How about a coffee break?

How about a coffee break?

映画、TVドラマのセリフからの会話表現を書いています。私の素敵な生徒たち、日々の暮らしのことも。ホッと一息、コーヒーブレイクにおつきあいください。

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あっという間に春休みは終盤、月曜日から新学期です。昨日は段ボール12箱で届いた生徒の教材85名分をチェックして、曜日順に並べました(結構重労働)。今日は私の教材の入れ替えと教室の大掃除をして、新入生、継続生が気持ちよく新学期を迎えられるよう準備をします。

 

 

 

 

さて、昨日は人気ドラマNCIS(本家)とスピンオフNCIS:ニューオーリンズのクロスオーバーエピソードで、こんな会話がありました。

 

 

 

 

本家NCISの捜査官マクギーは、合同捜査のためニューオーリンズへ。MIT出身でコンピューターの天才マクギーは、ニューオーリンズ支局の新人捜査官、セバスチャンには憧れの存在。セバスチャンは捜査官としての資質に自信が持てずにいますが、マクギーは自分も同じだったと励まします。そして「僕は指導者に恵まれた。」と。彼らのことをマクギーはこのように形容しました。

 

 

 

They were merciless、downright mean sometimes, but you know what?

They always had my six.

 

(字幕)

冷酷で意地悪だったけど

陰で支えてくれた

 

 

have someone's six・・・見守る、援護する

 

 

I got your back. I have your back.  で、「私がついている」、「味方するよ」という意味ですが、これと同じ表現です。つまり、後ろから支えるということ。

 

 

 

では、なぜsix が後ろかと言えば、時計の盤面に例えているからです。自分が向いている方向が12時、つまり6時は自分の後ろとなります。

 

 

 

 

映画などの空中戦で、「~時の方向に敵機」、とか、銃撃戦でも「~時の方向に敵二人」などの言い方を聞くことがあります。

 

 

 

Watch your six.  と言えば、Watch your back. Behind you.と同じ、「後ろに気をつけて」、「敵が後ろに」という意味。インディ・ジョーンズが「魔球の伝説」の吊り橋シーンで言われてたな。まあ、インディはいつでもBehind you!ですけど。これは余談ですが、この吊り橋シーン、インディが in hell と言うときのLの発音時の舌の位置がよく見えます。英語学習者のお手本。そりゃ、英語話者なんだから当たり前なんだけど、当時は「おお~。Lって本当にこうやって発音してるんや~。」と感動したんですよね(笑)。

 

 

 

 

 

そして、「最後の聖戦」では、戦闘機を操縦するインディと後方の銃撃席に座るパパインディことショーン・コネリー。インディがEleven O'clock! (11時だ)と指示すると、パパインディはゆっくりと懐中時計を出して「11時にどうなる」というお約束(笑)。最終的にはSix O'clockの方向の敵に撃ったつもりが自分の飛行機の尾翼を撃っちゃうという場面を思い出しました。

 

 

 

 

 

 

Watch your six.    私、この言い方もっと早く知っていたら、ドリフ見ているときに

 

「志村~、Watch your six! 」って言えたな、なんてニヤリすみません、アラフィフあるあるでした(笑)。

 

 

 

 

 


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春です。新年度です。年度始まりって、何か新しいことをしたくなりますね。1年の始まりのお正月より、ポカポカ陽気の4月の方が、フットワークも軽い気がしますし。

 

 

 

で、今年度、久々に大学の社会人講座を受講します。新宿でOLをしていたころは、仕事帰りによく上智大学の講座に通っていましたが、今回初めて早稲田大学の講座を申し込みました。来週から始まります。アマゾンで買ったテキストも届き、準備万端。新しいことを始めるって、何歳になってもわくわくします!

 

 

 

 

 

さて、話は変わりますが、ハードディスクレコーダーが一杯です(笑)。もう大変。録るだけ録っておいてまだ見ていない映画や、ブルーレイに移していない海外ドラマがたくさんあって、気がつけば残量が数パーセント。春休み中になるべくダビングしてしまおうと頑張っているクリミナル・マインドからこんな表現が聞こえてきました。

 

 

 

 

FBIのプロファイルチームのリーダー、ホッチが、古傷が原因の内出血で倒れてしまいます。意識が戻った彼は、ずっとそばにいてくれた分析官のペネロピにお礼を言います。

 

 

 

 

Thank you for staying.

 

(字幕)

よくいてくれた

 

ペネロピは言います。

 

Wild horses, Sir.  Just wild horses.

(字幕)

当然でしょ。放っておけるわけないわ。

 

 

 

 

 

 

ペネロピは、Wild horses.だけで使っていましたが、本来は、たとえば、Wild horses couldn't(wouldn't) drag me away. のように使うイディオムです。

 

 

昔の拷問、複数の馬と人の足をつなげて八つ裂きの刑にするところからきているようで、「例え八つ裂きにされようが私は絶対~しない。」という意味。上の表現なら、「八つ裂きにされようが私はここから離れない」、日本の表現なら「てこでも動かない」が近いのかなと思います。

  

 

 

 

 

 

 

これは、「赤毛のアン」で、アンも言っていました。大げさな表現を好むアンですから、彼女らしいセリフだなと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

場面は、隣人のリンド夫人との初対面で赤毛を指摘されたアンが、怒り爆発でかなり失礼なことを言い返してしまい、マリラに「この家にいたいのなら、リンド夫人に謝りなさい。」と言われるところ。アンを気に入ったマシューが「芝居でいいから謝るふりをして。お前がいないとさびしい。」とアンを説得します。誰かに求められるという経験が初めてだったアンは、マシューのためにリンド夫人に謝る決意をします。マシューは子育てに干渉するなとマリラに言われているので、このことは内緒にとアンに頼みます。そこでアンは、言います。

 

 

 

Wild horses couldn't drag it from me.

 

(字幕)

どんな事があっても言わないわ

 

 

原書では、

 

 

Wild horses won't drag the secret from me. 

 

となっています。

 

村岡花子さんの訳では

 

「あばれ馬に秘密を引きずりだされる(訳注 二頭の馬に左右の足をくくりつけて八つ裂きにする刑)っていうけど、絶対にあたしはだいじょうぶよ」

 

です。村岡さん、ていねいな注を付けてくださっています。

 

 

 

 

そのあとの原書(映画にはない)のアンのセリフですが、

 

How would wild horses drag a secret from a person anyhow?

(村岡訳:それはそうとあばれ馬はどんなふうにして、人間から秘密を引き出すのかしら?」

 

 

と疑問を投げかけているので、アンは語源を知らないのではと想像します。ちょっと安心、と思いながらもアンが語源を知ったらどうするか想像するのもちょっと面白いな(笑)。まさか実践はしないだろうけど。

 

 

 

ということで、久々にアンのDVDをチェックし、原書と文庫本を手にした今日でした。また読み返してしまいそうだわ。

 

 

 

 

 


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1月にかかったインフルエンザのおかげで、授業の予定が押しました。春休み中に補講を行っていましたが、昨日でやっとひと段落。9日の新学期まではお休みです。

 

 

 

今日は父の車いすを押して近くの定番散歩コースの河川敷へ。

 

 

 

 

 

 

 

今週が最後の見ごろかな。

 

 

 

 

 

 

さて、水曜日は一日休みでしたので、妹と横浜へ行ってきました。お目当ては、

 

 

 

 

 

 

オードリー・ヘプバーンの写真展。

 

 

 

じっくりひとつひとつの作品を鑑賞しましたが、出てくる感想は、「はあ~、きれい」、「素敵」のオンパレード状態。バレエの基礎があるからか、オードリーはいつでもピンとした姿勢で、スタイリッシュ。恐ろしいほどの目力と気品ある、そして時にはお茶目な表情に圧倒されました。

 

 

会場を出たあとのグッズ売り場では、全部買い占めたいほどの購買欲に駆られましたが(笑)、その気持ちをぐっと抑えて、クリアファイル、マグネット、ポストカードを数点買いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Breakfast at Tiffany's ならぬ、Lunch in Yokohamaは、

 

 

 

 

 

 

 

ミラノのピザってこんな風に分厚いのだそうで、大きさにびっくりです。底はカリカリ、パン生地はふっくらでおいしかったですよ。できたばかりのフードコートで、キャンペーン価格、ドリンクと合わせて500円ってお買い得過ぎ!

 

 

 

 

 

 

写真展では、オードリーの出演映画のBGMが流れていて、色々な映画を見返したくなりました。特に「シャレード」と「暗くなるまで待って」。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「シャレード」はサスペンスですが、ユーモアもあって、オードリーのコメディエンヌぶりが見られます。「暗くなるまで待って」は、オードリー演じる盲目の主婦が犯罪に巻き込まれるサスペンス。ハラハラドキドキ、「お隣の女の子、頑張って~」と応援したくなる作品。

 

 

最後に、オードリーと言えば「ローマの休日」。「ローマの休日」と言えば、アン王女の有名なセリフ。ローマでの大冒険の一日の後の記者会見で印象に残った都市を聞かれた王女。「どの都市も素晴らしく比べようがない」というお決まりのセリフを言いかけますが・・・。

 

 

 

Rome.  By all means, Rome.

 

ローマです。何といってもローマです。

 

 

 

by all means・・・何としても

                      (依頼などに)もちろん、どうぞ

 

 

何か承諾するときに、Sure.やGo ahead. などと同じ意味で使えます。少していねいな言い方でしょうか。

 

 

 

最後の記者会見の場面、グレゴリー・ペックと見つめ合うオードリーはとても素敵ですね。そして切ない。英王室のヘンリー王子の婚約を見ると、今の世なら、この二人は結ばれたかもしれない…なんて考えちゃいましたが、映画のエンディングとしては、あれが正解なのかな。

 

 

 

 

 

 

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