<正確性を期すためにちょっと手直ししようと思っていたら、アップし忘れていた。先月の話です・・・(苦笑)>
ヒトの細胞は60兆。
免疫に係る細胞は1兆と言われている。
約1kgくらいあるらしい。
予想をはるかに超えていた・・・
そんなにあるんだったら、もっとがんばれよっ オレの免疫細胞(笑)
がん細胞は、一日あたり正常でも5000個程度は発生している。
免疫系がうまく働いていれば、異常な増殖を来たすことなく、諸機能を犯すことなく、機能のバランスを保っている。
がんは、このバランスが崩れてしまうことが発症の一因になっている。
バランスが不均衡になってしまった免疫。
なんとかそれを賦活したいところだが・・・・
抗がん剤の補助、そして可能であれば休薬まで持っていきたいところなんだが・・・・
免疫は、よく知られているとおり、加齢に伴い低下する。
(こちら、元図は「免疫の意味論」を記した多田富雄先生による)
40-50歳になると、20歳の半分程度・・・・
個人差はあるだろうが、元々高い人も年をとればそれなりに低下(20代のままではいれらない)。
がんサバイバーはたぶんそのまた下の方(赤い線)・・・
多田先生の図にがんサバイバーのそれ(仮想)を加筆
20代の免疫が欲しいところだが、それはちょっと無理だろう。
ピンクの正常なプロセスに戻せるかどうかもわからないところだ。
”免疫が高められる”という幾つかの方法は、”高められる”とは言いつつも、どれほど? どれくらい?については全く示されていない。
上向きという方向だけだ・・・。
何をどれくらいやったら、何%とか何倍増えるとか、はっきりさせたいところだ。
はっきりせんかなー?
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そんなことを考えているところに、グットタイミングで免疫を上げる有力な方法が紹介された講演をたまたま聞いた。
その方(基礎生物学者)で動物研究を基にしたお話しだったが、この先数年は、生活習慣病や老化予防やがんなどの領域で、これがトピックスになるだろうということだった。
キーワードは、
Metabolic Shift メタボリック シフト
免疫を変えることをドライブするのは、
運動 と 栄養
の二つ、と強調されていた。
ミトコンドリアの回復・増加: 変化までの期間=一日~数日
・良い方法として紹介されたのが、がんサバイバーにはちょっと当てはめるのは疑問な、プチ断食。講演後、これについて検索すると、日医大の太田教授ものがヒットするが、断食だけでなく石とか水とかかなり怪しい印象(根拠乏しい)。評価保留。
栄養の改善 :変化までの期間=週単位
・これは個人のコンディションで様々なパターンがある。ただし、共通していることは、いろいろなものをバランスよく!
運動の効果 :変化までの期間=月単位
・有酸素運動と筋力トレーニングをバランスよく実施。
上記の三つは、抗酸化、抗炎症作用を通じて、あるいは免疫細胞の増加や働きを補助して、免疫力をアップさせるものだ。
もっと詳細な方法をご教示いただきたいところだったが、残念ながら、それ以上の情報はナシ・・・ (^^;;
講演から戻って、
Pubmed(全米国立生物 科学情報センター検索システム)で Metablic Shiftを入れて検索してみた・・・・
430編の論文がヒット(5年間)
確かにトレンドっぽい。
キーになる信頼できるものを見つけたら紹介したいと思います・・・
しかし多い(苦笑)
<後で加筆修正の可能性大>