皆さん!こんにちは。
この度ブログを復活させて頂く事になりました。
まずは、妻 北斗晶の乳癌の件でファンの皆様をはじめ関係者の皆様には、大変なご心配とご迷惑をおかけしてしまい大変申し訳ございませんでした。
第1回目のブログなので、明るい話しだけで行きたいのは山々ですが、これだけ世間の皆様にご心配をお掛けしてしまったので、チャコの乳癌の話しを先にさせて頂きます。
北斗晶ブログで、詳しく乳癌の事は本人が書いていたので、皆さんご存知だと思いますが、、、
胸の異常を感じて検査を受け、七夕の日に検査の結果を聞きに行きましたが、車で待機していた俺に『乳癌になっちゃったみたい!』と車に乗り込んで直ぐに本人から伝えられた時、あまりの衝撃に頭が回らず…すぐに言葉が出てきませんでした。
《自分の妻が“乳癌》
すぐには、信じる事が出来ませんでしたし…
乳癌。
乳癌=
前に2人で映画館で観た【余命1ヶ月の花嫁】
直ぐに頭を巡ったのは、あの映画の事でした。
あの映画の結末は、、、
取り敢えずは、胸の専門の病院でちゃんと検査してもらって、もしかしたら間違いかもしれないし。
こんな時、良い方に良い方に男は考えたくなるもんです。
でも内心は《チャコが死んでしまうかも!》 と考えた時、恐くて恐くて心も体も震えました。
とにかく、この時にチャコから言われた事は、大きい病院で調べてハッキリするまでは心配かけるだけだから2人だけの秘密にして、息子達も親兄弟、会社の仲間にも極秘で。
その後の流れは、もう皆さんブログや報道でご存知だと思いますので改めて書きませんが。
俺たち2人が何よりもこの時に悩んだのは、息子達の事でした。
誰よりも先に伝えなければならない、息子達にもしばらく…
《ママが乳癌だ》とは話せなかったのですが、息子達にはどう話すべきか?
父親として子供達には心配させない様に少し病気の事は軽めに話すべきか?
それとも真実を全て話して、母の体が変わる事をキチンと理解させ、癌の恐ろしさ、命をも落としかねない病気だと伝えるべきか?
父親として息子達の性格も考え悩みましたが、結果的に息子達には全てを隠さず話す事にしました。
息子達に全てを打ち明ける前にこの病気の恐さを、どう話せば理解できるか?話す方法を考えて、子供達に今日話そう!
そう決めたのは、チャコが仕事で家を留守にした9月13日の日曜日。チャコの入院10日前でした。
【大事な話しをする前に、観て欲しいDVDがあるんだ】と息子達を誘い、一緒にテレビの前に座り点けたDVDは、
《余命1ヶ月の花嫁》でした。
子供達には、辛すぎるんじゃないか!そう思われるかも知れませんが、、、
乳癌は、死んでしまう可能性もある恐ろしい病気で、この先
母は、乳房の全摘出手術、抗ガン剤の影響での髪の脱毛。
それだけでも衝撃だけど。
その先も、転移しない様に戦う覚悟を12歳だろうが16歳だろうが、家族みんなが覚悟を持って戦わないとならない病気だと理解させなければいけないと思ったから、この映画を観せました。
もちろん、この映画を観せるのも かなりの勇気と覚悟がいりました。
俺自身も、以前観たことがあったからこそ、結末を知っていたし。
出来れば今は観たくないとさえ思いました。
でも逃げて目を背けても、10日後に癌との戦いが始まる事は夢じゃなく現実だったので。
DVDを点けて話が進むにつれ、内容が乳癌の話しになってきた時、すぐ子供達の顔を横目でチラリと見たら、下の息子 誠之介はキョトンとしていて、日曜日の昼間に なんでこの映画なんだろう?と言う感じでしたが、長男の健之介は 多分何かあると察知した様な顔つきでした。
2時間くらいのDVDを3人で観終わった後、息子達に《少し話しがあるんだけど、いいか? 実はママは映画のこの人と同じ病気なんだよ》シンプルに、一番わかりやすく伝えました。
この映画の子は残念な結果になってしまったけど、死んでしまう可能性もある怖い病気だから、ママも癌に負けない様に戦うからみんなで協力して頑張らなければいけない。
みんなで力を合わせないとな!
父親として息子達に伝えられる言葉はこれだけでした。
みんなで力を合わせて頑張ろう!
こんな話しを真剣に息子達と話すのは24時間テレビのマラソンランナーに選んで頂いた時以来だと思います。
みんなで頑張って、俺の妻の、息子達の母の、4人の家族の、命のタスキを繋げる様に。
あの時もそうでしたが息子達が特に長男が言葉数の少ない時は思いの強い時です。無駄口をきかず…
[分かってたよ。何かあると思ってたよ。]お前達の母は乳癌だと伝えた後、長男から返ってきた言葉に驚きました。
子は親を見てるんですね。長男は、夜中にこっそり泣く母の声を拾い、何か真剣にコソコソ話す親の姿を見て、我が家の異変を感じ取っていた様で、不安にさせていた事を申し訳なく思いました。
息子達は、母が帰ってきた時、いつもとなんら変わらず[お帰りー。]と笑顔で言った姿には頼もしくなったと関心しました!
残念ながら乳癌は右胸だけではなく、脇にまで転移している可能性があると分かり、この数ヶ月 頑張ろうと思っては打ちのめされ、それでも乗り切ろうと思うと乳頭も残せないと告知されて、また打ちのめされて胸が張り裂けそうな話しばかりの日々でしたが、いい先生に巡り会えた事で何とか、心を手術に向けて進めて来れました。
現在は、お陰様で手術は無事に終わりましたが、脇への転移も見付かり 、まだ…これからが本格的な戦いです。
抗ガン剤が始まる事が決まっているので、心配な事ばかりですが………
手術室に入る前のチャコが、無理に笑った顔で 俺に『大丈夫だよ❗パパ。 オッパイ片方なくなっても、いつか今より デッカい ロケットおっぱいを作ってやるから❗』と涙を流して言ってきました。
俺、チャコが癌告知されてからどんな顔してたんだろう?
なんで1番辛いチャコに俺、心配されてんだろう?
無理に笑って、いつもの強い口調で喋るチャコが可哀想で、、、
俺が守らなくて、誰が守るんだよ!とハッとしました。
チャコは凄い怖がりなんです。
採血さえも嫌がって針を刺されるのを見られない怖がりなんです。
1人で入っていく手術室は本当に恐怖だったと思います。
こんな思いは2度とさせたくない。どんな病気でも、家族はそう思うもんです。
話しは変わりますが、先日、KinKi Kidsさんのブンブブーンという番組でチャコがウエディングドレスを着るサプライズがあった時、誰も癌の事を知らないんだから『絶対に泣いちゃいけない!』と思ったけど…感情を抑える事ができなくて泣いてしまいました。
結婚して20年、新婚旅行にちゃんと連れて行ってあげられなかった俺の後悔。
癌になるなら、胸を取らなきゃいけないなら、なんとしてでも連れて行ってあげれば良かった後悔。
アンダルシアでウエディングドレスを着せてあげたかった後悔。
こんな事になるならと後悔を言い出したらきりがないのは分かっているけど。
あのロケのお陰で俺には大切な宝物が出来ました❗
それがこれ。
iPhoneを守ってくれるケースだけど、俺にとってはケースの方が宝物です❗
今年は結婚20周年で、今日10月1日がiPhoneケースの写真と同じ様にチャコがウエディングドレスを着た日です。
結婚式を挙げて20年目の今日だから、より一層強く思う。
この笑顔が結婚30周年、40周年、50周年と、もっともっと続いてくれる様に!
今は大きな夢より小さな夢でいい、小さくても長ければ長いほどいい。1日でも多く一緒に居られる様に。
爺さんと婆さんになれる様に。
これからも山あり谷ありだろうし、泣きたくなったり、負けそうになる時もあるかもしれないけど、泣きたい時は泣く俺は泣かないとは言わない。今回だって2人で泣いて泣いて戦うことを決めたから。
俺が病室に行くと嬉しそうに笑うチャコの顔を見ると頑張れる!
息子達も朝食がまずくても、文句も言わずに黙って食べて、ご馳走様って言ってくれる。
一緒にと言っても、それぞれが自分のできる事を個々に頑張ってさえいれば大きな力になるから。
俺は頑張るよ!
もしかしたら疲れてBlogが書けない時もあるかもしれないけど、気長にやっていけるBlogにします。
誰か1人でも、頑張ろうと思ってもらえるBlogになれたらいいけど。
チャコを守ってあげるには、何より自分自身の健康に気をつけないといけないと思っています。
そうでないと、人を守ってあげる事は出来ないですよね。
病気で苦しんでる人や、支えてるご家族の方はたくさんいると思います。
他にも病気じゃなくても苦しい事を乗り越えようとしている人も、この世にはたくさんいる。
そんな皆さんと一緒に頑張りながら、少しでも励みになれる様なブログになれたら良いなと思います。
今後とも宜しくお願いします。
✳︎このブログの下書きをするのに…俺、14時間かかっちゃいました