結局今日は会社を休ませて貰い、ゆっくり眠って、準備をすることにしました。


昨日の夜、、、

すずきさんから電話がきて、

「今日は終日具合が悪そうだったが大丈夫ですか」とたずねられた。

「大丈夫です。話はそれだけですか?」と訊くと、もごもごと口ごもり、

「言いたいことがあるなら、怒ってることがあるなら、はっきり口で言ってほしいんだ。俺にもわかりやすいように・・・」といわれた。


それで、わたしは前回の怒りの原因を、もう一度はなした。


すずきさんが、不動産屋と物件めぐりをしたとき、、、不動産屋に、単身赴任をすることになったからとうそをついていたこと。そのせいで、不動産屋の発言で、嫌な思いをしたこと。

それを思い起こしたのは、このあいだの身上確認書の更新のとき。これですずきさんは、また虚偽の記載をしているんじゃないか?との疑念が湧き、そこで、不動産めぐりのときの一件を思い出したこと・・・。


すずきさんは、「どうしてなんだ、だって、三日前までなかよく、、お前がブラジリアンワックスをしたあとも、一緒にパスタを食べにいって、楽しく話をしたじゃないか」と、なきそうな声でいった。


わたしは、「すずきさんは、常に、こういう喧嘩の原因を、ここ数日以内に求めるからおかしくなるのよね。ずっと積もり積もった疑念が、何かのきっかけで噴出することもあるんだよ。今回の件だって、、、すずきさんは、「じゃあ、今後不動産屋にはうそをつきません。それでいいか?」っていう思考回路になるんだろうね。そういうことじゃないんだよ。根本的な原因が、解決されてないんだよ。わたしが懸念してるのは、あなたが、未だに二束のわらじを穿き続けてるように思えるってことなんだよ。」


すずき「不動産屋の件は、、あれは、転勤してきたときの家捜しも彼に付き合って貰っていたから、なんとなくそのままだったんだ。それに相手は業者だし、深い意味なんてなかった。そんな、うそをつこうとか、そんな大それた気持ちじゃなかった」


わたし「あのね・・・業者だろうが、なんだろうが、わたしにとっては関係ないんだよ。老人だろうが子供だろうが、あんたが、今の状況について周囲にうそをつくのが、わたしにとっては許せないし、ものすごく傷つくの。わかる?」


すずき「おっしゃるとおりです。」


わたし「ついでにね、あんたは、会社のひとでも、直近まであんたが離婚したことを知らない人もいたわけだけど、、、そのひとに何かを聞かれたときに、意図せずうそをついているのよ。たとえば、違う部のひとに、「あれ、今年の小学校の夏休みっていつからだっけ?」とか訊かれて、あんたは「さあー・・・うーん」とかあいまいな返事をきっと返すのよね。夏休みがいつからかなんて、知らないわけだから。

でも、わたしにとっては、そこで、あんたが、「離婚したので知りません。」といってくれない限り、意図せず相手に現状を勘違いさせてる、ってことになるのよ。そういうことも、わたしにとっては不愉快なの。」


すずき「はい・・・」


わたし「わかる?たとえば、○○さんに、、、「うちの子プリキュア好きでさー。すずきのところの子は映画もう観たの?」とか、訊かれるとするでしょう。それで、あんたが、「まだです」とか、「観たようです」とか答えることも、わたしにとっては耐え難く不愉快なの。」


すずき「うちの子、」


わたし「…今なんていった?うちの子・・??あんたの家にうちの子なんていないでしょう?」


すずき「すまん。いや、○○の言葉を引用しただけなんだ。」


わたし「うちの子。じゃないでしょう。正しくはなんていうの?」


すずき「・・・俺の、以前に世話していた子供 ・・?」


わたし「違うでしょ。前妻が産んだ、俺とはもう関係のない子。といいなさい。」


すずき「わかった。前妻が産んだ、俺とはもう関係のない子の話なんか、○○から振られたこと、今のところはないけどなあ・・・」


わたし「そう。ならいいわ。今度何か聞かれたら、縁を切ったから知らないと、はっきりいうのよ。」


すずき「なあ、、紗羅。どうしたら許してくれる。どうしたら上手に、お前を嫌な気分にさせないで、やっていける…?」


続く。