最初から→#1S
前回→#103A
Discostar★Love 4
#104/Side-S
「っあ、」
雅紀を啼かせて
啼かせて
跳ねさせて
「ゃぁ、・・・っっ!」
達(イ)っても
また昇らせて
「ぅあっ、」
綺麗に踊るその姿を
俺だけが知り得るその表情(カオ)を
観ても観ても飽き足らなくて。
何度目かに達した時、
雅紀の背中が綺麗な曲線を描いて
呼吸を止めたかのように、
声にならない喘声(コエ)を悦びの涙に変えて達し果てた。
熱い湯に固く絞ったタオルで意識を手放している雅紀のカラダを綺麗にして
「悪ィ、調子に乗ったわ、」
そっとおでこに唇を落とす。
規則的な息遣いになった雅紀に
「起こしに来るまでゆっくり休んでろよ?俺のスタァ様、」
しっとりとしたその前髪を指で掬いながら
温かい気持ちが胸に溢れた。
熱いシャワーを浴びて、
部屋着の迷彩パンとTシャツに着替えてキッチンへ行く。
腹減ったな・・・
冷蔵庫を覗いても卵と牛乳、ビールとつまみしかない。
野菜室に多少のサラダ候補はあるけれど・・・
こんなでも、いつも雅紀はあるものでチャチャッと何か作ってくれちゃうんだよなァ〜・・・
シーチキンの缶詰を眺めながらうっかりニヤけてひとり咳払いをする。
引き出しの中にパンケーキミックスを見つけて、
これならと封を開けた。