仲間のご主人が旅立ちました…。
スキルス性胃ガンの
怖さを改めて実感し、腹立たしい気持ちも
沸々と…
また先日の報道特集では
『がん情報と正しく向き合う』という特集をやっていました。
確かに
『がん』と告知を受けてから、絶望の淵に立ち、情報を集めようと、とにかく調べまくりました。
溢れるネットからの情報。
どれか正しいものか、見極めるのは難しい。
『これでがんが消えた』なんてあると、お金さえあればすがりたくもなる。
そういうことの情報などから『正しく向き合う…』ことを教えてくれるのかと思ってたけど、若干私の思いとは違う…特集でした。
黒木奈々さんが実は『スキルス性胃ガン』でしたと…。その流れで、
『胃ガンは98％ピロリ菌が原因。ピロリ菌さえ除去出来れば…胃ガンはなくなる可能性もある…』ってさ。
スキルス性胃ガンはまだ原因など、明らかにされていない部分が多いのに、
この流れで放送されると、スキルス性胃ガンもピロリ菌除去さえすれば…ってとられかねない…。
そうなの
黒木奈々さんのこと、使いたかっただけなんじゃないの
ひねくれものの…
曲がった考えの私は…
どうも
この流れでの放送の仕方に腹立たしい思いで見てました。
『正しい情報と…』ってうたっておきながら、本当にそうかしら…と
イマイチ…何が言いたかったのか、
わからなかった。
それに、ピロリ菌感染胃炎を除去すれば…
胃ガンで亡くなるのは不必要な死だって最後に言うんだもん。
胃ガンで家族を無くしたものとしては、
なんとも言えない気持ちになるのさ…
そーゆー、意味じゃないことは
分かってる…
そーゆー可能性も出てくる…って
言いたいんだってわかってる…
でもね。
まだまだ可能性の話なのに…。
不必要な…って…。
なんか複雑…
なんだよ。胃ガンで大切な人を亡くしたものとして…。
ごめんなさい。
気分を悪くされても、
私の愚痴なんで、
批判などのコメントご遠慮願います。
報道のかたも
お医者さんも
結局、明日は我が身、
自分の家族に起こりうることだと思って
向き合ってくれないと。
昨日…
ご主人を亡くされた仲間もそう…。
抗がん剤治療が終わって
積極的な治療は出来なかった。
望んでも、もうないと。
緩和ケアへの移行も…違う病院になり、
ここ数ヵ月、痛みやお腹の調子の悪さに
苦しんでた
それでも頑張って仕事にも行ってた…
とうとうどうしようもなくなり、
病院に行っても
痛み止めか下剤の処方だけ。
話を聞いてた私たち仲間ですら
『腸閉塞』を心配してた
何回も何回も…
不調を訴えて、病院に行ったのに…。
結局救急外来で、違う先生に
腸が破裂しそうな状態であるとようやく発見してもらい、そして緊急手術。
その翌日の急変。
そして昨日…。
正直…憤りしかありません。
ご主人様、あんなに頑張ってたのに。
この話にはまだ他にも腹立つことがありますが
とにかく、
医者が患者さんと向き合ってなかったこと
抗がん剤治療終わったら…何
もうすることないと
あんなにお腹の不調を訴えたのに、
何を見ていた
家族も本人も…
覚悟はしてんねん。
でもね、とにかく
痛みや苦痛取って欲しいねん。
治してほしい…なんて言ってないやん。
苦しんでる人見るの馴れたん
がんってそうなるの…
当たり前のことなん
違うでしょ。
向き合ってよ!!
病気じゃなくてさ、
患者と。
人と。
今後
家族は…
私たちの仲間は…
もっと強く訴えていたら…とか
手術してよかったのだろうか…
究極の選択で、手術しかなかったのに。
ずっと消えない
後悔を背負うことになるんだよ。
がん治療
最近では緩和ケアも、抗がん剤治療と同時進行で…って言われてきてるのに。
まだまだこんなお医者さんがいることが
本当に腹立たしい出来事で、
この、思いをぶちまけるところがなくて
ついつい書いてしまった…。
がん患者家族の
思いとして…
言わずにはいれなかった。
ご主人様、お疲れ様でした。
どうか安らかにお眠りください。
あなたの奥さまを私たちが
少しでも支えになるように、
心に寄り添えるように、
進んでいきますので
安心してください。
そしていつまでも奥さま、ご家族の近くでお見守りくださいね。