HUNTER×HUNTER No.343 感想 | ばんぶーのブログ

HUNTER×HUNTER No.343 感想

【No.343 ◆勧誘】

梅さんぼこ
343巻末

梅さん、源さん。

どっちで呼ぶかによって、年齢が見え隠れする予感。


そして今週はしこたま疲れてしまっていて時間的にも余裕がないので、いつも以上に自分の文章を読み返さず、感じたことをそのまま書く感じかも。

(来週はもうちょっと頑張りたい(´・ω・`))


◆目次

┣強制二択(解答編)

┣密室裁判(クロスゲーム)

┣新たな十二支ん

┣腕っぷしなら…

┗保健室のオバさん


◆強制二択(解答編)
強制二択改

恐らくパリストンはジンと同じく、自らの欲求に素直で、“ただただ楽しみたい人”。

“楽しいもの”が大好きで、“楽しそうなもの=構ってくれる相手(標的)”を常に探している。

“楽しそうなもの”を見つけると、次はそれが本当に“楽しいもの”かの品定め。

自分の理想を勝手に押し付け、状況に見合った「試練=(ある意味)“厄災”」を与え、それに応える相手に愛情と快楽を得る―
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―正に“怪者”なのだろう。


そして解答。

“協会がビヨンドの挑発に応じれば世界中に…そして応じなければハンター協会に5000体の兵隊(キメラ)を送り込む”


協会がビヨンドの挑発に応じて公式に暗黒大陸へ行くとするなら、より専門的な人材が居るが―諸事情により―チードルはその人材をハンター試験で募り協会単体で動こうとする。それが一番現実的で効率もいい。

が、それはパリストンの“理想”からはかけ離れた、最も中庸で退屈な判断。

だから、次の“楽しそうなもの”を探すために世界に蟻を撒く


パリストンの理想は―V5との決別も覚悟して、断固としてビヨンドの挑発には応ぜず同行は断固として拒否し、さらには非正規ルートで海を渡り、一足先に暗黒大陸でビヨンドを待ち構えて一言「お前を狩(ハント)する!」情景。

もし、協会が自分に応えてくれるなら、パリストンも喜び勇んで相手の顔面めがけて大槌を振り下ろす(協会に蟻を撒く=蟻にハンター試験を受けさせ協会を滅茶苦茶にする)―という意味だったようだ。


よくわからなかったのは―、

キメラを世界中に拡散すると、パリストンの好む“標的”を一番手っ取り早く見つけられること。

そして、同時にそれが暗黒大陸がタブー視されている現状をもムリヤリ変えられる、ということ。


そもそも、拡散するとはどのように?

先週も触れた通り能力による拡散は、物体操作の性質上、足がつきそうだ(パリストンらしくない)。

そして、今回明確に出された「協会に送る=ハンター試験受けさせる」からすれば、一見明らかな不法行為で訴えるのではなく、“正当な方法”で仕掛けてくるところにパリストンの厄介さがあるように思われる。

そうすると、ジンの言う「5000体の“兵隊(キメラ)”」の意味は、戦闘的な意味ではない“パリストンが自由に使える駒”程度の意味だったのだろう。


そうすると、お得意のべしゃりで感情を揺さぶって世界各国に拡散させるのだろうが、不法行為ではない数の力と言ったら「一斉ロビー活動」やら「一斉デモ」?

世界に撒くことで、結果的に暗黒大陸がタブー視されている現状をもムリヤリ変えられる事に繋がるとなれば、外来種(暗黒大陸由来)に襲われた結果、姿こそ変わってしまったが同じ“人間”である自分達を“同胞”として受け入れてくれ

今回、カキンを軍事制圧することを避けたV5の姿勢を考えれば、襲っても来ていない相手を衆人環視の下、即・軍事制圧ともできず、V5もしくはV5手前のそこそこの国がババを引くことになるのかもしれない(5000体の蟻を受け入れる?)。

いや、嫌々受け入れるのではパリストン目線ではつまらないか。

本気で“共生”の道を取ろうとする指導者なら、パリストンも茶々を入れたくなるだろうか?

NGLみたいな国があるくらいだから(あそこは真っ黒だったが)、似たような国はいくつかあるのだろうか?


あるいはひょっとして、既に“内の世界”には、“人間以外の暗黒大陸由来の知的生物”あるいは、“それとの混成生物”が結構な数で紛れ込んでいる?(あるいは世界のどこかで隠れ住んでいる?)

世界中で人外の者が人間との共生を訴えかければ、その中で志ある者が立ち上がる?(その者たちも名乗りを上げて受け入れる?)

実際やったらジャイロ先輩が名乗り上げそうな気もする(表向きはとても平和的に)。


常識ある大人たちは暗黒大陸をタブー化し、ないものにすることで問題の解決を図ろうとした。

しかし、現実に暗黒大陸はあり、暗黒大陸由来の生物はこうもたくさん“内”にいる。そうなれば、確かにタブー視されている現状は、変化せざるを得ないのかもしれない。


ただぶっちゃけ、パリストンの思惑はよくわからないでいる。


◆密室裁判(クロスゲーム)

ミルクは自分で入れる派の十二支んが「丑」、ミザイストムの能力。

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一見した限りでは、「警告」で禁止ルールを相手に提示し、それに従わなかった者に「拘束」などの効果が生じる能力の様だ。


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クラピカの「律する小指の鎖(ジャッジメントチェーン)

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ウェルフィンの「卵男(ミサイルマン)などの停止条件付きの発を連想する一方で、対象への“(物的)マーキング”“接触”なしに効果を発動するところからは、

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バショウの「流離の大俳人(グレイトハイカー)や、

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アルカ(ナニカ)の能力に近いような気もする(むしろ一番近いのはバショウかもしれない)。


それも久しぶりの登場で

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突然のイケメン化を果たしたリンセン(?)のおかげで、
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能力者目線では“対象の周囲に何かがある”こともわかった。


非・能力者に見えないとなると具現以外を想像するが、オーラを格子状(=子“牛”状?)に変化させているのだろうか。ただ、突然離れたところに格子状のオーラが発生するのは疑問。

ただ、実際に離れたところに突然効果を発生させる能力者がいることを考えると、何かしら方法があるのだろう。


ひょっとして、空間支配系の能力?

現実空間に念空間の位相を重ねている(その念空間が実現化可能領域)

まんまイメージが田辺イエロウさんの「結界師」は間流結界術の「方位→定礎→結→滅」なんだけども、カード提示でタゲ指定命令告知でタゲ周囲に空間潜在化対象の命令違反+カードの反転+効果宣告で空間顕在化


能力者のレベルや能力の内容に応じた、領域(テリトリー)があり、その中に入っている者(=マーキング可)に効果を及ぼせる?

その手の領域(テリトリー)があったなら、精神的に過敏になっているクラピカは入った瞬間違和感に気づくような気もするが、特段クラピカはソレへの反応を示していない。

しかし以前に「SOC その2 」にて触れたような、領域(テリトリー)自体は発動の瞬間を除いては潜在化している(現に“具現されていない”が発として有効な状態=半具現)状態ならば、そもそも“気づけない”のかもしれない。


術者が対象を認識すること自体がマーキングとも採れるのかもしれないが、特にバショウやアルカ(ナニカ)は、内容次第では術者が認識していない、あるいは認識しえない存在にすら効果を及ぼしうる。

すると、「円」の様な特定の条件が附された領域(テリトリー)内で、適用・除外が判断されている方がしっくりくる部分もある。

しかしながらその一方でアルカ(ナニカ)は広すぎやしねーかい、と疑問も残る。

ただ、現時点で“確定”はしていないものの、ナニカは“厄災絡み”臭いので、比較対象に挙げるのも違う気がする。

バショウの力も、基本的に俳句は“全く無関係のものを詠う”のではなく、大抵が“その場の状況を詠う”から、明かされていないだけで条件(適用範囲)があるのかもしれない。

しかし、1描写だけを見て、あーだこーだと推測するのも断定するのも難しい上、すべきでもないと思うのでもうちょっとこの手の能力を見てみたいところ。今回の能力の性質、「外圧」操作か、特質系の中核になったりして。

とりあえず、派生する様々な妄想はさておき、ミザイの能力について改めて。

個人的に、現時点ではあのカード自体も具現物で「具現・操作」の能力という印象は強い。

カードは最低でも2種類以上。

白黒なので色はわからないが、カードの色(柄)によって効果が強まったり、変わったりするのだろう。

段階的にカードのレベルが上がったり、「イエロー3枚でレッド1枚相当」とできたり、状況により「1発レッド」なんてこともできるのではなかろうか。

気になった点をいくつか列挙。


◎1:密室でのみ使用可能?

ミザイがドアを閉めるところに強調(わざわざ“バタン”=なくてもいい描写)を感じるので、

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ダンチョーが使っていた「密室遊漁(インドアフィッシュ)のように、閉めきった部屋でしか使えないのだろうか。


しかし、クラピカがドアを開けた瞬間(=密室空間の破壊)に解除されたにしては、3バカの拘束解除はやや遅く感じる。それも密室空間の“完成”に強調を入れたなら、その“破壊”にも強調を入れるのではなかろうか。

また疑問は「(拘束は)すぐに解けるよ」と、

「だがもう一度警告する!一歩も動くな。お前達が抵抗する限り何度でも行動不能にするぞ。何度でもだ。」の2点。


前者だけならまだわかる。

協会は会員の生死を正確に把握している(パリス就任からの3年間で謎の“消息不明”が急増しているが)

また、クルックが投票用紙を全ハンターに送ることが出来たことからも、GIのバインダーの機能に近い能力を誰かが有しており、少なくとも生死と居場所を感知できるように思われる。

そうすると、リンセンの「不在だ お引取り願おう」に対して、

ミザイの「ならば彼が戻るまでここで待たせてもらおう(“ここ”にいるのわかってるんだよ)」「(拘束)がすぐに解けるよ」はセットとして理解できる。


クラピカはここに居る(誰かの能力で把握済)。

それもクラピカには敵が居るため、強い気配を飛ばせば(=念の使用)すぐでに炙りだされる。

そのため、密室空間を作って拘束しても、クラピカは“お目当ての敵”かどうかを見るためにすぐ出てくる。

この密室空間に入ってくる=密室空間が破壊されるから、「(拘束)はすぐに解けるよ」となる。

ここまではいい。問題はその後だ。

「お前達が抵抗する限り何度でも行動不能にするぞ。何度でもだ。」

そんなことが起き得るのか。


密室空間が壊れるまで効果が持続するのであれば、クラピカが入って来て扉を閉めれば、クラピカ含め1歩も動くな大声もあげるな、でしばらくは拘束が可能(※)。

反対に、クラピカが扉を開けた瞬間に3馬鹿が騒ぎ出したことで敵の能力を察して、敢えて扉を閉めなければミザイは能力が使えなくなるのか(扉を開けたことで“地下空間も含めた密室”が完成したたなら可能だろうが、それならば※で処理可。“密室空間”の定義が変わったことで、一度解け、再度使う必要がある?)。

どちらにしても、3バカを何度も行動不能にすることになるとは思えない。


そもそも密室空間以外で犯罪者に出くわす・追い詰めるケースの方が圧倒的に多いだろうし、密室空間でのみ使用可というのは使えなさすぎるのではなかろうか(暗黒大陸でも使えないことになる)。

単純に拘束可能時間が決まっていのだと思われる(カードのレベルや、ルールの内容、そして違反の程度に即して、長短があってこのケースの拘束時間は短い、ということではなかろうか)。


◎2:格子の中での裁判?

上の項目の派生。

格子状の空間=密室での裁判?


ただ、この場合相手が違反行動を起こした時に自動的に発動するタイプに思われる。

あくまで、ミザイは「動いた」ことから、手動でカードをひっくり返し効果を発動している。

つまり、ジャッジをしているのは格子さんではなく、ミザイさん。格子さんはジャッジの結果。


裁判は、格子の“外”で行われていることになるので、これは違う予感。


◎3:相手に警告の内容を認知・理解させる必要がある?
“裁判”といえば、相手の権利を尊重する必要があるわけで、こちらの命令を認知・理解させた上で違反した場合に限り、効果が発生する?


もちろん術者がそうしたいならそのように決めることもできるだろうが―操作系能力が相手の都合などお構いなしに呪具を使うだけ(ex.針で刺す)で、強制操作できてしまうことを思うと―相当に重い誓約と誓約に思われる。

というより、そもそも非・能力者がミザイの言葉を理解するのは難しいと思われる。

少し言葉と命令を盛るが、

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「オレはFBIの特別捜査官ミザイストムだ。おっと近づくな。これは警告だ。動くと動かした足が折れるぞ」

なんて言われても、そもそも全身ホルスタイン男がFBIだとも信じないだろうし、動いたら足が折れるとも思わないだろう。

能力者であれば、「こいつ操作か具現くせーな」で理解するかもしれないが、少なくとも私ならこんな怪しいおっさんの言葉は信じない。


そもそも制約と誓約が「相手に認知させる、理解させる」だと、麻薬中毒者や重度の精神疾患を持っている者が犯罪に走った時、抑制できないことになりうる。クライムハンターにしては使い勝手が悪すぎやしないだろうか。

(その制約と誓約でなかれば、ミザイの「拘束」は分類上「外圧操作」で、ともすれば「針人間」すら止めうる)


似た能力のウェルフィンが相手が誰かも認識できない状態で、警告後メレオロンに能力を発動できたことからも基本的にこの手の能力は「相手の認知・理解」ではなく、「告知をする」と自らに制約(ルール)を科し、それを誓約する(守る)ことの様に思われる。


裁判の名を冠するとは言え、やはりあくまで“操作系”能力なわけで、相手にルールを強制するのが基本なのではなかろうか。


◎4:密室裁判は自己警鐘?
あの能力は多少なりとも裁判を意識した能力なのだろうが、どこまで出来るのか。

というより、そもそもビヨンドを狩る以前の話としてV5からの「狩指令」自体の是非すら問う姿勢を持っていた男が、公平公正で中立な立場から合理的な判断を行う―“裁判”を、自己創出のルールの下、独断で実行すること自体はどうなのだろうか。


ミザイは自身が「特別捜査権」を持つことを言っていたのが、急迫不正の状況に際し一定の裁量権を認められているのだろうか(一人で裁判できちゃう)?

それとも、FBIの特別捜査官のように逮捕権しか持たないのだろうか(拘束までしかできない)。


後者だと派生の解釈は楽な部分も多いのだが、能力名にやや違和感。

「緊急性」や「及ぼす危害の程度と範囲」、「犯罪」にあたるかどうかによって、ミザイの出せる効果は変わり、状況次第では相手の命を奪うことにも繋がりうるから、自分自身が不正で不公平な“密室裁判(暗黒裁判)”にならないように、自己警鐘としてそう名づけてたのだろうか。


「close game」は、ミザイの警告の出し方がモロ審判っぽいから自身の経験や興味と合わせて掛けているのだろうか?


◎5:能力に牛要素ゼロ?

「格子状にオーラを変化」が正解なら、「子牛」がそれっぽい要素になるのだろうが、それだけなのも正直違和感。

今のところ、それ以外だと牛乳の入れ方や量、あるいは牛乳自体にこだわりがある(何らかの方法で、良い牛乳を鮮度を保ったままの牛乳を持ち歩いている)かも、ぐらいしかなさそう。


レッドカードになると、

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シャルナークの「自動操作」状態のように“手の付けられない暴れ牛”になるのだろうか。

制約と誓約の度合いから言えばシャルよりふり幅はあるのだろうが、ここまで来てほぼ同じ能力なのもなぁ。


ミザイが実は強化系だったら、個人的に好きな流れではある。

ネテロと出会った頃のミザイは―レイザーみたいに犯罪には手を染めてはいなかったが―やんちゃをしていて、一度キレると手の付けられない状態になっていた。

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しかし、ネテロに見初めされてからはその力をネテロに捧げるべく磨いたとしたならば―密室裁判(クロス・ゲーム)
は自分への枷?

強化系は良くも悪くも安定してしまうから、敵が遥かに自分より上だった時、その“安定さ”故に勝てない状況はままあるのかもしれない。

安定の強化系だからこそ、万が一の時のリミッターはずしは必要なわけで、“レッドカード”提示後それが破られた時は少しの間だけ、枷をはずして昔の自分に立ち戻る(それもリミッターはずれた状態)?


歪な花が開くその瞬間の情景は私の好みではあるけど、シャルの上位互換は微妙とかいいつつ、制約と誓約の度合いからすればこれゴンさんの下位互換だなぁ(苦笑)


とまぁ、現時点では―ウェルフィンの能力と同じように―かなり扱いの難しい能力のように感じてしまうけども、対象の周囲に出た格子状のモノが何かによっては、すごい大きな道が開けそうな気もする。


◆新たな十二支ん

先々週、露骨なよいしょをしたので今週のリオレオの顔にはいささか反応しづらい。

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コマによってはいつも通りのシコレロさんなのにね。

p3でも違和感モリモリなので顔を忘れてはるんでしょうか。


―話に入る前にちょっとだけ脱線。

チードルとレオリオの会話の段階(レオリオ加入決定後)では、十二支んの空きは“もう1つ”になったが、“元々の空き”はいくつあったのだろうか。


元々、ネテロ会長の下に12人いたが、ジンとパリスが脱退。すると空きは「亥」と「子」になるのだろうが、「犬」はどうなっているのか。

もし、チードルが会長になったことで繰り上げになったのであれば、空きは「犬」を入れて3つ

ひょっとして…?なんていくつか検討してみたが、そもそも十二支んの暗黙の了解として、ネテロの席はもう“埋まっている”様に思えるのだ。

ネテロに心酔した10人がその代わり(チードル)をそう易々と据えられるとも思えないし、チードルもネテロの位置に自身を置くとも思えない。


空いた席を3つとすると、“先”には多少広がりそうだけど、“大元”の

“その席は心の中で埋まっている”

が、どうにも覆せそうになかったため普通に読める通り空きは2つとした。

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とか思いながらも、何かないかと読み返したら“十二支んはここにいる10人で全員”とチードルが言ってた件。ピャー。

―さて、それでは話を進めるが、正直意外な加入であった。

求心力を失いつつある協会がその底上げに選挙を多数の票を得たレオリオと、ジンの息子であり先の一件で(生存者の中では)最大の功績を挙げたゴンに、それぞれ「子」を与えるかと思っていたんですが、ここにクラピカが来るんですね。

するとゴンは、協会もしくはカキンが行うであろう暗黒大陸探検隊に従属する専門家募集のトライアウトのようなもので加入してくるのだろうか。


ちなみにどっちがどっちになるんだろう。猪突猛進な方がイノシシって言いたいところだけど、クラピカも緋の眼にはイノシシですもんね。頭の回るクラピカの方が「子」だろうか(適当)。

まぁ、あくまでパリストン・ジンを除いたメンツが、ネテロに心酔するあまり涙ぐましいキャラ作りをしていただけであって、今となっては、特に新加入メンバーに関してはそこまで気にしなくいいか。

ただ、元々のオリジナル「十二支ん」メンバーはネテロから見て、それぞれの動物の連想するような何かが、“加入前から”あったほうが個人的には楽しい思いができる(特に今回のミザイの能力の絡み)。


そして、レオリオは何故クラピカ加入を勧めたのか。

ゴンがヤバイ時でも―クラピカは何らかの“都合”で―電話にすらも出てくれなかったが、今回、十二支んは自分の“都合”を見越して無期限の留学という根回しをした上で勧誘をしてきた。

すると、クラピカにも何らかの“都合”はあるかもしれないが、それもこの人達ならうまく折り合いを付けられるかも?(心配+一言言ってやりたい=場合によっては一発)


ミザイストムもクラピカを“品定め”していた節はあるので、チードルも「レオリオの推薦だから絶対加入させる」というわけではなく、きちんと調査・評価をした上で決めるとは告げたのでしょうけど、結果ダメであろうとも「クラピカがどうゆう状況か」は把握できうる、という打算的な発想から?

(クラピカは頭も切れ、実力もあり、知識も豊富であるため、推薦には十分足る前提があってなのだろうが)


しかし、久しぶりのクラピカさんかぁ。何か懐かしいなぁ。

人差し指の能力のお披露目もそう遠くはないのだろうか。それとも、やはり“左”にも何かあるんだろうか。

それにしても、薬指は“この動画の目の所有者はどっちだ”と地図片手に捜索はできないんですなぁ。使用条件だとか、捜索するための条件があるんだろうか。


―まぁ、何にしてもかなりの数のキャラクターが一堂に会するわけだが、この手の描写はグダりやすい側面を持つ。

どうでもいいところにひたすら光を当て続ける演出家も入れば、目まぐるしくスポットライトを動き回す演出家もあり、見てるこっちとしては混乱したり疲れてしまう部分もある。

冨樫さんが、“ソレ”をどう魅せるのか―結構楽しみです。


◆腕っぷしなら…

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あの中ではロボ娘が一番強いらしい。

しかし、ジンは“何”で判断したのだろう。

ジンのキョロキョロ周りを見渡す様子や、ロボ娘の「ズズ…」という描写から“気配”やら“オーラ”なんでしょうけど、“漫画のお約束”的に言えばロボットって気配とかオーラ(生命力)なさそうなもんなんだけどな。


顔はロボっぽく見えるけど、腕や手にはその様子が見られないからただの“ロボメイク”

まぁ、本当にロボットだとしても開発者のオーラが抽入されているとか、遠隔操作(操縦者のお漏らし)だとか、マッドサイエンティストが死んだ娘を作ろうとして完成したところで死んだ(死者の念)とか、色々妄想は膨らんでしまうか。


ロボメイクだとしたら、彼女は十二支んを見てどう思うんだろうか。


◆保健室のオバさん

未だハンタの世界の人種については明らかになっておらず、チードルが元々犬(獣人族?)なのか、変装なのか、キャラ付けで整形(ツボネ式具現?)しているだけなのかわからずにいたのだが―

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―チードルさん…耳の場所が…。変装(特殊メイク?+アクセ)なんですかね…。


しかし、普段変装(?)している、お医者さん…私の中で松雪泰子さん主演の「保健室のオバさん(ドラマ)」が自動再生されてしまった。どれだけの人がソレを知っているかわからないが、“本気”の時に元の姿に戻るのではないかとwktk。

いや、「犬」の自分に誇りもありそうだから本気の時に戻るってのもおかしいか。

まぁ何にしてもキレイだとうれしいなぁ^w^(鼻の豆と耳アクセとるだけだったりして)


今週以上。

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