銀座三越7階ギャラリーにて サイト
日野皓正アートの世界展が開催されています。
昨日、行ってまいりました。
会期は、10月18日~10月23日
 
土曜日(本日)と日曜日には、
ミニ演奏イベントありです。
 
 
入り口に着いて、お声を掛けられました
日野皓正さんでした。はじめまして___
ではないのです。「私」
 
 
スカンジナビア・ホテルには、いつも来船され
ホテルの上お得意様だったのです。
 
 
1975年にアメリカに永住を決められて
それ以来は会っておりませんでした。
 
 
 
生きているうちに、お礼がいいたいと
かねがね思っていたのでした。
日本で、渡米前のラストコンサートにご招待いただき
そのあとで、日野ご一家で夕食をご馳走になったこと
 
そのお礼を、どうにか生涯で「ありがとうございました」
ひとことお礼をと、ずっと思っていたのでした。
 
上司である安楽マネージャーは他界されたのだが
ブルーノート東京や演奏会では、
話す機会もないだろうし、手紙を書こうか
 
そうだ、と思いやって来たアート展だったのでした。
ラッキーでした。。♪
会えてお礼もいえてお話も
 
48年ぶりにして、ようやくお礼がいえました。
日野さんもあまりに、大昔の思い出なので。。
そうなの?そうだったの?(笑)と。。
奥さまも違いますし。。
 
今の奥さまのお写真を
見せてくださいました。
一緒になって40年だと仰いました。
大切な家族なのが、深く伝わってまいります。
 
それでも、旧友のように懐かしい会話も出来て
感無量でした。。ふたりのツーショット
 
日野皓正さん→10月25日で、81歳。私69歳です。
合計で150歳の年齢になっております(笑)
昔の君は、若かった。。(お互いに)
 
 
私、19~20歳ごろ
スカンジナビア・ホテル(キャッシャー)
 
 
日野皓正さん、32歳の頃です。
 
 
絵画商品は、販売もしており購入も出来ます。
4万~35万円位。
日野さんからは高いので買わないように(笑)と。。
ならば、絵画集とCDを購入する。¥6000也
 
  
サイン入りです
(三越の社員さんが、貴重な一冊だけのサイン入りを)
 
 
思わず、裏からトランペット持ち出して来た日野さん
 
 
 
アート・ブレイキーから
ヒノ、「自分を証明するな」といわれたという
オレが、オレがと存在を証明するなということ。
(ワンマン的ではなく)ということでしょうか?
 
つい、私がそういえば若いころの日野さんは
結構、オレが、オレが 的な演奏でしたかと尋ねると
あっと思ったのでしたが、
ごめんなさい。m(__)mペコリとされ
冗談ぽくお茶目な方です。
 
年を重ねていくうちに、禅的な要素も加わり
自己中心的な演奏ではなく、降りてくるようです
それは、演奏も絵画もそうなのだと。。
好きな画家は、ピカソと岡本太郎だそうです。
先日観た、棟方志功さんも、そういう爆発型です。
 
日野皓正さんとマイルス・デイビスの関係は
「親子。落語の世界でいう師匠と弟子のようなもの」と明かすほどで、多くのことを教わったという。
 
ジャズドラマーのアート・ブレイキーらも、
「My son(息子)」と呼び、かわいがっていたという
サッチモは、おじいちゃんらしい
 
「ジャズの世界には“Each One Teach One”という言葉がある。ひとりひとりが魂を伝えていく」と説明されました。
ひとりひとりが教えあう。知恵の分け合いをする。
解釈が違っても、話し合うことでお互いが何かを学びあう。
ジャズって、繋がっているのだという
 
アメリカ永住された頃は
世界に飛び出したが、ご苦労も多く
大変な時期だった思います。されど
アート・ブレイキーやマイルスらが、日本から来た
若きトランペーターに愛ある指導をされた証では。。
お話を聞かされて、本当にそう思いました。
 
明日も、演奏があるから来たら?と
いわれたのですが、いえいえとお断りさせて頂き
今日は素敵な時間をありがとうございました。で
お別れさせていただきました。
 
貴重な、夢見るような時間を
過ごさせてもらいました。
 
 
下の動画は、おまけです♬
ちょこっと吹いてくれました。
演奏までではありませんが。。
 

 

中々お茶目な行動です(笑)