ひとつの別れに、新たな出会いに、大切なすべての人にごきげんよう!
SASの歌姫こと、実践クラス野原椿役をやらせていただきました、久保田ゆいでございます!
2014年度修業公演『スマイルアゲイン』、おかげさまで大盛況のうちに幕を閉じることができました。
皆様、本当にありがとうございました!
台本をいただいてから約3ヶ月。
稽古でも、プライベートでも、本当にいろいろあった3ヶ月でした。
私は今まで、芝居が辛いと思ったことはありませんでした。
ただひたすらに楽しくて、舞台に立つときにも、その楽しさだけを追い求めてきました。
でも、今回は、本当に辛くて、苦しくて、自分が情けなくて、みんなに申し訳なくて、悩んで悩んで悩んで、どうしたらいいかわからなくて、そんな状態で、本番を迎えました。
結果、今までで最高の芝居をすることができました。
ようやく気付けました。
私が今まで楽しくやってきたのは、自分のことしか考えていなかったからです。
私が演じさせていただいた椿という子は、いつも誰かのために、どんな辛い時でも、辛い時こそ笑っている、とても素敵な子でした。
実は昨年度の修業公演『ホームステージ』で演じさせていただいた和音もそういう子だったのですが、その時はそれを理解できず、独りよがりな和音を演じてしまっていました。
今回ようやく、はじめて、椿や和音の思いや強さを知ることができました。
ここにたどり着くまで2年。
ずいぶんかかってしまったなぁと思います。
本当に、人間として、俳優として、未熟すぎる私です。
自分では、ちゃんと変われたのかは正直よくわかりません。
でも、こうしていろいろ気づくことができた自分のことは、けっこう好きになれました。
それに気づかせてくださった先生方、先輩方、スタッフの皆様、劇場の方々、ご来場くださったたくさんの方々、実技クラスの後輩たち、そして、共演者である実践クラスの皆さん。
本当に、ありがとうございました!
最後に、野原椿さま。
あなたに会えて、本当によかった。
一緒に悩んでくれてありがとう。
一緒に泣いてくれてありがとう。
一緒に笑ってくれてありがとう。
あなたが、あなたの大切な人たちと、ずっと幸せでありますように。
今度また会えたら、その時はもう一度、
絶対笑わせようね、一緒に。