っという間に2月が終わり、今日から3月。

去年の11月には、考えらない身体状況で3月を迎えている。

 

「最悪を想定して治療プログラムを考えましょう」

再発(大腸由来)が確定し、検査病院から元の病院を受診したときの主治医(腫瘍内科)の言である。

 

11月に入り、一日一日、肺の病状が悪くなることが自覚でき、咳はとぎれず、痰は切れにくく、それが出たと思ったら血痰が出たり、そのあまりもひどい悪化に驚き(Sp02は93-4%で、それほど悪くはないが低下傾向でした)、主治医の説明には納得するしかなかった。

 

病状が進行しても、仮に抗がん剤治療が奏功しても結局は副作用のために、新年度の仕事は???の状態。このため、4月からの休職?間引き運転?を想定して、職務の調整を済ませた(今は、あれ?元気じゃない?と少しキマズイ・・ 笑)。

 

FOLFIRI+ベバシズマブ(アバスチン)を1回行っただけで、咳が減り、2回目の終了後には、ほとんど症状が無くなった。SpO2は99%だ。抗がん剤に対する感受性がすこぶるよい。

そして現在は全く無症状。愁訴は抗がん剤の副作用のみ・・・ (^^;;

CT上(造影剤CT)は、完全ではないが明らかに治療前後は異なる。

(左が11月:抗がん剤治療前、右が1月:治療4回3W後)

 

抗がん剤は効いている。少なくとも今は。

 

QOLを落とすだけでただだが半年を延命するだけ、抗がん剤は効かないし、打つだけ無駄。

例の一派の常套句である。

 

果たしてそうだろうか?

小生の場合、抗がん剤治療を選択しなかった場合は、おそらく年明けには呼吸機能が増悪し、呼吸不全になっていただろう。QOLもへったくれもない。

 

仮に、6カ月程度の延命だったとしても、この2か月は落ち着いて生活や仕事の整理・準備をする時間的余裕を得ている。年度を締める仕事もできている。確かに副作用でいろいろな困難はあるにせよ、この時間は貴重だ。

 

抗がん剤は効く!

(こともある、効かないわけではない?くらいにしておきますか・・・)

ただし、一例の、時間的には限られた中ではありますが・・・

こういう事例があることを知って欲しい。

 

抗がん剤治療を逡巡している方へ。

身体状況が良い(体力がある)場合には、有力な選択肢の一つとして、

抗がん剤治療を勧めます(現役世代の場合)。