キルアの"充電"の意味とは。
GWの暇つぶし。
キルアの"電気"の能力について。
キルアは変化系能力者。
①自分のオーラと電気を融合する"イメージ"で、体に電気を流し、
②ためた電力を一気に放電する"イメージ"で念を練り、
③オーラを電気に変えている。
"オーラを電気に変えている"のだから、本来的にはキルアがオーラを使い果たさない限りは、その能力を使って電気を生み出すことができるハズだが―、
再充電が必要となる。
◆キルアの"充電"の意味とは
念は術者の意識の顕在化であろうから―、
『ためた電力を一気に放電する"イメージ"』で成しているこの能力は、一度"貯める"ステップを踏まなければならないのだろう。
しかし、具体的にこの"充電"の意味とは。
①文字通り電気を溜めている
②電気に変化させたオーラを貯蔵している
③その他
①文字通り電気を溜めている。
どうやって?
【①-1:能力で】
梟のファンファンクロスや、シュートのホテル・ラフレシアのような能力があればまた別なのだろうが、そんな能力をキルアは持っていない。
【①-2:能力以外で】
体質?
ピカチュウの頬袋のように、ゾルディック家の男子は股間の夢袋に電気を貯められるという謎設定があるのだろうか。
②電気に変化させたオーラを貯蔵している
まず、貯めた電気を一気に放電するイメージ、という描写から大分離れている印象。
そして、大きな問題。そのオーラはどこに貯めている?
大きく、AOP(体外)かPOP(体内)に分けて考える。
【AOP】
もう"電気に変化させたオーラ"ですから、この発想だと常にキルアの体のどこかが光り、ビリビリしている状態、という事。
【POP】
AOP(体外)じゃないならPOP(体内)じゃね、と考えたいところだが、『"体外で手を加えたオーラ"を"その状態のまま体内に戻す"』ことができるなら、『"練で練り上げたオーラ"を"体内に戻す"』事もできそうで―、永久機関に近しいものを彷彿とさせる。
どうも発想として、ハンターの世界観(描写)にそぐわない気がする。
③その他
貯めているのが電気でもなく、オーラでもないとするならば―。
その前に。
そもそも何故、キルアは体に電気を流すのか。
恐らく"シラフ"では電気変化が使えず、キルアなりの工夫(=制約と誓約)の結果なのだろう。
キルアの修行不足を補う、底上げのための工夫なのか、
"電気変化"という能力自体が高レベル故の、いわば必要的工夫なのか、
それともその両方なのか。
それはわからないが、自らの体に電気を流すことを制約と誓約と解釈すれば、充電の意味も見えてくるかもしれない。
つまり、キルアの能力は、
『自らの体に流した電気の量に応じて、オーラを電気に変化できる能力』
というものなのかもしれない。
抽象的に『電気ポイント(体に流した電気量)』があると考えれば、
"充電"を使い切った事も、筋は通るだろうか。
『電力P』も流した量に応じて無尽蔵に貯まる、だとかそうゆうものではなく、
キルアのレベルに応じた抽象的な限界値があり、それを超えて"充電"しても貯まらない、といったところか。
「電気を流した時の"痛み"」では、耐性と感覚の問題があるし、
「電気を流した時の"ダメージ"」では、術者の強さに反比例して充電率が下がる状況も起こりうるので、
「電気を流した"量"」が一番不都合がなさそう。
◆結論
キルアの電気の能力は、
『自らの体に流した電気の量に応じて、オーラを電気に変化できる能力』
で、充電とは、体に『電気P』を貯める行程を指している。
―のだろうか。