自分勝手な意見ばっかり言うので、

見たくない方は戻ること推奨。

ここに書くのは個人的な意見だから。

そして長いから。















ここのブログを付け始めてから、もう2年ほどになる。
(ログには無いが、2005年10月以前から付けていた)

インターネットでHPを作り出したの自体は高校の頃からだから、

そろそろ5~6年くらい経つ。


こう、長い間、インターネットを使ってきて、

大体いつでも、受信者側であり、発信者側の立場も持っていた。


受信者側の立場でのインターネットは非常に勝手がよい。

ブログサービス一つ取っても、

現在のブログの総数は、朝日新聞の発行部数を上回るらしい。

それに、この数年で、ブロードバンド化・マルチメディア化が進み、

TV・ラジオ・新聞・雑誌など、従来のメディアを超えるほど、

インターネットは魅力的なメディアとなった、と思う。



では、発信者側の媒体としてのインターネットはどうか。

こちらも、ここ数年で大きく変化した。

いや、それこそ、この1年くらいで、と言えるかもしれない。


ブログサービスが普及し、HTMLなどの知識を持たない人でも、

簡単にインターネット上に情報を発信できるようになった。

なんて話は、もう結構前の話だ。


今の(「日本の」と付けたほうが良いだろうか)インターネットでの、主たる発信内容は、

かならずどこかコミュニティ的な要素が含まれる気がしてならない。

要するに、メディアとして大衆に発信するのではなく、

特定の人に対して発信しているのだ。


これは、インターネットという、オープンなメディアから、

コミュニティと言う、ある意味では閉鎖的な空間になりつつあると言える。

別の考え方をすると、

匿名のメディアだったインターネットが、

非匿名性な気質になりつつあるとも言える。



俺個人的には、この閉鎖的な空間が嫌いだ。

コミュニティ = 閉鎖的 と言う結びつけは、こじつけに過ぎないが、

だが、対コミュニティ的な発信より、

対メディア的であったり、何かしらの話題に対しての発信のほうが、

よっぽど誰もが参加しやすい形だと思う。


そう考えると、2ちゃんねるとmixiは、

2ちゃんねる = オープン

mixi = クローズ

と思えてくる。

そして、どうだろう、どちらの方が質の高いデータを得ることが出来るか。

まぁ、その答えは得たいデータによって異なるだろうが、

匿名である2ちゃんねるも、ある意味非匿名であるmixi以上の質を誇ると思う。


2ちゃんねるは、荒れはするものの、オープンで情報量が多く、自然と質が高くなる。

mixiは、そうそう荒れはしないものの、閉鎖的で情報に偏りが起きやすい。

そんな風なイメージを受ける。



あと、話はちょっとずれるが、mixiに感じること。

最近、といってももう結構経つ感じもするが、

mixi離れ、mixiに飽きた、と言うのを多く聞く。


飽きる理由としては、まぁサービスは決して多様とも言えず、

新しさが無くなった、と言う点で納得できる。

それ以外の理由でmixi離れする人は、

やっぱり人間関係で手を引くのだと思う。


俺が思うに、mixi離れするユーザは、

割とコアなインターネットユーザが多いように感じる。

今までインターネットの様々なサービスを渡って来た、

そしてSNSにもたどり着いた。

しかし、SNSは今までのサービスと違い匿名性が無い。
(この場合の匿名性はネット上の(サービス内での)ユーザの一人を特定できるか)

そして特定ユーザとなったがために、一人ひとりの発言の力が弱くなった。

そのため、そこには少なからず窮屈さが生まれてくる。

また、マイミクと言う固定的なコミュニティ、

それに見ず知らずの特定ユーザが何千何万といる誰かの作ったコミュニティ。

登録したはいいが、結局はじめましての挨拶以外なにもしないで終わってしまう。

使いやすいインフラこそあっても、心情的に使いにくい。

だから、mixiを離れ今までのサービスに戻る。と言う図式だと思う。


ただ、これはハッキリ言って、それこそ自分勝手な考えだと思う。

昔、ブログで誹謗中傷的な事を書いたがためブログが炎上し、

「ネット上では自分の言いたいことがいえると思っていたのに・・・失望した」

と言った人がいたが、それと基礎的な考え方が変わらない。







と言う、今までのオープン・クローズ的な事、

そして、mixi離れ・mixi飽きのようなユーザを囲い込めるサービスは無いか。

それがミニブログではないかと思っていた。

twitterなどの(twitterはミニブログなのかどうか微妙だが)サービスは

割とそういった点で中性的な位置にあると思う。


アカウントを作って特定のIDを持ち投稿すると言う点で、(サービス内での)匿名性は無いが、

発信する内容は特定の人向けというより、大衆向け、

いや自分の書きたいことを書くという点では自分向けとも言える。



ただ、

コンセプトはそこにあろうと、

使うユーザがそう使わなければ結局意味が無いのだ。


それが一番の問題でもあると思う。



今、feecleというミニブログを使っているのだが、

feecleでは通常のミニブログ同様、自分のページを持ちヒトコト投稿をする。

そのヒトコトがスレッドとなってコメントをぶら下げれる。

投稿・コメント時に、TOPページにスレッドが上がる。

その他フレンド機能などあり。

と言った感じのサービス。



自分が登録をした頃から2~3週間の間は、

ユーザ数が少なかったこともあって、TOPページをゆっくり眺めて、

気になったヒトコトにコメントをしてと言う流れで、

みんながみんな相手にとらわれずオープンな書き込みをしている印象があった。


そこにある日mixiから大量にユーザが流れ込んできて、

新規登録ラッシュでユーザ数が、それこそアクティブユーザの数で言えば、

2~3倍以上になった。

ユーザ数が増えたことによって、TOPページの流れは当然速くなった、

そして、mixiから流れてきた人は、そこの中ですでにコミュニティ的なものがあって、

mixi以外での使いやすい交流の場を見つけたかのように、

アクティブユーザを押しのけるかのように、ネットイナゴ的に飛来してきた。

登録する側にはそういうつもりは全く無いだろうが、少なくとも俺にはそう映った。


数少ないユーザの中で、オープンだった流れから、

mixiのクローズな面が願わずして入り込んでしまった。


と、ここまで、mixiは閉鎖的だクローズだと、ネガティブに聞こえる発言ばかりしてきたが、

コミュニティと言うもの自体や、SNS、mixi、クローズな空間。

どれも別に悪いものだとは思っていない。

ただ、クローズな空間には、母数の限界があると思うのだ。


mixiから人が流れてくるまでは、

feecleの中ではみんなオープンなイメージがしたと言ったが。

それは、見方を変えれば、feecleと言う、そもそもクローズな中の話とも言える。


要するに、

mixiから人が来ないうちは、

クローズな中でのバランスが保てる母数のユーザがfeecleを利用していたが、

母数が増えたことによって、派閥が出来たとでも言うべきか、

一つのクローズなコミュニティとして存在できなくなったと言うべきか。

どんなコップにも入る水には限界があるのだ。

コップからあふれたら、もう一つのコップに分けるしかない。

そうなると、コップ内のそれぞれ別々の水になるわけだ。



で、話は戻るが、feecleでそのように人が増えてから、空気は明らかに変わった。

何人か、その以前からフレンド登録していた人がいなくなったりもした。

サービス自体に変化は無いのに、質と言うか満足度と言うか、そう言ったものが落ちたように感じた。



考えるに、ミニブログのfeecleの満足度のキャパシティの限界を上回ったとも思える。




話が少し逸れるが、ミニブログサービスは、今結構増えてきていて、

feecleと同じようなサービスを展開してるところが国内だけで10近くになるかな?

まぁ、サービスが増えるとユーザが分散するので大いに結構だが、

ユーザ数は少なくても困るのだ。

ユーザが減れば発言が減り、情報量が減り、質も活気も落ちる。



まったく、ユーザが多くても困る、少なくても困る、

ならば、ちょうどいい数を常に保て。と言うわけでもない。

そんなこと不可能だから。



可能なのは、サービスそのものが変わることだ。

色んなサービスの長所を取り入れて。

ミニブログと言う枠にとらわれず、

ユーザに使いやすく生まれ変わってくれたらなと思う。





自分なりに、ちょっとした具体案を考えてみた。


feecleが一番身近なので、feecleをベースに考える。


まず、feecleで言うと、ユーザ増加に伴うTOPログの流れの速さを何とかしたい。

それには、まず、全体のTOPをなくしてしまう事だ。

そして、オンラインゲームのようなチャンネル分割などを行い、

そのチャンネルごとにTOPを持つようにする。

それならば効率よくトラフィックを分散させることが出来る。



もしくは、2ちゃんねるをモデルにして、分野ごとに板のようなものをもつ等。

幸いにもfeecleの場合、そのジャンル分割にはちょうどおあつらえ向きな話題が挙がっている。

feecle野球部だの、短歌部だの、サッカー部だの、パンダ部だのと、

板を作るにはもってこいなように感じる。

そして、板ごとにそれぞれTOPページを持つ。

全体のTOPというものを無くしても、

ユーザからすれば興味のある分野のTOPが見れれば割とOKだと思うし、

気になるなら、全部の板を覗きにいけばいい。


そして、大事なのは、どこの板・チャンネルでも発言できるということ。

そしてもちろん、どこで発言しようと、自分のページには自分の発言が全て残る。

その時に、どこで発言したかわかるように、板ごとにアイコンでも付いてるといいかもね。


板で分割した場合、サッカーの話題ならサッカー板(部)、野球ネタなら野球板(部)

雑談ならカフェ板(部)や、夜勤板(部)で苦労話と、

自分のニーズに合った話題のところに行ける。


feecleでのユーザ増加による満足度低下の一因に、

自分の望まない書き込みが増えると言うこともある。

それを分割によって同時に取り除くことも可能になる。



次に、feecleで変えたらと思うことは、

フォークソノミーを取り入れても良いんじゃないかと思う。

実際タグクラウドがあると、今何が話題になってるのかなどわかりやすい。

あと、それに伴い検索機能を付けることも必要になると思う。

投稿するときにタグを付けて、検索ボックスから探す。

人気の検索ワードは、タグクラウドに上がってくる。と言う一般的なやつだ。



仮に、デザインを2ちゃんねるのようにしたとして、

左フレームには各板(部活)があって、

メインフレームの上部にタグクラウドがあり、検索ボックスがあり、

その下に、今までのトップ画面が来る、と言った配置だと使い勝手もいいと思う。




そして、3つ目にfeecleで変えたらと思うこと。

広告を入れて良いと思う。

広告の挿入には、現状ユーザから批判的な意見が多い。


デザインが好きだと言うユーザが多いらしい。

俺からしてみればデザインより機能と思うのだが・・


まぁ、広告を入れると言っても、ただ入れるだけではない。

せっかくここまで、板に分けたり、タグや検索ボックスの導入を考えたんだから、

それを有効に使った、

Googleアドセンスのような広告、もしくは、

ニコニコ動画のニコニコ市場のような広告を設けるのだ。


ミニブログ自体がヒトコト投稿がメインで、

今までだって、たとえばペプシキュウリやカルピスドリンクなど、

新製品が出たら話題になっていたのだ。


広告を見て興味を持ち、それを買ってヒトコトのネタにする。

そのヒトコトを見た人がその商品に興味を持つ・・・・

と言った連鎖が広がる可能性もあるし、

何より、広告媒体を、広告媒体として捉えるのではなく、

ヒトコトのネタ要素として捉えることも出来るはずだ。

しかもGoogleアドセンスのように、話題に合った広告を載せれば、

その効果の期待度は高い。



ミニブログをビジネスモデルへと昇華させられ、

尚且つ満足度も上げられる。




さらに機能を増やすなら、

feecleには、サイワールドという大きなバックボーンがあるのだから、

そことの機能連結、

例えばプロフィールをクリックすると、

サイワールドのTOPのポップアップが上がるなど、

シームレスにユーザが多様なサービスに触れることが出来るように誘導することも出来ると思う。



今、ユーザーニーズに一番あったWebサービスになり得るのは

やっぱりミニブログだと思う。


そういった意味で、feecleさん他ミニブログには期待しています。





先頭にも書いたけど、これは個人的で自分勝手な意見で、

途中途中の質が落ちた云々は個人的な感想の一つです。