現在、マイクロソフト認定資格でメジャーとなっているものとして、『Microsoft Office Specialist(MOS)』と、『Microsoft Certified Application Specialist(MCAS)』の二つがあります。
この二つの違いは簡単にいうと、
『Microsoft Office Specialist(MOS)』・・・Microsoft Office2003年版
『Microsoft Certified Application Specialist(MCAS)』・・・Microsoft Office2007年版
となります。

この資格試験を受験しようとする人の目的は、「就職(転職)時、有利となるように資格を取得したい」者と、「資格取得そのものよりも使いこなせるようになるためのステップとして取得を目指す」者とに大きく分かれると思います。
ただ、この資格が就職時に有利となるのは、一部の事務職等に限られると思います。難易度も低いですし認定機関も完全に民間ですので。

私の場合も後者で、資格そのものの取得を目指したというよりも、資格取得を目指すことにより習得しようとしたという感じです。
もちろん、Officeにおいては独学にて習得される方が大半だと思いますし、独学で充分だと思います。しかし、よっぽど必要に迫られていなければ、独学は続かないのではないでしょうか?私の場合はそういう”甘え”から、スクーリングを選びました。


もし、この資格取得そのものを目指している方がいらっしゃれば以下の習得方法を参考にしてみては、いかがでしょうか?
1、費用「高め」プラン
・取得できるなら費用は惜しまないという方には、やはりスクーリングがおすすめです。
私が通っている「マルチメディアスクール WAVE 」というところは、フリータイム制で開校時間が22時(土日祝は18時)までと遅くまでやっていることと、無料再受講制度がポイントで決めました。
また、スクールに通うメリットとしては、実用でわからないことがあった時に教えて貰えるというのがあります。例えば、年賀状を作成する時の方法とか、その他仕事で何かを作りたいときにもそのことを教えてもらうことができます。

2、費用「安め」プラン
・費用を抑えて、資格取得だけ目指したいという方には、このテキストがおすすめです。
 
Microsoft Office Specialist問題集Microsoft Office Word 2003 (よくわかるマスター)/富士通オフィス機器株式会社
¥2,100
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よくわかるマスター Microsoft Office Specialist問題集 Microsoft Office Excel 2003(FPT0438) (よくわかるマスター)/富士通エフオーエム
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というのも、スクールに通っていても試験対策の一環としてこのテキストに付属されているCD-ROMに収録された模擬試験を使用します。実際の主題内容もかなり似ているので、このテキストの全模擬試験で9割以上の点数を取れるようなれば、合格はほぼ間違いないでしょう。

以上はあくまでも、純粋に「資格取得」だけに照準を絞ったことで、資格取得よりも理解を深めたいという場合には、実践が一番のテキスト(問題集)となることに間違いないでしょう。
試験合格=完全習得とは決してならないことだけは、覚えておいていただきたいです。
ただし、資格取得がひとつの習得方法となることに間違いはありません。

ちなみに私の場合は、資格取得パック のような講座を受講したわけですが、全受講料は約30万円でした(このうち4割は訓練給付金 (現在は2割まで)で還付済み)。実際の持ち出しは、約16万円+受験料+交通費ですが、これを高いと思うか安いと思えるかは、今後の活用次第となりそうです。