190 「エグゼクティブ・デシジョン」 その名前は作品の品質保証マーク!! | ササポンのブログ

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ヒットメイカーといわれる
プロデューサーがいる。

少し前までは
「トップガン」や「パイレーツオブカリビアン」のジェリー・ブラッカイマーが
派手に活躍していたが
実のところ
彼の作り出す映画は
あまり僕の趣味ではない。

唯一、
また売れっ子じゃない頃の
「ザ・クラッカー」が
レビューに値するぐらいで
その作品群のなかには
劇場であまりのつまらなさに
椅子を蹴り壊したくなった「トップガン」や「フラッシュダンス」がある。
おまけに
我がワースト監督のひとり、トニー・スコット贔屓である。
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それに比べて
手がけた作品群のなかに
好きな映画が
ゾロゾロと並んでいるのが
この映画のプロデューサー
ジョエル・シルバー である。

その作品群を
ゾロゾロと並べてみると
いかに
僕好みかわかる。

ブレイブワン(2007)
インベーション(2007)
ブラザーサンタ(2007)
リーピング(2007)
Vフォー・ヴェンデッタ(2005)
キスキス,バンバン(2005)
蝋人形の館(2005)
マトリックス レボリューションズ(2003)
ゴシカ(2003)
マトリックス・リローデッド(2003)
ゴーストシップ(2002)
ソードフィッシュ(2001)
DENGEKI 電撃(2001)
ロミオ・マスト・ダイ(2000)
TATARI(1999)
マトリックス(1999)
リーサル・ウェポン4(1997)
陰謀のセオリー(1997)
ファーザーズ・デイ(1997)
エグゼクティブ・デシジョン(1996)
暗殺者(1995)
フェア・ゲーム(1995)
リッチー・リッチ(1994)
デモリションマン(1993)
ハドソン・ホーク(1991)
リコシェ(1991)
ラスト・ボーイスカウト(1991)
プレデター2(1991)
フォード・フェアレーンの冒険(1990)
ダイ・ハード2(1990)
ロードハウス 孤独の街(1989)
リーサル・ウェポン2 炎の約束(1989)
アクション・ジャクソン 大都会最前線(1988)
ダイ・ハード(1988)
リーサル・ウェポン(1987)
シュワルツェネッガー プレデター(1987)
ジャンピン・ジャック・フラッシュ(1986)
マイナー・ブラザーズ 史上最大の賭け(1985)
コマンドー(1985)
ときめきサイエンス(1985)
ストリート・オブ・ファイヤー(1984)
48時間(1982)
ザナドゥ(1980)


この中には
史上最凶極悪非道精神崩壊の大駄作
「まとりっくす2」 「ろみおますとだい」などが
あるが
ほとんどが僕のお気に入りだ。

特に
初期にウォルターヒルと組んで作り出した傑作群
そして
問答無用狂喜乱舞の大傑作
「ダイハード」「リーサルウェポン」などがあるだけで
このひとの偉大さがわかる。
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このひとの凄さは
シナリオ観る確かな目がある。

傑作が出来るシナリオがどんなものか
しっかりとわかっている。

その眼の確かさを証明したのが
奇しくも大駄作「まとりっくす2」であった。

この映画に関しては
彼は脚本に一切、文句を言わなかった・・・というより
言えなかった。

つまり
バカ監督の魚兄弟(ウォシャオスキーだから)が
前作のヒットで
権力をにぎってしまったゆえの処置。
つまりは
まとりっく2で魚兄弟の馬鹿が
モロに世間に
そして
1でバカ脚本を書き直しまくって
一応、観れるようにしたジョエル・シルバーの確かさを証明した。

ま、
魚兄弟の話はこれぐらいにして
この「エグ・デシ」に戻そう。

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この映画、
もう間違いもなく、徹底的に、
B級アクションです。

絶対です。

なぜなら
セガールとカートが二枚看板なのですから
B級です。

特に
カートくんは、
もうどんな大作映画に出ても
その映画をB級に変えてしまうという
魔法の力を持っています。


彼のお姿が、
スクリーンに映った瞬間、
おしゃれな映画館の内部に
ひびが入り
便所の匂いが漂う
ひと昔前の名画座の匂いが・・・。

嘘ではない。

さらに
セガールである。

もうこのあたりが出ただけで
雑誌「映画秘宝」である。

ちなみに娘の藤谷文子は
「映画秘宝」のインタビューで
「TOKYO!」で
ヌードになったのに
誰も騒がない・・と言うとりました。
僕は観てないからわかんないけど、
・・・。
あんまり見たくはないな・・。
でも
この娘、好きです。

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なんの話だ・・・

あ、セガールとカールくん。
と、いうわけで
確信的なB級ノリで
はじまったこの映画。

B級で大切なのは
よく出来たシナリオ・・これ常識・・

ほんま、この映画のシナリオは
よく出来てるわ。
感心するわ、ほんまってぐらいうまい。

基本発想は
「ダイハード」と同じ

あれが「タワーリングインフェルノ」に
テロリストぶち込みモノなら

これは
あきらかに
一連の
「エアポート」シリーズに
テロリストをぶち込んだ。

この発想自体がもうB級。

そして
セガールの扱いが
また・・笑ってしまう。
ネタバレだから言わないが
・・・・
笑えるよね・・・これは・・・




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さて、
この映画、
僕の大好きな兄貴が出ている。
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いえい!!
レグイザモ兄貴だぜえい!!
絶対に
僕より年下なのに
兄貴と呼んでしまう。

この映画での兄貴がまたかっこいい。

正直
この映画でのレグイザモ兄貴のかっこよさは
もう見事であります。

そして
もうひとり、
この映画でやたらに目立つオナゴがいる。


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これは違う映画だ・・・

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ハル・ベリー姉さんである。

もうこの映画のハル姉さん、やたらに綺麗だ。

僕は、
この映画以外の
ハル姉さんがあまり好きではない。

演技的な評価が高い作品ほど
好きではない。

僕は
この映画での
ハル姉さんが一番好きである。

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そて、この映画の肝心の内容は・・・
言わないほうがいいと思う。

とりあえず
なにも知識を入れないで観てください。

別にレンタルしなくてもいいです、
TVで吹き替えでやっていときでもいいです、
カットされているバージョンでもいいです、
途中からでもいいです、
洗濯を畳みながらでもいいです。

どんな状態で観てもおもしろいです。

B級映画というのは
そういう映画のことです。




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