34 「トゥームストーン」 (1) B級魂が、A級の方々を撃ち負かした!! | ササポンのブログ

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監督は、「コブラ」「ランボー 怒りの脱出」「リバイアサン」のジョージ・P・コスマトス
音楽は「バラ色の選択」のブルース・ブロートン


キャストは、
ワイアットアープが、カートラッセル



その兄、ヴァージルが、サム・エリオット


弟のモーガンが、ビル・パクストン


悪党集団のリーダーが、パワードブース
そして凄腕で冷酷なジョニー・リンゴーが、このひと


マイケルビーン!! 別に彼に凄い思い入れがあるわけじゃないけどね・・。
ただファンサイトに一杯、画像があったから・・。





そして、そして、もうこれが極めつけ。
ドク・ホリデイか、ヴァル・キルマー!!!




普段はやらないキャスト、スタッフの説明を長々とやったのは、
訳があるのだよ。
この面々を見て、なにか感じないか、君は。
なにか匂わないか・・。

僕はプンプン匂うぞ・・。
そう!!
B級の匂いが・・。




この映画と同時期に、ある映画が封切られた。
「ワイアットアープ」
主演ケビンコスナー
監督ローレンスカスダン
他のキャストもスタッフも、
A級です。
どこからも匂ってきません。


あきらかに「トゥーム・ストーン」の企画は、
「ワイアットアープ」によって起こるであろう「OK牧場の決闘」ブームを当て込んだ、
便乗企画。そのノリが完全に、B級映画。
そして出来上がった映画は、輝ける超B級映画。もう最高にかっこいい。
客を徹底的に楽しませる、西部劇ファンが泣きながら、涎を垂らしながら、
喜ぶ、信じられない大傑作になった。

一方「ワイアット・アープ」といえば、
見事にA級。
つまんなさが、A級。
勘弁してよの、a級・・。



カートラッセルとヴァルキルマー。
まずこのふたりが、いい。
カートラッセルといえば、
どんな映画に出ても、
B級の匂いを漂わせる素敵なひと。
カーペンター映画以来の
出来すぎのかっこよさで
野郎どもを完全にノックアウトした。
彼に、ワイアットアープをやらせると決まった時点で、
もう映画自体の品性が決定してしまった。
絶対に、芸術にはならない。
でも絶対に、つまらなくはならない。





そしてヴァルキルマー。
俳優仲間や
マスコミの間では
彼を評価するひとは多かった。
ただ、なぜか作品に恵まれなかった。
ところが、この映画での彼は、もう神がかったように
かっこいい。
歴代のドク・ホリディのなかで
彼のそれがナンバー1というひとも多い。
僕も、同感。これ以上、かっこいいドクホリディは絶対に無理だ。





ドクとリンゴーの対決シーンは、西部劇映画史上に残るものだ。
劇場で観た時に、あまりのかっこよさに、
しばらく映画から意識が浮遊してしまったほどだ。




マイケルビーンが、また徹底的に悪い。
もう笑っちゃうぐらい悪いやつ。
たまんないほどいやなやつ。
だから、もう殺しがいがあるってもんだ。
悪党の鏡やね。



あれっ、ジョージ・P・コスマトスってこんなにうまかったっけ・・ってほどうまい。
特に、反撃ののろしをあげたワイアットが、列車に乗った兄に、ライフルを構えたまま、一本指を立てるシーン・・。いやはや、思い出しただけでも、万歳三唱であります。

音楽は、ska-n-tasticさんのブログがありますので読んでください。
僕も同感。燃えます!!


おもろくて、かっこいい、最高のB級アクション

ここまで書いたのを読んで思わずつぶやく。
「お前はあほか・・」

いい、いいを連発しているだけで、
どこがいいのか、なにがいいのか
さっぱりわからんではないか・・。

と、いうわけで、
明日は、この映画のよさを画像なしで徹底的に書きます。