香港や台湾では「豆花(豆腐花)」というデザートをよく食べます。


ようするに豆腐のデザートなのですが、日本の豆腐とちがって大豆の青臭さやえぐみが少なくて、ふるふるつるんとしています。


これを手づくりしてみたくて、香港の有名デザートレストラン「糖朝」のオーナーのレシピ本を買ってみたものの、「豆花は豆乳を食用の石膏で固めてつくる」と書いてありました。


でも、日本で食用の石膏なんて売っているところはほとんどない。
絶望です。


というわけで、今回、台湾旅行に行くと決まったときから、食用石膏を買おうと心に決めておりました。


インターネッツでリサーチしましたところ、台湾には「豆花粉」という、いわば豆花ミックスのような便利な粉があるものの、スーパーではあまり売っていないということが判明。


台湾では街中に豆花ショップが多くあるので、みなさん、自作しないのですね、きっと。


スーパーにないという情報に少々うろたえましたが、さらに調査を進めたところ、迪化街という問屋街で入手できるとのことでしたので、はりきって行ってまいりました。


目的の商店は、「永利食品行」。
迪化街に店を構えて40年の食材を扱うお店です。
さるもしょっけん
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店名:永利食品行
住所:台北市迪化街一段143號
電話番号:(02)2553-2438
営業時間:09:00-21:00
定休日:無
▼「旅々台北」の記事
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おそるおそるお店に入りましたけれども、目当てのものが見当たりませんよ?


わたくし中国語ができませんゆえ、お店のお父さんに「豆花粉ください」とテレパシーを送ってみましたが届かないようでしたので、やむを得ずメモに「豆花粉」と書いて見せましたら、奥から出してきてくれました!
さるもしょっけん
1パックに写真の小袋が10個入って、110元(日本円で350円くらい)!


感謝の気持ちを込めて、お父さん、日本人観光客向けに「豆花粉」の袋は店頭に陳列したほうが商売繁盛しますよ、とテレパシーで伝えておきました。


(;く∀ま)<いや、あなた以外、誰も買いに来ませんからー。


これで豆花を自作できます。
近日中につくってみますパー