HUNTER×HUNTER No.314 感想 | ばんぶーのブログ

HUNTER×HUNTER No.314 感想

【No.314 ◆説得】

数週は要すると思われた流れが1週で終わり、何かしでかすかと思われたプフ先輩もご逝去された様子。

…これは思った以上に早く終わるのかねぇ。


さて中身。

今週はほぼ王の円について。


◆王の円

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「王の"円"はオーラを無数の光子に変えて周囲に放つ。

王は二度"円"を実行したことで光子の性質をほぼ把握していた

光子は消える事なくあり続け、一粒一粒は極微小ながらオーラを出し続けている

王は光子が付着した物の形態や性質、感情などの情報を読み取る事が出来る

その精度は対象物に付着した光子の量が多い程高まり、王自身の急速な成長と相まって、

極微量な光子を新たに飛散させると

最初の"円"で全身に光子を浴びた者の探索は至極容易であった」

 
まぁ、よくわからんわけで順々に考えて行きたい。

・そもそも円とは

・光子に変えて周囲に放つ

・光子は消える事なくあり続け

極微量な光子を新たに飛散させると最初の"円"で全身に光子を浴びた者の探索は至極容易であった


◇そもそも円とは

まず、そもそも円とは"術者を中心"とした感知系の技であるが、

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コルトピのように、"オーラ(具現物含)を中心"

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展開することもできるため、


王が今回使っている円は、
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後者のタイプである、ということで特段疑問もない。


◇光子に変えて周囲に放つ

文言として、"~に変えて""放つ"が、それぞれ変化系と放出系のことを言っているかどうか。


個人的にはどちらも否定。

「オーラを光子状に変える」の意味がそもそもよくわからないし、形状も通常の球形であること、付与されている性質が元々オーラにある性質であるため、まず前者について否定。

後者につき、放出系のオーラに変えなければいけない理由も特にないため、"手元から離す"という意味での"放つ"だろうということで否定。

と、いうよりも"円"はAOPに内在されるオーラでもってできる技術なのではないか、という疑問がある。


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これは放出系の修行の時の図ではあるが―、

このようにオーラを極小のオーラの粒として撒き、遠隔型の円を行っているのだろう。


「光子」とは、粒の大きさ、オーラの質、闇夜で光輝くその様子、メルエムという名前からの比喩表現だろうか。


◇光子は消えることなくあり続け

纏のことなのだろう。


Q:円を行い、それを引っ込めた時、そこには何も残らないのか。

A:恐らく、一定程度―割合としては少ないだろうが―纏として残る部分があるのだろう。


ピトーへの恐怖から壊れてしまったノブだが、

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(恐らく)絶状態で潜入を試みた時、
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微量ながらに纏として残るピトーの念(オーラ)の毒気にやられたと考えることもできよう。


すると、超極小の光子で行う王の円も同様に、一定程度―割合としては少ないだろうが―纏として残る部分があり、それが、王の円に触れられた者(物)に纏として付着している、と考えられる。


◇極微量な光子を新たに飛散させると

 最初の"円"で全身に光子を浴びた者の探索は至極容易であった


今週の描写を見ると、まるで建物の外から建物内にあるオーラが"見"えている様だが、

新たに撒いた光子が、纏としてわずかに残る光子と結びつくことで"視"えている、という事だろうか。


纏として残っている(付着している)光子があり、新たに飛散させた光子が結びつけば精度が上がるから―纏としてして残っている限りにおいて―以前に感知した者の探索は容易である、ということなのだろう。



これだけのチート性能を備えた者を超える敵が現れるとも思えず、

H×Hが続くにしても、幽白の最後のようにジャイロの計画をやって終わりですかねぇ。


どうでもいいが、

光子、光子と打っていたら、

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だんだんと森光子が浮かんできたのは内緒である。

◇今後の展開
プフは群衆の中で死んでいる様だからこれから2次感染者が爆発的に増えるだろう。


加えて、コムギへの2次感染し変調が始まるのだろうが、今の王がそれに気付かないとも考えられない。

(薔薇の毒が、選択毒だったり、2次感染がないような今作戦用の特別な毒という可能性はあるだろうが)


今週の王の発言からも、苦しむコムギに対し王が何もできずに終わるとも思えないため、

東ゴルドー城一体に何かするんでないか、という当初の流れのイメージが崩れない。


しかし、軍儀をするにしてもどうするのかね。

東ゴルドー国民にも作用を及ぼして欲しいため、打つにして"地上"の方がありがたいのだが、はてさて。


◇蟻(キメラアント)になるということ

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膝とつき、頼みこもうとする王を、必死に制止するパーム。


プフによって強制的に蟻にされた念能力者のパームは、

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師団長(級)になるのだろうか。

女王存命中、女王の下から師団長らが離れられなかったように、

蟻になるということは潜在的に縛られている、ということなのだろうか。


それとも任務のためとは言え、卑怯かつ残酷な事をしようとしている自分が"間違っている"事を認識しているからこそ、

王が頼みこもうとする姿に心が揺らいでしまったのか。


どちらとも言えそうですけど、妙に切なくなりましたなぁ。




今週以上。

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