手術後、自室に戻ってからの半日くらい続いた全身の過緊張はひどかった。
力を抜こうとしても、意志とは関係なく力んでしまう。
ただただ力が入ってしまうのだ。
 
その原因の一つが、菊の門の違和感。
何かが挟まっている、というより、刺さっている!
 
それは、
 
直径2cmくらいの水道ホース!?
(にしか感じられない。)
↓こういうやつ
 
ドレーン、か??
ん? なぜ、尻に?? 
 
消化管を切った場合、消化物などが腹腔内にわずかに漏れたりするので、それらや膿を出すためにドレーンを設置する。
だが、それは腹腔内と外が繋がってなければならないはずだ・・・・
なぜ、腸(肛門)に? 
(それじゃ腹腔の膿は出てこない。直腸を切って縫合したが、汚い液はどこへいくのだ??)
?????????
 
看護師さんに聞いてみました。
N:「はい、おっしゃる通り10mm、長さ80mmほどの管が入ってます。外には10mmほど出ていると思います」(直径と長さは、大体こんなもんだったと・・・)
(そんなに長いのかっ!)
 
小生:「おなかの汚れた液を出すためではないのは想像つきますが、何のために入れてあるのですか?
N:「術後合併症で最も避けたいのが、ラプチャーです。低位切除のため、肛門に近いほうの圧力を出来るだけ除くために挿入されています」
(へ~)
 
小生:「汚い液は溜まりませんか?」
N:「膿? 多量じゃない限り、自然に吸収されます」
(へ~、おれの身体すごい)
 
小生:「ガスを出すために息んだら(管が)飛び出てきませんか?」
N:「肛門に縫い付けてありますので大丈夫です。」
(えっ・・・・縫ってるって、なにが大丈夫じゃい・・・)
 
疑問は全て解消しました。