100人に4人の確立で存在する、良心皆無の人たち。
後半には、その人たちを見分けるにはどうしたらよいかが書かれていた。


同情心とは、本来は相手が不幸な目に遭った時に持つものだ。
しかし、サイコパスは、自分が反社会的行動や、
非難を受けるような酷い言動の後に同情心をあおってくる。

人は、平気で悪事を働く相手をかばったり大目に見たりしてはいけないと
分かっていながらも、哀れに打ちひしがれた様子を見せられると
つい許してしまう。かわいそうだと思ってしまうのだ。


例えば、妻に暴力を振るう夫の場合。
妻に暴力を振るった後にキッチンテーブルの前に座り、両手で頭を抱えて
俺は自分が抑えられない、情けないダメなやつだとうめく。
すると妻は心の中で「許さなければ」と思いはじめる。


悪事を働いたりひどく不適切な行動をする相手が、くり返しあなたの同情を
買おうとしたら、警戒を要する。(抜粋)




うーん、そういえばうちモラも何でも周りのせいにして「自分は被害者だ」と
言っていたなぁ。
裁判所でも、「大事な子どもを取り上げられた哀れな父親」
の演技でまで流していたし。ドクロ


それから、もう1つの特徴は、自分の成功のためなら罪悪感のかけらもなしに
どんなことでもやってのけてしまうこと。

頼りになる私の弁護士M先生がこんな感じのことを言っていた。
「モラハラ加害者は、社会的に成功する人が結構いるんですよ。
ホリエモンみたいな、ベンチャー企業の社長なんかに多いですね。
必要ないと思ったらバッサリ切り捨てるっていう、なかなか出来ない事が
彼らにはできてしまうんです。」


サイコパスは、何か自分が利益を受けるような理由で結婚することはあっても、
愛情を持って結婚することはない。
本気で誰かを愛する事はできないのだ。
でも、振りだけはうまい。それは外国語の習得と同じ感覚でやってのける。
そして私はそれにまんまと騙されたってわけ。叫び

結局のところ、私達の社会にはサイコパス=良心を持たない人 が
ゴロゴロいるのだから、避けようと思って避けるのは限界がある。

そこで、この本に載っていた
「良心のない人に対処する13のルール」を
自分に分かりやすい言葉で記しておこうと思う。


1. 世の中には文字通り良心のない人たちがいると
   肝に銘じておくこと。

2. 自分の直感と相手の肩書き・・・教育者、医師、指導者、親 etc.が伝える
   ものとのあいだで判断が分かれたら、
   自分の直感に従うこと。

3. 新しくつきあいがはじまったときは、相手の言葉・約束・責任について
   「仏の顔も三度まで(笑)」を当てはめてみる。

   一回だけなら嘘も約束を破る事も責任逃れをすることも
    誤解ということもあるかもしれないが、三回はないってこと。


4. 権威を疑うこと
   いかにも偉そうに見える相手には盲目的に従ってしまう傾向が
    私達にはあることを思い出そう。


5. 調子のいい言葉を疑うこと。
   褒め言葉は、コミュニケーションの伝達としてはすばらしいが、
    お世辞や美辞麗句は、操るためのものかもしれないから疑ったほうがいい。


6. 恐怖心と尊敬とを取り違えないこと
   相手が恐ければ恐いほど尊敬に値する人物だと思い込むことがある。


7. 同じ土俵にあがらないこと。
   人の心をあおるのは彼らの手口だ。挑発に乗って競争しようとか出し抜こうとか
   からかってやろうとか考えないほうがいい。


8. 彼らから身を守る最大の方法は、相手を避けて
  いかなる種類の連絡も絶つこと。

   サイコパスだと分かった時点で唯一効果的な対処法は彼らを自分の世界から
    完全に閉め出すことだ。


9. 人に同情しやすい自分の性格に、疑問を持つ事。
   同情はとても大事だが、その感情は本当に苦しんでいる、罪のない人に使おう。
   周りの人をたえず傷つけておきながら同情を買おうと
   大げさに働きかける相手はサイコパスである可能性大だ。


10.治らないものを、治そうなんて無駄なことはしないこと。
   いかに善意からであっても、私達は人の行動や性格を
    変えさせることはできない。
    それは私達の責任じゃない。私達が責任を取るのは自分自身の人生のみだ。


11.同情からでも、他のどんな理由でも、サイコパスが素顔を隠す手伝いは
   絶対にしないこと。

12.自分の心を守ること。

   サイコパスに、人間は無力だと言われても、信じちゃいけない。
   人間の大半は良心を持っているし、愛する事ができる。


13.しあわせに生きること
   それが最高の報復になる!