明らかに、検索ワード狙いである。初日に、それも初回に行くという、ありえないミーハーさである。
新宿のあのバカでかい劇場ではないが、観に行ってまいりました。
賛否両論というのを聞いていたが、まあ、仕方ないなあ・・と。
こういう映画は、最初から、全くなんの情報も、準備もなしに観るということもなく、期待だけが膨らんでいるわけだから、興行的には有利だけど、レビュー的には、不利だろうと。
つまり何が言いたいかといえば、こんなのは読まないで、自分で劇場で確かめなさい・・ということなんであります。つまり他人の意見など、どうでもいいんです・・スピルバーグの映画は。
まあ、でもせっかく書き始めたのですから、僕なりの感想、本当に、本当の意味で、個人的な感想を書こうと思います。
相変わらず、本当にうまいなあ・・と。関心するぐらい、その映像の流れが、見事です。優れた監督がすべてそうであるように、彼も体の中に、映像のリズムを持っていて、それが観客のリズムとぴったり一致するのであります。
とにかくすべてのショット、カットが、快楽のリズムを奏でているんです。
浴びるほど映画を見ている映画ジャンキーたちなら、そのリズムを感じ取れるはずです。
ひとつひとつのシーンを独自に取り出してみると、ありえない変なカットがあるんだけど、それがつながったとき、見事に流れるんです。
ここまで書いて内容に全然、触れてない。
内容は、言いません。そんなもん、文章がうまいひとに任せます。
役者で言うと、やっぱりケイトブランシェット、よかったねえ。
もう化け物ですね。
エリザベス女王に、ボブディランに、凶暴なおかっぱ姉ちゃんですよ。
次はなにやるんだよ。ほんと、観てるだけで惚れ惚れするよ。
インディは、やっぱり年取りすぎた。ハリソン、無理あったわ。
それはそれで愛嬌だったけどね。
あのテーマ曲を聴いただけで、尻の穴の力が抜けて、へらへら笑っちゃうひとは、いいから、見に行ってください。
予告でまたあのウォバカスキー兄弟の「スピードレーサー」見せられて、脳髄が5本ほど切れたけど、この映画の冒頭10分ぐらいで、完全につながりました。
ただ、ただ、ひとつだけ残念なのは、最後のほうをCGに頼りすぎた点ですね。
まあ、きっとあれは、ILMの機材を使わせたい、ルーカスのごり押し・・と勝手に思ってます。
あと不謹慎と言われている、冒頭のあのシーンで、僕は笑い転げました。
最高ですね。