168 「空軍大戦略」 ドッグファイトとドイツ軍のかっこよさを描ききった傑作。 | ササポンのブログ

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まず
最初の張ったこのポスター。

僕の中では
ベスト3に入る
傑作ポスターだと思います。

とにかく
シンプルで
洒落てて綺麗だ。
それでいてしっかりと物語の内容と合っているし
なにより、
全体の構成が抜群だ。
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今回は
画像が死ぬほどあった。
しかし
飛行機の画像ばっかりだ。
おまけに
それらは映画のシーンなのか
実際の戦争のシーンなのか
わからない。

まあ、どちらもかっこいいので
張っていこうと思う。

この映画
僕は過去に観ているはずなのに
全然、
覚えていなかった。

とにかく
この手の戦争映画は
よっぽど特別なのでないかぎり
全部、ごっちゃになっている。
個々のストーリーは覚えているが
戦闘シーンとなると
みんなごっちゃである。

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おまけにタイトルが
似たようなものが多いので
さらにややこやしい。
まあ、歳のせいということもある。
これは
西部劇でも同じ傾向が起こりつつあり、
改めて観ておかないと
必要のない恥をかくことになる・・。


そんな個人的なボケ報告はどうでもよろしい。

この映画
再見して思ったことは・・・
ガイ・ハミルトン、やるじゃん
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1940年7月10日から10月31日まで
イギリス上空とドーバー海峡でドイツ空軍とイギリス空軍の間で戦われた航空戦である。

緒戦でドイツ空軍はドーバー海峡付近の輸送船や沿岸の港湾を攻撃した。
ロッテ戦術を使った戦法と圧倒的な軍用機の保有数において空戦はドイツ空軍が優位に立った。

イギリスは軍民一体となって空軍を支援した。
近代的なレーダー網を活用した要撃体制を構築し、
イギリス連邦諸国から人的支援、中立国アメリカ合衆国からは経済支援を得ることが出来た。

ドイツ空軍は
7月中旬から内陸部の飛行場を狙った空襲を繰り返してイギリス空軍に打撃を与えた。
しかし、目標選定の失敗や必要な軍用機の整備不足により、
ドイツ空軍も大きな被害を受けた。10月になってイギリス空軍はドイツのイギリス上陸作戦を断念させることに成功した。


その意味でバトル・オブ・ブリテンの結果は第二次世界大戦の重大な転機となった。

ドイツ空軍の攻撃は翌1941年5月頃まで継続された。

ウィキさんより


これは、
映画の解説じゃなくて
「バトル・オブ・ブリテン」(この映画の原題)という戦闘の解説だ。

この映画、
とりあえずドラマは気薄です。
と、いうよりか
ドラマはありません。

渋い名優が多数出てきましたが、
あんまり
意味はありません。

あくまでも、
この映画はこの「バトル・オブ・ブリテン」という
戦いを

つまりは
イギリス多国籍空軍と
ドイツ空軍の戦いを
描いている。

いや、
もっと極端に言ってしまえば
ドックファイトだけを
もう執拗にに描いた
ある意味、物凄い実験映画・・なのかもしれない。
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ドッグファイト(英:dog fight)は、
空対空戦闘において、戦闘機同士が互いに機銃または短射程空対空ミサイルの射界に
相手を捉えようと機動する状態を指す用語。
有視界戦闘で相対する戦闘機同士が、
互いに最も射撃に有利な位置である敵機の背後に占位しようとする様が
犬同士の喧嘩で相手の犬の尾を追いかけている様に似ているため、
ドッグファイトの名がつけられた。


この映画のかなりの部分は
この戦闘機同志のドッグファイトか
爆撃機による
建物の破壊に費やされている。

それでいながら
時間は2時間12分である。

普通の人、
つまり戦闘機に特別興味のない
僕のような人間には
退屈な映画になるはずである。

しかし
実に退屈ではない。

なぜなら
もう徹底的にかっこいいからだ。



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こう書くだけで
平和を愛する鳩な人は
眉をひそめるかもしれないが
とにかく
もうかっこいいとしか言いようがない。

恐らく
この時代の戦闘機によるドックファイトを
最もかっこよく描いた映画であろう。
とにかく
ありとあらゆる角度から
ありとあらゆる構図で
この戦闘機の空中戦、
そして墜落を
撮りきっている。

正直
この映画を見れば
戦闘機の撮り方はほとんど網羅してしまっているといっても
過言ではないだろう。

とにかくもうかっこいい。
男の子なら
もうこれを観て燃えないわけがない。
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さらにもうひとつ、
この映画の優れている点は
ドイツ側の描き方である。

全編に渡って
ドイツ軍が、
ドイツ語をしゃべっているのだ。
あまり戦争映画を見たことがない人は
「当たり前やん」と
思うかもしれないが、
大体
アメリカの戦争映画は
ドイツ人も英語をしゃべっている。

最初は
ドイツ語をしゃべっていたのに
途中から英語になるという珍妙なものまである。

これは
同じ英語圏でもイギリス映画ゆえなのか
この映画が特別なのかわからないが、
とにかく
英語圏の戦争映画で
ドイツ軍が
ドイツ語を全編にわたってしゃべっているだけでも
僕は
凄いと思ってしまった。

そして
このドイツ軍の描き方が
とても普通なのだ。
必要以上に愚かにも凶暴にも描いていないのだ。
これも、
珍しい。
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さらにドイツ軍に関して言えば
その戦闘機と
乗組員たちの制服が
めちゃくちゃかっこいい。

痺れるほど
かっこいい。

ミリタリーマニアの気持ちがわかる。
善悪とか
そういうのをまったく度外視して言わしてもらううが
当時のドイツ軍の制服とか兵器をデザインした人間たちは
もう天才的な才能の持ち主だったに違いない。

このかっこよさは
あまりいまの世間に知られないほうがいい・・と思う。
いまでも
充分にブームになりうるかっこよさだからだ。
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この映画
ロバートショーとか
エドワートフォッスとか
マイケルケインなど
僕好みの俳優がたくさん出ているが
正直
ドッグファイトと
ドイツ軍の制服に負けてます。
と、いうよりか
ガイハミルトン自体が
この映画に関して言うと
戦闘シーン以外、
ほとんど興味がないように見える。

それが徹底して
とても気持ちがいい。

もし僕がこの映画を
カットする立場なら
紅一点スザンナ・ヨークの部分を
ばっさり切るだろう。
本当に、まったく
意味のないシーンだから・・。

でも
エドワードフォックスの温室落下の部分はカットしません。
あいかわらず
エドワードフォックスは
出番は少ないのにいいところは持っていきます・・。



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ちなみに
アニメ「スカイクロラ」は
この映画にオマージュ・・・というか
つまり
パクっている。

待機所に犬がいるところも含めて
ドックファイトのかなりの部分
あとロンドン上空に
大編隊が飛ぶところなんかもそっくりである。

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