さるねこふみ別館

さるねこふみブログの別館です。
写真を中心に公開中。


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カーテンとガラス戸のすきまでぬくぬくひなたぼっこしているカンナとふみを上からのぞいてみました。ふたりとも「なにやってんだ? 父ちゃん」という表情。


久々なので、カンナとふみの近況報告など。最近は、カンナがふみの首筋をなめて上げたり、ふみがカンナに鼻キスしたり、カンナがふみの首根っこを噛んで押さえ込もうとしたり、ふみがカンナの頭をポカポカ殴ったりと、仲がいいんだか悪いんだかよくわかりません。


ふみの足は、ねこをよく見ているひとなら「あ、びっこを引いてる」というのがすぐにわかると思いますが、普通のひとだと、どたどたカンナと追いかけっこして走り回るふみをみて、足が悪いとは気づかないだろうと思います。右足でカイカイはできませんし、ジャンプして高いところに登る時も必ず右足が遅れます。本人的にもしびれみたいなものを感じているんじゃないかなあ、と思います。


カンナは、けいくんとの同居ストレスがおそらく引き金で、そこにさらに何らかのアレルギー反応が加わったような感じで、右腰からお腹にかけてかなり広く脱毛しています。左腰からお腹にかけても、右ほど目立ちませんが、やはり脱毛しています。本人はややかゆみを感じているようで、脱毛は過度になめたことで起こっているのだろうと思われます。また、左右対称に近いので、アトピーかな? とも思うのですが、どうにも原因を特定しかねています(アレルギーを調べる血液検査もしましたが、「これ!」という原因物質は見つかっていない)。原因が特定できないということは、根本的な改善がなかなか見込めない、ということになり、今はフードを変えたりいろいろ試しながらよくなるきっかけ・悪くなるきっかけを探している感じです。

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同じテーマ 「ふみ・カンナ写真」 の記事

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久しぶりに統計データのチェックを行なったので、まとめておきます。長崎市は『長崎市の保健行政』、長崎県は県生活衛生課資料、全国は環境省の『動物愛護管理行政事務提要』から引いています。




長崎市動物管理関連統計

長崎県動物管理関連統計

環境省動物管理関連統計

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今年で5年目となる長崎県地域猫活動連絡協議会のチャリティーカレンダー「ながさきの地域ねこ」2015年版の販売を開始いたしました(→2014年版2013年版2012年版2011年版)。


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例年同様見開きB4サイズ(縦36.4cm×横25.7cm)の月めくりです。1部1,000円(税・送料込み)で、協議会ネットショップより購入できます。


表紙や各月上段に掲載されているねこたちは、これも例年同様、地域ねこ活動や個人TNR活動が行なわれている現場で、協議会会員が撮影しました。2015年カレンダーの特徴は、協議会会員のうちでも、実際に地域ねこ活動現場で日々のお世話をされている正会員のみなさんが撮影された写真がちょうど半数を占めている、という点です。

協議会の構成メンバーは、実際に地域ねこ活動でねこたちのお世話をしている「正会員」と、その活動に協力する動物愛護団体=「特別会員」に分かれますが、これまでのカレンダーの写真の多くは、現場を訪れた特別会員が撮影していました。特別会員もねこ好きの集まりですから、ねこの写真を撮ることには慣れていますが、撮られるねこの側からみれば、やはり特別会員は部外者です。目線をくれても「だれだ、おまえ?」という少し警戒した硬い表情になることが多くなります(↑上の表紙写真も、「部外者」撮影によるものです)。

一方、毎日自分たちの世話をしてくれる「正会員」の方々は、ねこたちにとっては「心を許せる味方」(もしくは「しもべ」)ですので、自然と表情も寛ぎ、柔らかくなります。


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こちらの裏表紙は「正会員」さんが撮影されたものです。同じ正面写真でも、口元に余裕があり、目線も柔らかい印象になっているのがわかるでしょうか?

1月~12月のねこたちも、撮影は正会員と特別会員とでちょうど半々になります。どの月がどっちの撮影になるか、写真を見ながら推理してみるのもおもしろいかもしれません。


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各月のレイアウトや、毎月1つねこにゆかりのある記念日を載せている点も、例年通りです。ねこの記念日は、2014年とは一部入れ替えました(9月は5日の「ねこ経済新聞創刊(2011年)」で変わりなし)。なお、10月は2014年の「全米のらねこデー」から「神楽坂化け猫パレード」に入れ替えたのですが、なんとパレードは2014年をもって最終回とのことで、残念ながら2015年カレンダーは1箇所間違いがある、ということになってしまいました(↓)。




売上から制作・販売経費を差し引いた収益金は、すべてながさきの地域ねこ活動の推進のために使われます。2011年8月以降これまでに行なわれた不妊化助成の一覧をこちらにまとめてあります(2014年9月末現在で通算72匹)。カレンダーを購入して下さったみなさまのご厚情に感謝申し上げます。

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ずいぶんごぶさたになりました。今日7月21日は、ふみがうちにやってきた記念日です。5年前、2009年の7月21日にふみはうちにやってきました。うちに来た日の記事はこちらそれから1年後の記事はこちらです。


ふみのFCE(繊維軟骨塞栓症)の予後ですが、5月28日=前の記事で「残り2割」と書いた足首から下の部分の随意性は、(ゆっくりとですが)少しずつ回復が続いています。1週間ほど前に、自分で右足の先をグーパーできるようになった、という感じ。普通に歩いたり走ったりはできますが(よくカンナを追いかけていますが)、とっさの動きの時にはまだ右足はよろけます。右足で首の後ろをカイカイなんてのも、まだできません。いつかできるようになるのか、そのへんはよくわからないですけれども。


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昼寝ちう



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最近はやりのヘンなポーズ



ケガの功名といったらふみに怒られますが、リビングでカンナと接触する時間が長くなった分、2人の折り合いがずいぶんよくなりました(お互いの存在は、まあ認めましょうか、的な)。それでも時々ねこパンチの応酬してますけどね。




おまけ:ちょっとどうしても必要が出てきたので、facebookはじめました。すき間の時間を使って、ぼちぼち広げていく予定です。

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ふみが落下してFCEになってから3週間が過ぎました。運動機能は8割方回復し、日常の動作にはほぼ支障がないところまで来ましたので、一安心しているところです。最初にさわもと犬猫病院でMRI検査をしていただいたときに澤本先生から「3週間が回復のめどです」と言われていたこともあり、このへんでいったん回復経過をまとめておこうと思います。


2014年5月6日(1日目)

  • 右足にまったく力が入らない。基本的にはだらんと伸ばしたまま。ほとんど歩かないが、歩くときもよろよろと倒れそうになりながら、前足の力でどうにか移動する。
  • おそらく、右足の付け根から先の感覚がない状態。

2014年5月7日(2日目)

  • およそ18時間ぶりに排尿
  • 深部痛覚はほとんどなし
  • 24時間ぶりに食事。少し元気が出てくる。

2014年5月8日(3日目)

  • お昼に行なったMRI検査でFCEの診断が下る
  • 夜からプレドニン2.5mgの1日2回投与開始(≒体重1kgあたり1mg/日)
  • 食欲はかなり戻る

2014年5月9日(4日目)

  • 右足麻痺の具合に慣れてきたのか、歩き方はだいぶ上手になる。掃除機から逃げようとして2、3歩小走りもできるように。
  • PEN04300

2014年5月10日(5日目)

  • 明け方から朝にかけて、カラカラに乾いたうんちを、小指2/3本分ほど。ようやくふんばって排便できるようになる。夜遅くに2回目の排便、いつもの2/3ぐらいの量で固さはいつもどおり。
  • 自分からリビングに出たがり、窓の側や座いすの上でくつろぐ

2014年5月11日(6日目)

  • 右足の肉球は依然として冷たい
  • 体平衡は、狭いところでもだいぶ上手に取れるようになってくる
  • トイレの出入りなどで、右足の爪先が裏返ること(ナックリング)がだいぶ減ってくる
  • 歩き方を上から見ると、太ももを自分で持ち上げられるようになってきているような気もする=少しずつ麻痺がとれてきている?
  • 活発に歩き回り、毛づくろいをする余裕も出てくる
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2014年5月12日(7日目)

  • トイレの姿勢がまだ元に戻らず、腰高の姿勢でするので、外にこぼしてしまうことが時々ある
  • 夜、リビングに解放。ジャンプしてダイニングチェアや空気清浄機に飛び乗ろうとして失敗する(ずり落ちる)。足はまだ感覚がないが、勘で動かしているような感じ。
  • カンナとじゃれようとするが、カンナはあまり受け入れない。カンナにポカポカ殴られても避けられないで、ひょこひょこと逃げる。
  • ケージの裏側に回ってみたり、これまでの動作ができるかどうか、自分でいろいろ確認しているように見える。

2014年5月13日(8日目)

  • 右足をなめるようなしぐさをちょっとだけする
  • 段ボール爪とぎで爪とぎを再開=下半身にしっかり力が入るようになってくる?
  • 平野町ペットクリニック受診、ナックリングの心配は減り、深部痛覚も戻ってくる。プレドニン1日2回2.5mgを継続。

2014年5月14日(9日目)

  • 右足を畳んだ箱座りの姿勢をとれるようになる(意識的に右足をたたみ込めるわけではない)
  • 夕方、床からダイニングチェア、ダイニングチェアからダイニングテーブルへの飛び乗り成功(段差約30~40cm)。ダイニングテーブルから床への飛び降り成功。
  • コナイアム30C、アンガス30Cのレメディ投与開始

2014年5月15日(10日目)

  • 右足の毛づくろいを、ぎこちないながら、再開

2014年5月16日(11日目)

  • カンナとポカポカやりあうのを再開
  • 毛づくろいしながら、コロンコロン転がって体の動きを確かめるような感じ

2014年5月17日(12日目)

  • ふみ部屋と廊下を仕切るワイヤーメッシュ(高さ45cm)を乗り越えて廊下に出られるようになる

2014年5月18日(13日目)

  • ワイヤーメッシュを高さ45cmから90cmに組み替えるが、すぐによじ登って乗り越えてしまう
  • 後ろ足伸びをするようになる。キッチンのゲートに両手をかけて伸びをする
  • 右足で首の後ろあたりを掻く動きをするが、実際には届かない(足先はなんとなく動いている感じ)
  • 日常動作にあまり問題を感じなくなってきたので、リハビリを兼ねて、夜はリビングに解放

2014年5月19日(14日目)

  • ケージ1F/2Fの仕切りをはずし、2F/3Fを仕切る。さっそく2Fに飛び上がって、ねこベッドでくつろぐ。
  • リビングの座いすやダイニングチェアーがお気に入りの場所に。
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  • PEN04368
  • PEN04377

2014年5月20日(15日目)

  • 平野町ペットクリニック受診。回復が順調なので、プレドニン2.5mgを1日2回から1回に減らす。
  • リビングでだいぶくつろげるようになる……落下前よりも、なぜか性格が落ち着く。大人になった?
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  • K-r41856

2014年5月21日(16日目)

  • カンナと追いかけっこを盛んにするようになる。小走りだったのか、より速く走れるようになり、スタートダッシュも効くようになる。カンナは迷惑そう。

2014年5月22日(17日目)

  • トイレの段差を少なくするために外していたトイレカバーを元に戻す
  • ほぼ走れるようになる

2014年5月23日(18日目)

  • それまでずり足だったのが、右足を持ち上げて床から浮かせて歩けるようになる(ただし動きはまだぎこちなく、どこかロボットっぽい感じ)

2014年5月24日(19日目)

  • 歩き方はだいぶ元に戻るが、歩くときに右足の爪を意識的にしまうことはまだできないので、犬のように、爪音を立てて歩く

2014年5月25日(20日目)

  • カンナを追いかけて普通に走る(飛び走り)

2014年5月26日(21日目)

  • けいくんがさわろうとして迫ってきても、ぎりぎりのところですばやく身をかわして逃げられるようになる(それまでは、だいぶ距離がある段階から、先回りして逃げていた)

2014年5月27日(22日目)

  • 右足の肉球の体温もほぼ元に戻る。爪の出し入れは、まだ随意ではない感じ。太ももから膝関節まではほぼ元に戻ったようだが、膝関節から下、特に足首から先の部分は、自分ではまだコントロールできていない=残り2割の部分。
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カンナと追いかけっこを始めたり、少しずつ元通りになりつつあるふみですが、5歳になりました。誕生日プレゼントは、やっぱり低反発クッションになりました。上にふみ用のピンクのバスタオルを被せてあるので、やや見苦しいですが。


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ふ:クッションにしてはなんだかナガシカクじゃないでしゅか?

父:う……



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ふ:本当にクッションだと父ちゃんはふみの目を見て言えましゅか?

父:じ……実は……低反発まくらです。近所の西友で2,046円税込で買いました……すまん。



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ふ:ふっ……父ちゃんのふみへの愛は、しょせんその程度なんでしゅね-_-

父:だってさ……ふみ、買っても使わないかもしんないじゃん。いちおう、直径55cmの低反発ロースツール(=クッションにもなる)も近所のニトリで2,592円で売ってたんだけどさ、もしふみが使ってくれなかったら置き場所に困るし、まくらだったら最悪父ちゃんが使ってもいいかなーと思ってさ……そのまくらは大きいんだよ、幅56cmもあるからニトリのロースツールより大きいよ。



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ふ:幅は35cmでしゅね(キリッ)

父:……はい、すいません。



……とかなんとかぶーたれていたふみですが、実はえらく気に入ったようで、ふみ部屋にいるときはたいていこの上に乗ってます。幅35cmに収まってちんまり座っていることもあれば、幅56cmをいっぱいに使ってへそ天でだらーんと伸びてころんころんしてたり。結果的には、よい誕生日プレゼントになりました。

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ふ:なんだこれ?



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ふ:えい!



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ふ:えいえいっ!



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ふ:がぶっ。


Hさんからいただいたコナイアムのレメディです(実際には、ちゃんと保定して飲ませています)。一緒にいただいたメモによると、

  • コナイアム30C……後肢の脱力が顕著な場合→筋肉を強める。1週間に3回、4週間続ける
  • アンガス30C……下肢と足の神経に作用。1日1回、10日間続ける

この2種類を14日(水)から飲ませるようになってまもなく1週間になります。このほか病院で処方されているプレドニン2.5mg=1日2回を飲ませていますが、その甲斐あってか、今朝平野町ペットクリニックで診ていただいたところ、「かなり速いペースで回復してきている、脊髄軟化症になるおそれは(犬の症例から類推する限り)もうほとんどないでしょう」とのことでした。

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落下後体を横たえていた座いすが、どうやらことのほかお気に入りの場所になったようです。ご心配をおかけしましたが、6割方足の動きは戻ってきました。たぶん、もうだいじょうぶだと思います。



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こんなかっこもできますし。



今回のバタバタで、ふみすけの5歳の誕生日プレゼントを買い忘れていたことがさきほど判明しました。低反発クッションを買ってあげるかなあ...

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落下後はじめて動画で撮影したときのようすです。これを書いている5月17日のようすとは全然違っていて、自分でもちょっとびっくりしてます(今はかなり良くなっています)。


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線維軟骨塞栓症(FCE)と ふみのこと (4) から続きます。


2014年5月8日(木)

  • 深夜~朝 2回排尿、排便はなし。CT/MRIは全身麻酔をかけるため、昨日の夜から絶飲食。
  • 朝 廊下からリビングへ出たがるので出してみる。よろよろと歩きながら、あちこちでこてっと横になったり、澄まし坐りをしたり。
  • 9:25 さわもと犬猫病院へ。院長先生が対応してくださる。深部痛覚はやはりほとんどない、とのこと。診察台ではけっこう活発に動こうとする。「いい子でいるんだよ」と頭をなでて、しばしお別れ。

お昼に検査をして、麻酔から覚めたらだいたい14時半頃からお迎えできますよ、と言われていましたが、仕事の都合もあって夕方にお迎えに。

  • 18:00 ふたたびさわもと犬猫病院へ。診察室に呼ばれて、院長先生から説明を受ける。診察台の上にあるPCには、PowerPointの資料が開かれていて(院長先生が福岡で学会発表したときのプレゼン資料だったらしい……これかな?)、MRIの写真が2枚と解説文、スライドタイトルには「線維軟骨……」という聞き慣れない用語が。また、壁に掛けられたディスプレイには、ふみのものと思しきMRI画像が大写しになっていて、規則正しく並んでいる白いものが1つだけ欠けていました。
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    • PowerPointのスライドに書かれている解説文で真っ先に飛び込んできたのは、最後の方に書かれていた「自然回復する」というような表現(見慣れない医学用語ばかりだったので、あんまり正確ではないけど、概ねそんな感じ)。よくよく読むと、そうでなくもっと悪くなるケースもあるようなのだけれど、まず思ったのは「そっかー、元に戻るかもしれないんだー」ということでした。ものすごく安堵したのをよく覚えてます。先生の説明を聞く前に、気の早いことだ。
    • しかし、そもそもその病気(?)のタイトルが覚えられない(^_^;)。老化を感じます。そのあとの説明で、どうやらFCEと略されるものらしいので、「『線維 FCE』で後でググろう」とだけ覚えることにする。
    • MRI画像は、上が背中側・下がお腹側、左が頭側・右がしっぽ側です。2つある赤矢印のうち下の方は、「規則正しく並んでいるものが1つだけ欠けて」いる部分を指しています。「白いもの」は椎間板の髄核(=中身)にあたるところで、それがなくなってしまっていることを示します。上の方の赤矢印は、その飛び出した髄核が脊髄側に流れ出しているようすを示しています。白く光る椎間板と椎間板の間の薄暗い部分が脊椎(骨)で、それと同じくらいの太さで上に並行して走るやや明るい帯状の部分が脊髄(神経)です。
    • こうなってしまったのが、何番目と何番目の腰椎に挟まれた椎間板なのか、きちんと尋ねそこねました。ひとつには、「戻るかもしれないんだー」の興奮が続いていることと、もうひとつには、院長先生から「この子は腰椎が一つ足りませんね、6つしかない」と言われて、びっくりしたというのもあります(後述)。たぶん第3腰椎と第4腰椎の間じゃないかと思いますが、違うかもしれません。
    • 髄核は、椎間板の内側に当たる部分で、それが流れ出しているということは、髄核を取り囲んでいる椎間板の表面に当たる部分が「壊れている」ことが示唆されます。ふみの脊髄を輪切りにした別のMRIでは、脊髄の右側に当たる部分が「腫れている」ような感じに傷ついていました。砕けた椎間板の表面部分が、脊髄に沿っている血管を詰まらせているので、右足の麻痺が起こっていると考えられます……というのが、院長先生の説明でした。というか、たぶんそんな感じのことをおっしゃっていたと、さるねこ父は理解しました。(これを先生が読んだら、「うーん、40点」とか言われそうですが。)
    • 線維軟骨塞栓症(FCE)の予後については、まず先に「恐ろしい方」のスライドを使って説明がされました。院長先生いわく、脊髄損傷が上行性(頭に近い方向へ広がっていく性質)で広がってしまうと、予後は非常に悪い、と。そうなってしまった2匹の犬の写真を見せられましたが、明らかに目が据わっていなくて顔面に締まりがなくなっていました。どちらの子も、損傷後数日でそうなり、さらに数日で亡くなったということでした。「うちの病院でそうなったケースはまだないですが、大学病院ではたまに見ます」という話でした。(後で調べてみると、「脊髄軟化症」という症名で、発症した場合は治療法がなくほぼ100%命を落とすそうです。犬の場合は、そうなる確率は深部痛覚が完全喪失した場合の5~10%(cf. YPC東京動物整形外科病院 | 江東区 動物病院 | 脊椎・脊髄疾患および椎間板疾患)。)
    • 損傷箇所が広がらなかった場合、「概ね3週間経っても運動機能が回復しなければそのまま」ということでした。3週間でよくならなければ回復はあきらめましょう、という意味ですね。逆に、よくなる場合は3週間でだいたい戻る、ということになります。
    • というわけで、線維軟骨塞栓症(FCE)の予後は、3つに大きく分かれることになります。(1) 2~3週間ほどで元に戻る、(2) 麻痺が残った状態のまま回復しきらない、(3) 脊髄軟化症を発症してほぼ100%命を落とす、という3つです。なんなんでしょうね、この天国と地獄感MAXな感じ。なかなかしびれるような運試しです。先生はどのパターンがどのくらいの確率、というようなことはおっしゃっていませんでしたが、ネットで調べてみても、ほとんどの症例は犬のもので、ねこが発症した場合どういう比率になるのかは、さっぱりわかりませんでした。まあ、確率はあくまで確率であって、さるねこ父・母にとっては、目の前にいるふみという1例がすべてなわけですが。
    • それから、ふみの腰椎が1つ足りない件。「腰椎欠損症」というそうで、加齢とともに、排便に支障が出たり、下半身が弱って歩行困難になったりすることもある、というお話でした。「どのくらいの割合でそういうねこがいるんですか?」と尋ねたところ、「うーん……2割くらいですかね」という答えで、意外に多いことにまたびっくりしました。(ネット情報では、ふみのようなぼんぼんしっぽ(短尾)の子だと3割くらいが腰椎欠損というのがひっかかったりしますが、ソースははっきりしません(本当に調べた人がいるのか、いたとして何例中何例だったのか、よくわからない)。)
    • そんなこんなでまあとにかく、ふみの症名は「線維軟骨塞栓症」と定まりました。MRIとCTのデータを主治医である平野町ペットクリニックの青木先生に渡すように預かり、支払った金額は……
      • 初診料 1,080円
      • 全身麻酔料(吸入ガス麻酔) 8,640円
      • CT・MRI 検査料 48,600円  しめて58,320円でした。
    • CT/MRIの検査料(+麻酔料)で6万円弱というのは、保険の効かない動物の検査料としては安い方じゃないかと思います(ネットで引っかかってくるいくつかのケースと比較した場合)。が、絶対値として考えればものすごくお高いものです。もちろん、この検査をしたからこそ「線維軟骨塞栓症」と診断が確定し、だからこそ「天国と地獄・3コース」がはっきりして、「安心」もしましたし、同時に、「覚悟」もできましたけど。
  • 一通りの説明を受けて、9時間ぶりにふみと対面。検査自体は12時過ぎには終わっていたようで、午後麻酔から覚めてからはずっとかまってもらえず、ややお怒りでしたが、ここでもう一踏ん張り、平野町ペットクリニックへ向かいました。
  • 18:40 平野町ペットクリニック受診。澤本先生から預かったデータをお渡しし、また一通り診察を受ける。診察室の床を歩く様子などもチェック。線維軟骨塞栓症については、いぬの症例は何度か診たことがあるが、ねこのケースは初めてとのこと。ともかくは、いぬ(あるいはヒトでもそうですが)のケースと同様、ステロイド投与で炎症を抑えつつ様子をみることになりました。まずは、1週間分、1日2回プレドニン2.5mgずつ(体重1kgあたり1日1mg(よりちょっと多い)計算)。
    • 診察料 0円
    • 内服薬 86×14=1,204円  しめて1,204円
  • 19:20 帰宅
  • 20:00 SGJタピオカツナスープをガツガツと食べる。プレドニン2.5mg投与。
  • 24:00 カリカリを自分から食べる。だんだんと「普通」を取り戻しつつある。

というわけで、長い長い病院めぐりは、これで一段落となりました。うんちがまだ出ていないのが気がかりですが、「4~5日出なければ、浣腸なりしてみましょう、おしっこが出てるようならそう心配はないですから」という平野町の青木先生の説明にしたがって、土曜日くらいまでは様子を見ることにしました。

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