VOL.029 個人的にはこれってQUEEN? | sarsyのブログ(洋楽&クラシック・ギター ディスクジョッキー)

VOL29クィーン

1980年、シングル先行後のアルバム発売。USで唯一ナンバー・ワンを記録したアルバム8作目。

シングル2曲がUS第一位に輝いた。シンセサイザー使用は今作から。


ブライアン作のSaveMeは今も聴いているが、それ以外は ほとんど聞かなくなってしまったファンの私としては 珍しい一枚。(当時は聞きまくっておりました)

なぜか?28年後の検証。


①QUEENとしては演奏時間が短く、サウンドも多重があまりないシンプルなこと。

 (楽曲は一般ROCKファン受けが充分可能ではあります)

②演奏時間が短いという点では前作【JAZZ】も同じだが、サウンドがソリッド(ギターで例えたら【JAZZ】はレスポール、こちらはストラトキャスターを通りこし⇒テレキャスターといった感)、どうもQUEEN然と認識できない。

③各メンバー単一の楽曲を集めました、という流れで、QUEENとしてのケミストリー(化学反応)が感じられない。

結論)バンド活動が忙しくなると、スタジオでじっくりバンド・メンバー同士でディスカッションすることが出来ないことで、アルバムの流れ あるいは コンセプトが薄れた。 勝手に書いてみました。


追記)スタジオでのディスカッションという点では、6年後(86年)の11作目【カインド・オブ・マジック】から復活したと思います。8から10作目まではアルバムの作り方が同じ印象。