2011-03-29 20:02:18

月刊『むすぶ』No.482発刊のお知らせ

テーマ:告知
皿澤 剛 様

「本当に東北の地震は悲惨な現状です。被災された皆様にこころよりお見舞い申し上げます。そして命をなくされた方々の魂の安らからんことを願います。 さて昨日、私からメールを送信させていただきました情報はもうひとつ確度が低いことがわかりました。又詳しいことがわかればご案内させていただきます。 本当に申し訳ございません。私自身の不明を恥じ入っております。ロシナンテ社、ささやかなネットワーカーですが今後ともよろしくお願いします。」 よろしくお願いします。 しかた



●11年3月 No,482

 ▼もう一度、原発のいらない社会を目指しませんか
原発事故非難日誌              たくきよしみつ
日本の悲劇、東北巨大地震と福島原発     斉藤武一
ついに原発震災が現実に           坂東喜久恵
日本の原発 止めようよ
いろいろな皆さんの声を集めました
   川澄透 峠清太郎 桐原尚之 村上忠政 大津いさお
もう一つの可能性―小規模水力発電            中嶋大
------------------------------------------------------------------------------
▼自力で避難できない ニンゲンがいるんだどうするんだ
正確に言おう、自力で避難することを禁止されているニンゲンがいるんだ。
                      えばっち&市野


▼油症問題の同時代史的考察(2)―予防原則と系譜描写の前景―    戸倉恒信 

------------------------------------------------------------------------------

▼精神障害者の真実を分かってください!  久郷克己

------------------------------------------------------------------------------
◆ 連載記事の紹介 ◆

時代を駆ける 連載・第221回      舘崎正二
   「教師は労働者である」と宣言した日教組の「教師の倫理綱領」

今どきの学生たち 第157回       山中由紀
   「2008年後期:大阪電気通信大学で、エネルギーと人間」

大地震・大津波に見る日本の病巣      藤田 恵

 診療メモ 第381回          橋本行生
   「基礎理論に基づくがんの免疫療法」

憲法から考える憲法を考える 第76回  中北龍太郎
   《冤罪をなくすために》(37)
    自白の信用性ーどう判断するのか?(14)
    狭山事件―鞄問題の新たな展開(上) 


1冊800円。送料(76円:1冊の場合)
そしてもしよろしければ、定期購読もどうぞお願いいたします。


-------------------------------------------------------------
|ロシナンテ社は、「月刊むすぶ」の購読代で成り立っています。|
|是非、定期購読の輪にご参加ください。           |
-------------------------------------------------------------
定期購読者大募集!!
定期購読・年間8,400円「定期購読代は送料込みの値段です」
郵便振替口座  01080-6-42151
ロシナンテ社
〒605-0974 京都市東山区泉涌寺五葉ノ辻町28
TEL & FAX 075-533-7062 
お問い合わせメールはこちらまで!
e-mail : musub@big.or.jp
HP : http://www9.big.or.jp/~musub/

2011-03-28 21:22:05

放射能やPCBで汚染されたゴミを県外の処分場に運び始めています

テーマ:注意!!!
ロシナンテ社の四方さんからの緊急の転送メールです。

対応可能な方はよろしくお願いします。

-----------------------------------------------------------
皿澤 剛 様

ロシナンテ社です
「いつもお騒がせしています。
転送しましたようなご案内を
「海森人の会」 藤村さんから頂戴しました。
対応可能な方はよろしくお願いします。」


----- Original Message -----

本日都内で産廃のトラックが動き始めているのを見ました。
放射能やPCBで汚染されたゴミを県外の処分場に運び始めています。
感情的な部分をついて、反対できないと考えているようです


総務省に正式の苦情を入れるのを手伝ってください。
内容は
①被災者のためのガソリンを奪って何人死ぬと思っているのか?
②東日本から安全な水や食べ物が作れる場所が永久に失われてもいいのか、


と言ってください
時間がないので、至急拡散をお願いします。


海森人の会 藤村

2011-03-19 22:24:27

被災地の精神病院の現状(一部)

テーマ:告知

被災地の精神病院の現状(一部)が掲載されているサイトがありました。
 


活用できるかもしれません。よろしくお願いします。


http://assertivecommunitytreatment.jp/ph





(前進友の会の活動)


高知のG病院のGさんから連絡がありました。宮城県仙台のA病院(精神病院)の現状でした。前進友の会とはなんの関係もない病院ですが、我々にできることはしようと考えました。A病院の職員とも奇跡的に電話が通じました。入院している(閉じこめられている)患者さんに食糧だけでも届けなくてはと想いました。



レトルト食料1000食を、段ボール箱12個になりましたが、まとまって、
かくして、今日一日で、仙台へ向けて、第一歩を、踏み出しました。
北海道経由は、ダメでした。
以下のとうりです。
ご協力、ありがとうございます。

仙台A病院との本日の電話では、
炭火で、調理や、暖を取っている様子で、
入院患者さん達に
これは、電話での感触ですが、「飢え」が、迫っているとの、感触です。
食料品と、燃料が欲しいと言っています。
カセットコンロと、ガスボンベですが、手に入れるのも、輸送するのも、難しそうです。


A医療生協は、まとまったレトルト食料を、喜んでくれています。
明日には、A医療生協には到着します。
少なくとも、宮城県内S市までは、間違いなく、運び込んでくれそうです。
現在京都では、カセットコンロ、電池、ラジオ、懐中電灯、レトルト食品が、
手に入りにくくなっています。
が、なんとか、本日、150食分のレトルト食品を、友の会のみんなの部屋に、
買い込んできました。
今のところ、食料品の買い出し費用が十万円近く、
そして、
運搬費用が一万五千円近く、かかりました。
(E)



昨日の夕方用意して貰った支援物資を何とかいち早く届けるべく、いろいろ調べましたところ、郵便局も、民間の運送会社も全てダメ。
政府は、支援物資輸送を自衛隊に一元化すると言っていますが、
受付窓口として市区町村のレディネスがないのでコレもダメ。
結局は、民間で自力で緊急車両の許可を受けて現地入りしている団体が、もっとも可能性が高いので、しらみつぶしに調べてみましたところ、
A医療生協という団体が、
現地入りしA病院のあるM区から15キロほど離れたS市のS病院というところで緊急医療活動や支援食料の配布などを行っていることが分かりました。
連絡を取ってみたところ、A病院だけに物資を届けるということは出来ないということでしたが、A病院に連絡を取り、A医療生協およびS病院に連絡を取って貰って、支援を受けて貰うことが今一番物資を生かせる方法だろうと判断し、A医療生協に物資を送りました。
状況は一日一日変わってきていますので、今後どんな手助けが出来るかも、また変わってくると思われます。アンテナを張っていようと思っています。(I)


(2011年3月16日)

2011-03-17 21:27:47

破局は避けられるか――福島原発事故の真相  ジャーナリスト広瀬隆(転載)・ほか追記・転載有り

テーマ:注意!!!
 以下、『ダイヤモンド=オンライン』より転載します。

 この記事の下にも追記・転載があります。
-----------------------------------------------
破局は避けられるか――福島原発事故の真相
ジャーナリスト 広瀬隆


 2011年3月11日、東北地方三陸沖地震が起こって、福島第一原発1号機で格納容器内の圧力が異常に上昇し、そのあと建屋が爆発。続いて3号機も同じく爆発。さらに2号機は、格納容器内にあるサプレッションプール(圧力抑制室)が破損した。破損が進めば絶望的な破局に向かう。これと並行して、日本人の頭の上に大量の放射能放出を始めた。一体、何が起こったのか。

想定外」の言葉を濫用する
電力会社とマスメディアの異常


 津波そのものによる天災は、避けることができない。これは日本の宿命である。しかしこの悲惨な原発事故は人災である。それを起こした責任者は、電力会社だけではなく、これまで何もこの事態を警告をしなかったテレビと、テレビに出てデタラメを解説している専門家と呼ばれる大学教授たちである。

 2011年3月11日14時46分頃、北緯38.0度、東経142.9度の三陸沖、牡鹿半島東南東130km付近、震源深さ24kmで、マグニチュード9.0の巨大地震が発生した。マグニチュードが当初8.4→次に8.8→最後に9.0に修正されてきたことが、疑わしい。原発事故が進んだために、「史上最大の地震」にしなければならない人間たちが数値を引き上げたのだと思う。これは四川大地震の時に中国政府のとった態度と同じである。

 地震による揺れは、宮城県栗原市築館(つきだて)で2933ガルを観測し、重力加速度の3倍である。しかし2008年の岩手・宮城内陸地震では、マグニチュード7.2で、岩手県一関市内の観測地点で上下動3866ガルを記録している。今回より大きい。

 NHKなどは「1000年に1度の巨大地震」と強調するが、この東北地方三陸沖地震の実害と、原発震災を起こした原因は、津波であった。では、津波の脅威は、誰にも予測できなかったものなのか。日本の沿岸地震では、ほんの100年前ほどの1896年(明治29年)の明治三陸地震津波で、岩手県沿岸の綾里(りょうり)では38.2m、吉浜(よしはま)24.4m、田老(たろう)14.6mの津波高さが記録されている。「想定外」の言葉を安っぽく濫用するなとマスメディアに言いたい。被害が出たあとに、被害を解析してくれても困る。事故後に、「想定できなかった」ということは、専門家ではない、ということだ。すべて私のごとき人間に想定でき、昨年8月に発刊した『原子炉時限爆弾』(ダイヤモンド社刊)に書いたことばかりが起こったのである。電力会社が「故意に想定しなかった」だけであり、想定しなかったその責任は、被曝者に対してきわめて重大である。


冷温停止に至っているのは
原子炉11基のうち3基だけ


 昨年のことから理解しておくべきである。昨年3月25日に、1971年3月26日に運転を開始した福島第一原発1号機について、東京電力は、この原発が40年を迎えるというのに、超老朽化原発の運転続行という暴挙を発表し、60年運転も可能だと暴言を吐いて、原子力安全・保安院がそれを認めた。これは福井県の敦賀原発・美浜原発に続く、きわめて危険な判断であった。さらに昨年10月26日、営業運転開始から34年が経過した老朽化原発・福島第一原発3号機でプルトニウム燃料を使った危険なプルサーマル営業運転に入った。

 福島第一原発は設計用限界地震が、日本の原発で最も低い270ガルで建設された、最も耐震性のない原発である。そこで今、炉心熔融が起こったのだ。福島県内には、70キロを超える双葉断層が横たわり、マグニチュード7.9が予測される。

 地震発生時の運転状況は、○福島第一1・2・3号機は運転中→スクラム(緊急自動停止)。4・5・6号機は定検停止中○福島第二1・2・3・4号機はすべて運転中→スクラム。制御棒が挿入され、核分裂反応は、全機が停止した。しかし……

 地震発生後、原発は「止める」「冷やす」「閉じ込める」機能があるので大丈夫だと宣伝してきたが、ほかの原発も含めて、自動停止した11基の原子炉のうち、原子炉内の温度が100℃以下で、圧力も大気圧に近い状態で安定した「冷温停止」に至っているのは、地震4日目の14日現在、福島第二原発3号機と女川原発1・3号機の3基だけであり、残り8基が迷走運転中である。


炉心溶融(メルトダウン)は
2800℃どころか、わずか600℃で起こる


 電気出力100万kW原子炉では、熱出力がその3倍の330万kWある。この原子炉では、原子炉自動停止しても、その後に核分裂生成物が出し続ける崩壊熱は、1日後にも、1万5560kWもある。またその発熱量がどれほど小さくなっても、永遠に熱を出し続けるので、燃料棒が原子炉にある限り、それを除去し続けなければならない。なぜなら、原子炉という閉じ込められた容器内では、熱がどんどんたまってゆくからである。

 それを除去できなければ、水は100℃で沸騰するから、水がなくなり、燃料棒がむき出しになる。そうなれば、超危険な放射性物質が溶け出し、燃料棒の集合体が溶け落ちる。それが炉心熔融であり、メルトダウンと呼ばれる。燃料棒の集合体が次々に溶け落ちると、炉の底にたまって、ますます高温になり、灼熱状態になる。やがて原子炉圧力容器の鋼鉄を溶かし、お釜の底が抜けると、すべての放射性物質が、外に出て行く。これが「チャイナ・シンドローム」と呼ばれる現象である。

 一方、燃料棒被覆管のジルコニウムが水と反応して酸化されるので、水素ガスを発生する。水素ガスの爆発限界は、最小値が4.2%であるから、この濃度になれば爆発する。

 原子炉の正常な運転条件は、福島原発のような沸騰水型では、280~290℃、70気圧である。従来は燃料棒の過熱温度が2800℃で炉心溶融が起こるとされていたが、スリーマイル島原発事故などの解析によって、実際には600℃で起こることが明らかになった(2009年7月6日~7日にNHK・BS1で放映されたフランス製ドキュメント「核の警鐘~問われる原発の安全性」)。NHKなどは、御用学者を動員して「史上空前のマグニチュード9.0」を強調しているが、建物の崩壊状況を見て分る通り、実際の揺れは、兵庫県南部地震(阪神大震災)のほうがはるかに強烈だった。この地震被害の原因は、揺れではなく、ほとんどが津波であった。


地球の動きがもらたす
「原発震災」が日本で現実化した


 福島第一原発では、地震から1時間後、15時42分に全交流電源が喪失して、外部からの電気がまったく来なくなった。あとは、所内の電源が動かなければ、何もできない状態である。ところがそこに津波が襲って、15時45分にオイルタンクが流失して、さらに配電盤などの配線系統が水びたしになって、内部はどうにもならなくなった。初めは炉心に水を注入するためのECCS(緊急炉心冷却装置)を作動したが、すぐに注水不能となった。非常用ディーゼル発電機はまったく作動しない。電気回路が大量の水を浴びて、配線系統がどうにもならない。コンピューターも何もかも、電気がなければ何もできない。

 このような所内電源と非常用ディーゼル発電機による電力のすべてが失われた事態に備えて、原子炉隔離時冷却系と呼ばれるECCSの一種がある。これは、炉心の崩壊熱による蒸気を利用してタービンを起動させ、ポンプを駆動して注水する装置である。しかし、これも制御機能が失われれば、駄目になる。

 そもそも、地震発生当初から、非常用ディーゼル発電機がまったく働かないというのだから、電源車が到着したかどうかに鍵があるのに、その最も重要なことについてさえ、報道されなかった。テレビの報道陣が、いかに原発事故について無知であるかをさらけ出した。

 そして1号機の原子炉内の水位がぐんぐん下がり始めた。非常用復水器と原子炉隔離時冷却系によって、何とか水位の復帰につとめたが、格納容器(ドライウェル)内の圧力が、設計上の使用最高圧力4気圧をはるかに上回る8気圧に達している可能性が高く、加えて、除熱ができていないので、水位が下がってゆき、4メートルの燃料棒の頭は、1メートル以上が水の上に顔を出した。

 格納容器の圧力が高まると破壊されるので、バルブを開いて、高圧になった気体を放射性物質と共に外部に放出する作業に入ったが、事故の経過を見ると、悲観的にならざるを得ない。しかしもうすでに、事故解析の原稿を書いている段階は過ぎたようだ。15日昼頃には、敷地内での放射能が通常の350万倍に達した。テレビでは、コメンテーターも政府もみな、微量、微量と言い続けた。ここまでくれば、みな、おそるべき犯罪者たちである。さらに2号機では、格納容器の破損が起こり、4号機では建屋内の使用済み核燃料のプールが沸騰を始めたという。ここには、原子炉より多くの放射性物質が入っている。作業者が近づけない場所であるから処理はおそらく不能であろうと、15日の午後5時時点で、私は推測するが、この推測が間違ってくれるよう祈っている。福島第一原発の6基のうち、1基がメルトダウンすれば、そこには職員がいられなくなる。すべてを放棄して逃げ出すだろう。あとは連鎖的に事故が起こる。

 この発電所には、全部合わせて、事故を起こしたチェルノブイリ原発の10倍を超える放射能があると思われる。あとは、この放射能が無害であると、政府と原子力安全・保安院と電力会社とテレビの御用学者たちは言い続けるはずだ。もし日本の国民が愚かであればそれを信じて、汚染野菜を食べることだろう。明日、すぐには死なないからだ。しかしかなりの高い確率で発癌することが分っている。子供たちを守れるのは、事実を知っているあなただけである。

『原子炉時限爆弾』で、私はこう書いた。
--「10年後に、日本という国があるのだろうか」と尋ねられれば、「かなり確率の高い話として、日本はないかも知れない」と、悪い予感を覚える。…(中略)…この先には、まったく報じられない、とてつもなく巨大な暗黒時代が待ち受けているのだ。その正体は、想像したくもないが、人知のおよばない地球の動きがもたらす「原発震災」の恐怖である。--と。
その通りになってしまったのだとすれば、悔やんでも悔やみきれない。


※大地震による原発災害の危険性を指摘した
『原子炉時限爆弾~大地震におびえる日本列島』
広瀬隆著/2010年8月/ダイヤモンド社刊


http://diamond.jp/articles/-/11514
--------------------------------------------------------

以下、追記・転載します。
-------------------------------------------------------
福島原発事故に関する声明
  ---グスコーブドリのいないイーハトーヴはいらない


「想定外の事態」。このひとことで、数万におよび人々の死が合理化されている。数十万の人々を
放射能被害にさらし、なお数百万の人の暮らしを破壊し続けている人災、そう、繰り返し言うが最悪の
人災が僅かこのひとことで合理化されている。


いま生じている事態は、なんら想定外のことではなかったはずだ。幾人もが、この事態を繰り返し
予測し警告してきた。地震や津波被害にともなう原子力発電所の激甚事故、水素爆発も炉心溶融も
放射性物質の大規模な飛散も、反原発運動や原子力の専門家のみならず、多くの人々が指摘して
きたことである。


被害は折り込まれていたのである。

東京をはじめとする大都市のエネルギー消費を支えるために、地方に住む数百万の人々は放射性物質の前に曝し出されている。地方の人々の暮らしを壊すことで、沖縄電力をのぞくすべての電力会社は安定した利益を確保し続けてきた。このビジネスを成立させるために、地域独占を許し原発建設に有利な法制度をつくりあげ、各電力会社を支援してきた日本政府も当然の責を問われる。電力各社と日本政府はいまそのつけを支払わなければならない。

日本政府と東京電力は、まず何よりもいま、福島原発で取り組まれつつ隠されている労働のすべてを子細に公開すべきだ。たとえば冷却水注入作業のために、誰がどこをどのように走り、管をつなぎ、バルブを開けたのか。放射能に汚染された飛沫を誰がふき取り、ふき取ることを誰が命じているのか。これは英雄譚を作り出すためではなく、そこで働く人々をグスコーブドリにして褒め称える醜悪さを私たちが克服するための要求だ。「数千万の命を救う」ために自らは決してしない仕事を、原発労働者に求めるおぞましいまでの冷酷さから私たちは遠ざからなければならない。死を強制される労働の拒否こそ私たちは支えるべきである。

いま私たちは「原子力被災者」になろうとしている。各地の原発で生命を危険にさらして働いてきた人々、爆発事故に伴う被曝で今後長期間にわたる健康リスクに向き合わなければならない人々の被災がまずある。だが原子力被災はこれにとどまらない。福島原発の爆発は、今後長期にわたって東北地方の農業に打撃を与え、安全な食料の価格を高騰させるだろう。都市貧困層は確実に食の安全から排除される。原発の停止によって電力供給が不足し、輪番停電が実施されているが、それに伴う事業所の閉鎖や休業が相次いでいる。都市貧困層はこれによる失職と賃金カットに見舞われ購買力を低下させるだろう。私たちは被災者なのである。

日本政府と全電力会社はすべての原子力発電所を直ちに停止せよ。
人の生命を貪るビジネスから撤退しろ。
東京電力はすべての原子力被災者に補償せよ。
被曝したすべての人々に今後の全健康被害を回復するまでの医療費と生活費を補償せよ。
原発事故のために閉鎖や休業を余儀なくされたすべての事業者の売り上げを補填せよ。
失業や休業、賃金カットに追い込まれた人々の損害を補償せよ。


直接の被害を受けずにいるすべての人々に私たちは呼びかける。圧倒的な津波や火災のスペクタクル、圧力容器内の水位を伝える字幕の数々、御用学者の言う「直ちに健康被害はないレベルです」というコメント、これらの無限ループ映像に曝される日々から抜け出そう。この「情報被曝」は私たちに「祈るしかない」という無力感を作り出し、今回の事態に責任を負うべき者や制度をあいまいにする政府・電力会社の言いわけへの同意を作り出している。いっときも早く、この「情報被曝」による被災から回復し、責任者を名指し追求することが必要であると私たちは考える。

2011年3月17日
フリーター全般労働組合

Amebaおすすめキーワード