプラガ地区はワルシャワでもダントツで治安のよろしくないところだそうです・・・。エバも「プラガだけは行っちゃ駄目よ、あそこはワルシャワじゃないから」と言ってましたが、まあはしっこだし大丈夫でしょう、ちょっとだけちょっとだけ。さて海外ではトラブルが怖い人もいるかと思いますが、基本的に、明るい時間であれば大抵大丈夫です。ただし、裏通りなどは行かないほうがいいです。また、早足で歩く、ときどき後ろを振り返って周りを確認する、などはしたほうがよいです。


さてそんなことを考えながら、バス停でカルフールの行き方をおばあさんに聞きますと、今しがた来たバスを指差して「3つ目で降りるのよ!!」とのこと(実際は指を三本出されただけでしたが)。たしかに三つ目の停留所で下車。でもなんと降りたのが・・


なーんもない道の途中。ばあさんたぶん四つ目か五つ目だったんじゃないの?ありゃりゃプラガ地区の近くで1人きり・・。実際危険地帯に来てみると、早歩きなどでは到底間に合わない気がしてきます。さっきと言ってることが違いますが・・。さて隣には鉄道駅があるようです。とてもうらびれた、真っ暗な場所です。こわーい・・。次のバスはだいぶ先・・・・。と思っていたら・・。


真っ暗の向こうから家族連れが出てきたぞ・・。よし行ってみよう!!


ホームに上がる階段。ほんとに真っ暗です。これでも日中です。


向こうに光が!そして活気が!島を見つけたマゼラン船団の気分です。


なんとマーケットでした!地図で調べたら有名なスタジアムマーケットでした。これがまたでかいマーケット。今迄で行った一番でかい規模のマーケット。ぐるぐると見て回りますが、広い・・。週末だけかと思ってましたが、毎日やっているようです(もしくは週末は蚤の市で、平日のは生活市なのかな?)。そのうち行こうと思っていた目的地だったので、結果的にはラッキーでした。売り物は衣料品がメイン。やけに靴下屋と下着屋が多く、しかも同じ商品ばかりです。


さして買いたいものがなかったのですが、靴下なかったので買っておくかととある店のにいちゃんと話してみると(売り手の大半がアジア系、でも何人かわからない)、靴下5足で9ズウォティ(1ズウォティは約36.4円)という。ユニクロだと3足1,000円だから悪くない。でもここでは買わない、次の店で聞いてみると8ズウォティだという。どこも同じ商品を扱っているので聞きやすい。結局何軒か話してみると、最終的に4ズウォティまで下がった。5足140円は安いなあ。品質は言わずもがなでしたが。


マーケットを後にして向かったカルフールでしたが、商品は大概西洋化されたものばかりでガッカリ。ハンガリーでもエストニアでも「おおっ今でもこんなもんあるんかいなー」というようなもの(とくに文房具)があるのですが、ここでは街や人がいまだ共産的な感じを残すのに、製品はきわめて西洋的なのが面白い。


午後になってエバに「プラガ地区からこんにちはー。ケイでーす」と電話をいれ、手が空いたので(彼女はとても忙しい)市内案内を頼むことに。今度はバスはやめてトラムで中心部へ帰ります。トラムは東欧の多くの国に見られます。とても情緒があっていいですね。日本にももっと増やせばいいのに・・。




エバは早速文化科学宮殿に連れて行ってくれました。展望台からの眺めです。やはり現地人の解説を聞くと面白い。エバによると、これは「このブサイクな塔は、私たちのすんばらしい友人であるスターリンからのプレゼント」らしく、当時この塔か地下鉄かなにか3つプレゼントの選択肢があったそうですが、どういうわけかポーランドの人々はこの塔を選んだそうな。「私が当時いたら絶対地下鉄選んでたわ」とのこと。まあそうでしょうなあ。彼女を始めとして、ポーランドにはロシア嫌いな人が多いらしく、エバにいたっては、「究極の選択でロシア人かドイツ人かどっちか信用しろって言われたら、間違いなくドイツ人を選ぶわ」だそうです。ポーランドはドイツ人にも大戦時相当好きなようにボロボロにやられてますが、それでもか・・。


この後もう一度旧市街を案内してもらいました。中身は昨日と重なるのでここでは割愛しますが、最後にエバと話して気付いたこと:トイレのマーク。


この逆▽なにかわかります?

もう一つは○。一対だから男女の別なのですが、三角が男性用丸が女性用なのだそうです。いろんな意味でなるほどな記号ですね。でもぼく、昨日ホテル到着時に「ふーんシャワーはここにあるのかあ」と○のほうへ入ってシャワーの位置を確かめました。トイレの個室には誰か人がいたような気がします・・。しかもその後でしっかり用まで足しちゃったけど・・。まあいいや、これも海外旅行の醍醐味です。違うか。


今日はこのあたりで。明日はワルシャワ最終日。買い物が中心になります。それでは。