秋葉原物語 =02
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2秒だけのお手間です(携帯からの方、出来なかったらすみません)
【お断り】
この小説は、小学校作文の延長であり、
文章で一部お見苦しい(?)
ところがございますので、温かく見守って
ご覧いただければ幸いです。
これは東京の秋葉原からヲタク文化が消えた後の物語です。
『チーム7期と11期』
「ホント5期の奴ら目障りだわ~」佐藤すみれことすーちゃんは歩行者が
振り向くくらいの声で菊地あやかに話しかけた。
「まあカリカリするな。近いうちブツからなきゃならない」と菊地が静かに答える。
「でもさー真正面から行ったらヤバくね?」前田亜美ことあーみんが先頭を歩く菊地の
前に出て振り向いた。「まあな向こうは武闘派が揃ってかんな~仁藤・石田・内田は
やっかいだな」菊池があーみんに向かって答えた。
「菊地、たったいま6期が5期に落ちたみたいだよ」1番後から菊地の横に小走りで
松井咲子が報告した。「マジで?人数的にヤバくね?」と菊地が答える前にあーみんが
口を開く。「今からカチこむか!」とすーちゃんがいきり立つ。
菊地はその場で足を止め「咲子さん、ドコでやってるの?」と静かな口調で咲子さんの
ほうを見た。「神田明神だって。わさみんと小森が偶然見かけて後をつけたら仁藤との
タイマンで高城が落ちたって」「タイマンか~なら6期は5期入りだな。高城も強いからな」
まるで他人事のように鈴木まりやことまりやんぬがつぶやいた。「咲子さん、わさみんと
小森をいつもの場所に呼び戻して。すみれは私と来て。あーみん達は小森と合流して」
菊地は覚悟を決めたかのように指示を出した。
「それにしても遅いな~あやりんはドコに行ったの?」ヨドバシカメラ8階のベンチに
座りながら岩佐美咲ことわさみんがあーみんを問いただした。「知らないよ。すーちゃんと
ドコかに行くって・・・」あーみんも困ったようだ。少し離れた場所で咲子さんが携帯で
誰かと話し込んでいた。「あれ誰と話してるの?」わさみんがまりやんぬに話しかける。
「もう、わさみん少しせっかち過ぎ。あれは6期生の野中にコッチへ寝返れと言ってるの」
「寝返るって?」「まあ6期を裏切ってコッチに来いって意味」「へぇ~えぇ!来るの?」
わさみんとまりやんぬのやり取りをベンチに座らず少し離れた場所から小森美果こと小森が
ニヤニヤしながら見ていた。「でもさー例えば野中がコッチに来たとしてもウチら全員で
8人だよ。5期は高城入れて9人。しかも4期と連合組むって噂だけど・・・そうなると
14人だよ~ど、ど、どうする?」「だからわさみん慌て過ぎ。あやりんはおそらく連合の
話をしに行ってると思うよ」まりやんぬは幼子に言い聞かすように話した。
「なぁ~紫帆里ウチラと手、組もうぜ。そうしないと11期は飲み込まれるよ」「確かに
ウチは戦力的に厳しい面もあるけど情けを掛けてもらうほど落ちぶれたつもりはないけど」
対峙する菊地に一瞥をくれ、すーちゃんに向かって鈴木紫帆里ことしほりんが答えた。
「でもさー?!」すーちゃんがしほりんに向かって答えようとしたところ菊地が右腕で制止し
「情けを掛けるつもりなんて無いよ。11期の鈴木紫帆里の力を借りたいんだ。傘下につけと
言わない。お互い同等の連合でどうだ?」そう言い終わると菊地は静かに頭を下げた。
「まあ私も元7期だ。元3期の大先輩あやりんに頼まれたら嫌だと言えないな」
しほりんは菊地に向かって右手を出した。「これでセブンイレブン連合ですね」2人が
握手を交わしている横で川栄李奈ことりっちゃんが菊地に満面の笑みで話しかけた。
セブンイレブン連合(7期+11期)
リーダー:菊地あやか
副リーダー:佐藤すみれ
軍師:鈴木紫帆里
メンバー:小森美果、前田亜美、松井咲子、岩佐美咲、鈴木まりや、川栄李奈、小嶋菜月、
名取稚菜、森川彩香、野中美郷(6期生)
総勢13名
つづく