ツナガル | 空堀ホイホイ

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ベロベロバー

昨夜は久々にライブハウスに遊びに行きました。

ハードレインでジルコニウムとアンドヤング。

このブッキングはほんとに見たかった。

長谷川君と再会して、開口一番「ツイッターでこっそりフォローしてるで」と話しかけると「やっぱり!」と、大爆笑。

僕のツイッターは政治的な呟きが多いから「迷惑やったらはずして」とか言ったら「いやいや、あれで最近の日本の政治ってそうなんや~って思ってる」とか言ってた。はは。

さて、ライブだが、もうほんとに感慨深かった。

ライブハウスで目をつぶって音に身をゆだねたのは今までにあまりなかった。

MCで「今日昔の曲やりますが、そういうのがイタイと思ってます」とか言ってたけど、そんなこたありません。

僕は当時、ジルコの音源聞きまくってたからね。

ノスタルジーもあるけど、とにかくバンドの演奏に合わせて揺らされるのが心地よかった。

爆音の中、思わず一緒に口ずさんでしまった。

健介のドラムの金物の音もバッサーっと鳴りまくってて、気持ちよかった。

ジルコの演奏中、当時のことが色々フラッシュバックした。

過去と現在の点と線を結ぶような、そんな感覚。

確か、数年前、ブッチャーズのライブを見たときもそんな感覚で見てた。

終焉後、道端で長谷川君と立ち話。

話は自然とブッチャーズの亡くなられた吉村さんへの想いが溢れ出す。

長谷川君が最近レコーディングで歌入れのとき「吉村さんみたいな感じで録りたいってエンジニアさんに伝えたら。。。」と話したところで、言葉が詰まる。

ちなみに、僕らが話してる最中、後ろでタクシーの客が騒いで警察沙汰になっていたのだが、そんなこと関係なく話しに没頭していた。



ジルコの音源を買って、今日の朝からかけっぱなし。

しかも、実はこっそり昨日のライブを隠し録音してました。

一応ライブ前に健介に「今日録音していい?」って聞いたら「長谷川に聞いてください」って言うから聞いてみたら「今日は古い曲やるし、演奏どうやろ、やめといて~」とか言うから、ますます録音してしまいました。

これ、永久保存版にします。

ほんとにいいライブ見れて楽しかった。活動してるだけで、ほんとにありがとうです。



そしてアンドヤング。

加納君はこの前、ぼくらのライブ見に来てくれてて、その時、ジルコとの対バン見に行くわ~って話してたんですね。

昨日も、その時のライブでコピーした曲で最期にやってた曲なんやった??とか言われて、ちょっと笑けた。

そんな加納君率いるアンドヤングも久々やったけど、ほんと素晴らしいライブやった。

村上君のショートディレイかけっぱなしで、引き千切れたようなようなブルースの断片のようなフレーズがベースレスな3ピースサウンドの空間を包むような感じ。

加納君は名曲「スポットライト」の曲の途中、先日の山本太郎議員の騒動の話を織り交ぜ、この曲を山本太郎に捧げると言って、唄った。

昨日のハイライトシーンやった。

アンドヤングは横ノリなバンドやけど、最近の若い子たちも一緒に揺れてるんですね。しかも若いバンドマンからの信頼も大きい。

ジルコ、アンドヤングの流れをハードレインで見れたのは贅沢やった。

そしてトリは神奈川からのツアバン。

その日、ライブハウスの知り合いのスタッフさんからも「今日のトリのツアバン、やばいっすよ」と言ってたし、PAさんも名の通った方を連れてこられてたようだが、演奏始まっった瞬間納得。

ドラムの音をミュート気味にミキシングし、ボーカルはウィスパーボイスで語り口調。

ギターは耽美なアルペジオの合間に空間エフェクトやファズサウンドをかまし、前衛なアレンジを仕掛けながらも、エモーショナルナなロックサウンド。

ステージバックにはスクリーンが掲げられ、モダンな照明演出。

これが今のポストロックなんかと率直に関心しながら彼らのライブに飲み込まれてました。

ファンもついてたし、アンコールもクールに決めてました。

バンド名、EXTRUDERS。なんて言ってたっけ。トルーダーズ??

多分、ブレイクするかも。耳の早いロックファンは要チェックだ。



ライブ終わってから爆音でおなかいっぱいになって耳がサーってなりながら、梅田のハードレインから心斎橋のいつもの飲み屋に自転車でゴー。

僕の周りにはロック好きの連中しかいませんでした。


ざらざらしたクランチサウンドのギターが気持ちいい、そんな勤労感謝の日でした。