37 「ウォーリアーズ」 うぉーりあーーーーずちゃん、出ておいでえええ!! | ササポンのブログ

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ウォルターヒルのヒット作であり、問題作・・だった。アメリカでは・・。
この映画を観て、興奮したよい子ちゃんたちが、映画館で乱闘騒ぎを起こしたということで、日本に入る前からかなり話題になっていた・・。
しかし日本ではコケた。
「バットマン」パターンである。
日本で観た評論家連中が、みんな言っていたのが「あんなもんか」「拍子ぬけした」
批評家に、初期のウォルターヒルの凄みが分かれて言っても無駄であったが、それにしても、コケた。




ストーリーは、いつものヒル作品のようにシンプルこの上ない。
NY中のストリート・ギャングが集結したブロンクス公園の一大集会でカリスマ的リーダーが射殺された。濡れ衣を着せられた“ウォリアーズ”のメンバーが各グループの追撃をかわしながら続ける一夜の逃走をダイナミックに描いた傑作アクション。

これで終わり。
これ以上でも、これ以下でもなし。

もちろん傑作である。
なぜならこれだけだから・・。






前にも書いたが、ウォルターヒルというひとは、
登場人物の履歴に興味がない。
どういう家庭で育って、どういう学校に行っていて・・なんてのは興味がない。

興味があるのは、そのひとの立場と、職業。
特に、この職業というのに、こだわる。
この映画では、
彼らの職業、そう・・ストリートギャングにこだわった。



  彼らが、どんなふうに逃げて、どんなふうに戦ったか? 
どんなふうに、戦ったかということに、興味があるだけで、なぜ、戦ったということには興味がない。なぜ、ヒル監督が、そんなふうになってしまったのか?


それは彼が、シナリオライターだったということに関係している気がする。
「ゲッタウェイ」「マッキントッシュの男」などの名作シナリオを書いた彼が、自分が監督デビューするときには、きっとうんざりしていたに違いない。

そういう登場人物たちの履歴書まがいのものに。
きっとへたくそな役者ほど、彼に聞いたはずである。
「このひとの両親は、どういう性格のひとだったんでしようか?」

うっせえよ、ばか、そんなこと知るか。てめえは、大滝秀治か!!
なんでもいいから、もっと速く走れ  
お前は、ちゃんとセリフ覚えて
走ればいいんだよ!! もっと速くよお!!



「エイリアン」「48時間」「クロスロード」などなど彼の作った作品は、見事におかあちゃんもおとうちゃんも出てきません。
ただ、職業に根ざした行動論理があるだけです。
極めてCOOL。かっこいいということです。


ところで、この映画のなかで一番かつこよかった、この方、名前は御存知だろうか?




ジェームズ・レマー。
これがいまのお姿。渋くなりました。

観たことあるぞってひと、多いんじゃないですか。
最近でも大活躍。

「ブレード3」「ノルマンディー 将軍アイゼンハワーの決断」他に、TVの人気シリーズにも引っ張りだこ。一番、話題なのが、これでしよう



「セックスアンドザシティ」僕は、観てないし興味ないけど・・。
それにしても、キム姉さん、変わらずエロいですねえ。
「マスカレード」での全裸ベッドシーン。よござんしたよ!! アメリカの杉本彩。一生エロ姉さんでがんばってほしいものです。